日時 8月7日ー11日
メンバー H野、Y倉
内容
8月7日(曇り)
白沢登山口にP。10時、餓鬼への長い登りにかかる。1800m付近ガレ場斜面に青いザックを発見、オヤ?とその先を見ると急斜面に足を上に頭から血を流した登山者が。足を下にしてやり呼吸、脈を診るが反応なし。急斜面で動かすとずり落ちそうなので人工呼吸を施すのは難しい。幸い携帯が通じたので110番でヘリ要請。小1時間後ヘリ到着。遭難者を吊り上げて大町方向へ飛び去る。1時間半ほど費やし、餓鬼岳CS着18時。餓鬼小屋で死亡を知る。合掌。
10:00白沢登山口 13:30-15:00遭難者対応 18:00餓鬼小屋CS
8月8日(晴れ)
大天井までの長丁場なのに県警からの事情聴取電話で出発が遅れる。幸い快晴なので槍穂を眺めながら快適な稜線漫歩を満喫。燕岳の風化花崗岩の照り返しに目をやられ、涙が出る。この稜線のコマクサは見事。大天井手前で東側の谷を埋めたガスに目をやるとなんと見事なブロッケンが!夢中で写真を撮る。
6:50出発 14:00燕岳 17:45大天井、大天荘CS
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8月9日(晴れ)
ほんとに3年ぶりの快晴夏山だ。常念岳の登り下りはなかなかの手応え。槍穂は今日もご機嫌が良い。鼻歌交じりで蝶ヶ岳CS到着。日差しを浴びながら酒盛りで午後を過ごす。
6:10出発ー8:20-35常念小屋ー10:05~10:15常念岳ー13:50蝶槍ー14:40蝶ヶ岳
8月10日(晴れ)
今日は徳本峠までの半日コースだ。大滝山を越えて徳本峠に下る道は静かでほとんど登山者を見かけない。途中大滝山荘の小屋番が登山道の草刈りをしているのに出会う。小屋は開いているのでゆっくりやすんで下さいとのこと。のんびりしたものだ。大滝山を過ぎると間もなく亜高山の針葉樹林帯に入り、時々思わぬ登りに出くわすが昼過ぎに徳本峠に着く。峠からの眺めはこれまでの大パノラマに比べ額縁に収まった穂高連峰といったところだ。霞沢岳方面への散策などで時間を過ごす。そろそろ天気の変わり目なのか夕方には
穂高は雲に隠れた。
6:35出発ー8:00~8:15大滝山荘ー12:45徳本峠CS
8月11日(曇り、時々晴れ)
峠からひとしきり大きく下り、島々谷に下りれば後は平坦な沢沿いの道だ。岩魚止め小屋で竿を出して見るが当たりなし。小屋の壁に「釣りの人は泊まれない」とか書いてあるのを見ると釣れるはず、と少し粘ったがあきらめる。概ね整備された道だがところどころ崩壊して橋が壊れている。ぼつぼつ登山者に出くわす。かつて上高地への入山路として栄えた道を歴史を感じながら歩く。昼前に島々宿到着、5日間の縦走を締めくくる。
5:15出発ー7:00岩魚止め小屋ー9:00二俣ー10:40島々宿
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