北の国から”シロクマのtokidoki通信”No.20【ニトヌプリ・目国内】

広い斜面から、目国内岳山頂を目指す。
広い斜面から、目国内岳山頂を目指す。

【山行形態】 山スキー

【日  時】 2013年3月23日(土)~ 24(日)

【場  所】 北海道 ニセコ山系 ニトヌプリ、目国内 ・前目国内

【メンバー】 A元(会友)、I江+ 他会メンバー(道岳連傘下他会メンバーを含む) 計15名 ※Lは他会メンバー  計画書は他会にて提出

【行動概要】

 北海道山岳連盟主催で加盟山岳団体の合同山行となる「ニセコ山スキーツアー」に参加した。春のツアースキーらしいなかなか意欲的な内容で、両日とも2班に分かれ、初日23日(土)はチセヌプリ~ニトヌプリ間、二日目24日(日)は目国内岳~前目国内岳間を日帰り交差縦走する計画となった。宿泊は二日目の目国内岳ルートの起点となるひなびた新見温泉泊となる。

 初日は、あいにく風が強くチセヌプリ班はピークまで達せず戻り、当方参加のニトヌプリ班も強風の中堅い雪の斜面を登り、何とかニトヌプリ南峰(1070m)まで到達したが、チセヌプリへの縦走はあきらめ下山した。上部は堅いバーンとなっており慎重に滑り降りたが、下部の林の中は何とかまだらながら新雪もあり楽しんで滑ることが出来た。 結果、この日は残念ながら天候不良・強風のため、当初予定の交差縦走は未完に終わったが、強風にもかかわらず、ニトヌプリまで行けたことは経験となり良かった。 

 この日の宿は、新見温泉の「新見温泉ホテル」。お湯もよく、貸し切り状態でゆったりと場所を使わせてもらえ快適であった。食事の後も、盃をを傾けつつ、持ち込みのDVDで山岳スキー研究?をするなどして夜は更けていった。

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<3/23>ニトヌプリ

 二日目は、前夜の宿泊地となった新見温泉前からスキーを履いての出発となる。天気はある程度期待できることから士気は上がる。林道を暫く進み、目国内岳班、前目国内岳班に分かれそれぞれ尾根にとりつく。当方参加の目国内岳班も東向きの尾根をジグ切りどんどん高度を上げる。一段上りきると目国内岳が見えてくる。ここからは比較的平らな地形となることから、ガスったときはルートファインディングが重要となる区間だ。標高を上げるとだんだん無立木となり、目国内岳下の大斜面となる。風でしまった堅い雪となったことからクトーを付け山頂を目指す。目国内岳直下の肩に到着、山頂は岩峰となっていることから、ここにシーデポして山頂を目指す。山頂から降りると丁度、前目国内岳方向から回り込んできた、もう一一班と合流、記念の写真撮影をする。次は前目国内岳に向かうのだが、風でしまった尾根を慎重に滑り降りる。コル手前はなかなかの雪、みんな、ひと滑りを楽しむ、コルを越え前目国内岳の下の890m付近で荷物を置き、前目国内岳(980m)を往復した。

あとは、林間を滑り降りるだけ、上部こそ少し堅かったが、だんだん雪は良くなる。少し重めだか、滑りの良い雪でみんな気持ちよく滑る。林道にうまく降りるには斜め方向に進む必要があり時々止まって方向を確かめる。最後の沢を越えればあとはすぐ林道についた。林道では丁度到着していたもう一班と合流し、一滑りで新見温泉に到着。

二日目の目国内・前目国内は、天候も安定し、無事かつ快適に交差縦走を完了することが出来た。春らしい良いツアーであった。

今回の計画を道岳連担当として企画されたA元さん、良い企画をありがとうございました。 I江

 

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【行程】

<3/23(土)>曇り時々雪 ※強風

9:15チセヌプリスキー場センター(開会式)9:40 → 9:50道路終点ニトヌプリ取り付き(615m)10:10  → 10:50(865m)11:05 → 11:45ニトヌプリ頂上(南峰)直下(シーデポ) → 11:50ニトヌプリ頂上(南峰 1070m)11:55 → 12:00ニトヌプリ頂上(南峰)直下(シーデポ地点)12:15 → 12:50道路終点ニトヌプリ取り付き(615m)12:55 → 13:00チセヌプリスキー場センター → 13:20新見温泉着   ※泊まり、新見温泉ホテル

 

<3/24()> 高曇りのち晴 ※山稜部は風あり

8:15新見温泉発 → 8:45林道大曲手前(500m) → 9:40(860m)9:50 → 10:55目国内岳頂上直下肩(シーデポ地点)10:10 → 10:15目国内岳頂上(1220m) → 10:20目国内岳頂上直下肩(シーデポ地点)11:30 → 11:50前目国内下(890m)12:05 → 12:20前目国内頂上(980m)12:25 → 12:30前目国内下(890m)12:35 → 12:50林道大曲手前(500m)12:55 → 13:10新見温泉(閉会式後解散)13:25

※ 新見温泉入浴後 帰路につく。 

 

【GPSデータ】

【おまけ】

帰りの道路から見た、ニセコ山系の山々、是非また来たい。
帰りの道路から見た、ニセコ山系の山々、是非また来たい。
同じく帰路の道路から見た羊蹄山このような晴天の日に登りたいものだ。
同じく帰路の道路から見た羊蹄山このような晴天の日に登りたいものだ。

※「北の国から”シロクマのtokidoki通信”」は、2012年7月に北海道に住むこととなったⅠ江が、会の皆さんに忘れられないよう北海道の山やスキー、自然の情報を不定期に発信しすることを目的に、”季節時々(tokidoki)の北海道の情報”を、”ときどき(tokidoki)”、載せていく”予定”のこのブログ上のバャーチャル(仮想)の通信です。 (2012年7月16日創刊)

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