カムイエクウチカウシ山報告-その2 (M森)

50歳で取得できるリフレッシュ休暇を利用して、子供たちの夏休みに合わせ、13日間の休み(私以外は9日間の行程)を取り、北海道旅行を行った。フェリー移動を除くと、実質9日間であったが、この間に7/23芦別岳、7/26利尻山、7/29~31カムイエクウチカウシ山(7/30登頂)、三つの山を何れも天候に恵まれて登ることが出来た。特に、家族五人で登頂できた利尻山と、I江さんと初めて足を踏み入れた日高のカムイエクウチカウシ山は印象深いものであった。

 カムイエクウチカウシ山については、すでにI江さんが報告を出しているので、このルートや、北海道の夏山を初めて目指す方向けに参考になりそうな点を追加報告する。

・熊対策

 各自クマ避けスプレーを腰に付けて携行した。ザックには鈴をつけた。行動中は大声を出す+ホイッスルを鳴らした。I江さんによれば「ホイ、ホイ、ホーツ」といった掛け声が良く通るとのことだった。ただ、出合った他の登山者は声を出したり、笛を吹いたり、ほとんどしていなかったようだ。

・アプローチ

 雪崩による橋の損傷で札内ダムから先が通行止めとなっていたが、欄干が曲がっている程度で車両の通行に支障があるようには見えなかった。下山時には足場が組まれており、間もなく復旧工事に入る様である。 林道は七ノ沢出会いまで伸びていて、マウンテンバイクが置いてあった。我々は札内村の指定通り、車はピョウタン池園地に置いた。

・靴

 林道終点の七ノ沢出合で沢靴を履き、山頂往復、帰路は札内ヒュッテまでそのままで通した。 雪渓の下りでは登山靴より滑りやすそうだったが、特に問題はなかった。軽量化を考えれば登山靴無でも行けそうだ。

・雪渓

 三俣付近からの雪渓は想定外だった。事前に見たガイドブックには雪渓についての記載はなかったようだ。巻き道は見当たらず、主に左岸に近い側を歩いたが、枝沢の合流部はデブリが厚い個所を見極めて渡る必要がある。傾斜は緩いが、雪渓が切れている個所に沿って沢靴で下る際は緊張した。

・エキノコックス対策

 I江さんがMSR製の浄水器を持参した。片手に載るくらいの大きさで、手動式のポンプでフィルターに圧送するタイプ。1Lを3分間程度だろうか。水を作るのは大した手間ではないので、北海道では使用した方が良いと思う。自宅でも震災の断水時など使えそうだ。

(水量の多い本流なら、そのまま飲んでも汚染されている可能性は非常に低いとは思うが、感染した場合は潜伏期間が長く、治療も容易ではないようだ。)

・ダニ

 マダニに刺されるとライム病に感染する恐れがあるとのこと。食いつかれたばあいに、つぶさない様に、顎を残さないように除去することが必要なようだ。I江さんは北欧製のダニ除去専用のピンセットを持参していた。先端がとがったトゲぬきのような構造。キャンプ地では虫よけスプレーを足首や首筋にスプレーした。

・キャンプ地

 食料や使用済の食器は袋に入れて、木の枝に吊るした。ヒグマは防げないかもしれないが、キツネの被害などは防げると思われる。

 

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