2009年

12月

27日

大雪山旭岳登頂と旭岳ロープウェイスキー場(CL Te田)

12月26日(土)

Sさんと早朝の飛行機で旭川へ。二人とも2002年の愛山渓以来の大雪山。

旭川はマイナス15度とこの冬一番の冷え込みだそう。空港から大雪山が良く見える。これならば楽勝で登れそうなどと思うが低気圧が接近しているとの予報である。

レンタカーを借りて旭岳温泉の白樺荘に約2時間で到着。青空が見えるので登頂の準備をして、さっそく旭岳ロープウェイスキー場に向かう。宿から歩いて10分。

腹ごしらえをしているうちに、天気はどんどん悪化し、ちらちら雪も降り始めたので、本日はスキー場でパウダーハントとする。ここは普通のスキー場と異なり、コース外で滑ることが(原則禁止となっているものの)暗黙の了解事項となっているようで、ヘルメットにスーパーファットスキーで装備した面々ばかりのコアなスキー場である。ロープウェイ1本のみで、コースを仕切るロープなどもほとんどない。

1本目は、左手Bコース側の斜面を探る。遅い時間なのに、手つかずの斜面も残っており、深雪を楽しむ。気温が低いので極上の雪質である。新調の板の初滑りであるが、浮力を感じて楽しい1本である。コースに合流すると下部は斜度が落ちる。おとなしく下までコースを行くのが正解であったが、ロープウェイ下ならよいかと突っ込んで見ると、傾斜がない。どころか登り!しばりラッセルするが埒があかずシールを装着して脱出....。無駄に体力を使ってしまった。

2本目は右手にAコース側にハイクアップし、Bコース側に落ちる斜面とする。こちらも深い極上の雪。なにせスキーヤー密度が低いのでノ―トラック斜面も多くあり楽しめる。こちらの方が急斜面の距離が長く取れ、下部疎林帯もまた良い。

f:id:teradaya:20091227094655j:image スキー場とは思えない...

しばし、遊んでから引き上げる。かけ流しの温泉につかり、温かい部屋でのんびりと過ごす。

温かい夕食を食べてビールと酒がまわり、疲れと相まってSさんはすぐに寝てしまった。自分もうつらうつら。

ニュースは札幌で大雪にて飛行機が飛べずに混乱とのニュースを繰り返していたが、ここ旭岳は雪はちらほら。

12月27日(日)

結局積雪は3センチくらい。天気は回復との予報で大陸高気圧の張り出しはほとんどなく、明日来る次の低気圧の前に今日は小さな高気圧に覆われるらしい。

ということで、本日山頂を目指すことにする。

朝は結構降っていてたが、ロープウェイで山頂駅(姿見駅)に上がることには青空がもどり、ダイヤモンドダストが美しい。

せっかくなので、Aコース側を1本、新雪を食って楽しいひと時。

下駅でシールをつけて準備を整え、再度ロープウェイで登り登山届を出して10:40にスタート。

f:id:teradaya:20091227094342j:image いざ旭岳に出発

雪に埋まった姿見の池から避難小屋(旭岳石室)を経て、地獄谷右手の夏道の尾根に取りつく。小屋に泊まった人がいるようでアイゼンの跡があるが、風に消されつつある。地獄谷の噴出口からはしきりに硫黄交じりの水蒸気があがってくる。雪は少な目で結構石がでている。1850mあたりでウインドクラストとなり、アイゼンに変えることとした。残念ながら滑りは楽しめそうもない。地獄谷上部は吹きだまった雪が魅力的であるが、初見参なので無理はしない。目印の岩を確認し、スキーをデポするが固くて刺さらないので裏返して埋めておく。念のためGPSでマーク(これに後から救われることとなった。下図の旗マーク)。

風は強いが天気はよく、徐々に眼下に雲海が広がり、トムラウシなど東大雪方面、富良野岳方面など雲の上に顔を出している。雲が北西から南東に吹き飛び太陽はうっすらと雲の中にある。

山が大きいので登れどもなかなか近づかない感じがするが、一歩一歩高度を稼いでいく。基本的に地獄谷側沿いにリッジに寄りすぎないようにルート取りする。2200mあたりで金庫岩という大岩を右から巻くと、先行者が降りてくるのにであう。ご夫婦であろうか。挨拶をして最後のひと登りで山頂ドームのてっぺんに登りついた。厳冬期の北海道最高地点からの大展望に満足。

f:id:teradaya:20091227124800j:image山頂にてSさん

f:id:teradaya:20091227124900j:image愛山渓方面の連山

f:id:teradaya:20091227125000j:image山頂からのぞく地獄谷(いつか滑れる!)

永田岳、愛山渓方面も見渡せる。春なら延々と尾根をたどっていきたいところ。地獄谷の滑降もしてみたいが、下部はどこから戻ればよいのかしらん。

とても寒いので長居はせずにスキーデポ地まで一気に下るが、板がない!? GPSも使って発見したが、風で飛ばされた雪にほとんど埋められていた。反省。

f:id:teradaya:20091227130706j:image 雲の下へ向かって下山開始

f:id:teradaya:20091227133300j:image 埋もれたスキーデポ(危ない危ない)

待望の滑降といいたいところだが、雪が浅くガリガリと岩の音...(涙)。なるべく左側の斜面に迂回し、避難小屋からは左向きに進路を取って、ロープウェイ山頂駅から滑降コースに向かうトレースに合流(14:00)。

Aコースを左から大きく迂回して楽しむルートを1本こなし(へろへろであったが)、ロープウェイ下駅に帰還。

12月28日(月)

二つ玉低気圧接近で大荒れの天気となるとの予報。

朝からロープウェイは強風で運休とのことであったので、予定を切り上げ、家族にお土産にロイズのチョコを買って帰京した。

(コースタイム)

 ロープウェイトップ(1600m) 10:40

 スキーデポ地点(1950m) 11:20-11:30

 山頂(2290m) 12:45-12:55

 スキーデポ地点(1850m) 13:30-13:45

 ロープウェイトップ 14:00

(延べ投稿距離

(装備)私 K2クンバ、TLTスピード、ディナフィットAERO

    Sさん シュガーダディ、ディアミールFR、ガルモント

(GPSデータ)

f:id:teradaya:20091229090235j:image

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