北の国から”シロクマのtokidoki通信”No.03 【カムイエクウチカウシ山】

【山行形態】 夏山(一部沢登りを含む)

【日  時】 2012年7月29日(日)~7月31日(火)
【場  所】 北海道日高山系 カムイエクウチカウシ山 
【メンバー】 M森L、I江
【天  候】 晴(一部ガス)

【概 要】

 七月に北海道に住むこととなってから、三回目の山行は、M森さんの計画に急遽便乗してカムイエクウチカウシ山へ行くこととなった。 M森さんは、芦別岳、利尻岳からの転戦となる。

 今回の三日間は、私にとっては”初日高”であり、また、久しぶりの沢を含む山行であったことから、新鮮かつ思い出深いものとなった。(以下詳細は、”続きを読む”をクリック)

 今回のカムイエクウチカウシ山へのアプローチは通常使える車道部分の約9キロ区間が雪崩等による道路破損のため車両の通行ができず、追加的に歩くこととなる。前夜、M森さんと札幌で合流し我が家で仮眠、7月29日午前4時過ぎに出発し、今回の起点となる中札内のビョウタンの滝のある札内川園地へ。初日はこの園地を8時45分出発、七ノ沢まで車道・林道を約16キロ超、3時間30分歩き、そのあと沢を遡行し、14時40分に八ノ沢出会に到着。林の中の気持ちの良いサイトにツェルトを張った。他にも数組がキャンプ泊していた。

 二日目は(7/30)は3時半起床、4時50出発でカムイエクウチカウシ山へ向かう。三股付近は残雪が多く慎重にルートを選びつ雪渓上を進む。その後はカールまでの急斜面にかかる滝を巻き道を使い登っていく、源流部は沢をつめカール底に到着。少しガスのかかるカムイエクをめざしカールを進むが、ここで、フレッシュなヒグマの糞を発見。鈴、笛、声など音をだしこれまでも注意していたが、さらに気が引き締まる。カール内のお花畑を抜け、稜線へ。稜線はかなり急峻。ハイマツ等があり直接の怖さはないがカール側を覗くと足元は切れ落ちている。何度か小さなピークを経て頂上直下のお花畑へ突然飛び出す。ここのお花畑は赤・白・黄・紫と色とりどりで密度も濃く感激。ゆっくり写真を撮りながら頂上へ。風が強く西側からガスがわき時々頂上を隠すが、少し待てば周辺の山々が見えてくる。雲でガスで全体見えないため山の名前までは確認できなかったが、日高の山脈の雄大さは感じることができた。山頂ではしばらく時間を過ごし帰路に就く。ふたたびカールを経由し沢に入る。少し降り口を間違え登り返し、20分ほどロスをしたが、登りは沢芯を登った源流部も横に巻き道があり、スムーズに降りることができた。三俣の雪渓部も慎重に下り、15時20分に八ノ沢出会まで戻ることができた。八ノ沢出会から山頂往復には結局10時間20分程かかった。当初の予定はここまでであったが、頑張って少なくとも七ノ沢出会の林道までは出ようということで、再度出発。最終的には、七つ沢出会を超え、月夜の道を歩き、19時50分札内ヒュッテに到着。総行動時間15時間であった。札内ヒュッテは小さいがはきれいな山小屋で快適に過ごすことができた。 (水がないので注意。私たちは七つ沢の出会から、かついで行った。なお、今回は、エキノコックス対策のため、煮炊き以外の水は、持参した浄水器を使用した。)

 三日目(7/31)は、あとは車道を8キロ弱歩くだけ。涼しいうちに歩くこととし、6時前に出発、約1時間半、7時25分、ビョウタンの滝のある札内川園地に無事到着し今回の山行を終了した。

 M森さんの企画のおかげで、北海道上陸後一月以内に、前から行きたいと思って果たせないでいた”日高”の地に足を踏み入れることができた。ヒグマのエリアであり一人では心細いところ、ありがたかった。沢あり、長時間行動ありで、内容的にも充実しており印象に残る山行となった。M森さん 同行させていただきありがとうございました。

 また、留守本部を引き受けてくださったたT内さんありがとうございました。(I江)  【コースタイム】   

(7/29)

ピョウタンの滝(札内川園地)8:45→札内ダム→10:55車道終点→12:15七ノ沢出会12:35→→14:40八ノ沢出会

 (7/30)

八ノ沢出会4:50→8:30八ノ沢カール8:50→10:25カムイエクウチカウシ山10:50→11:55八ノ沢カール12:05→15:20八ノ沢出会16:10→17:50七ノ沢出会18:10→19:50札内ヒュッテ

 (7/31)

札内ヒュッテ5:55→6:45札内ダム→7:25ピョウタンの滝(札内川園地)

※ 「北の国から”シロクマのtokidoki通信”」は、2012年7月に北海道に住むこととなったⅠ江が、会の皆さんに忘れられないよう北海道の山やスキー、自然の情報を不定期に発信しすることを目的に、”季節時々(tokidoki)の北海道の情報”を、”ときどき(tokidoki)”、載せていく”予定”のこのブログ上のバャーチャル(仮想)の通信です。 (2012年7月16日創刊)

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