北の国から”シロクマのtokidoki通信”No.32【羊蹄山は秋装い】

【山行形態】 ハイキング

【日  時】 2013年10月5日(土)

【場  所】 北海道 羊蹄山 比羅夫ルート

【メンバー】 I江 (単独)  

                     ※ 計画書は他会にて提出

【天  候】 晴れ

【行動概要】 
  先週ほぼ2ケ月ぶりの登山を行い、時間はともかく何とか歩けることが分かったので、今週も羊蹄山での「リハビリ登山」兼「今月の羊蹄山」の山行を行うこととした。
9月は怪我のリハビリとして登りやすさを優先し、8月に続いて真狩ルートを選択したが、今回のルートは今年夏山時期にこれまでトレースしていない比羅夫ルートとした。
 先週の真狩ルートでは、紅葉は5合目あたりからだったが、今回の比羅夫ルートでは2合目当たりからツタウルシなどの紅葉が見られた。3合目以降はオオカメノキやナナカマドも色づいていた。1週間の時間が紅葉を進めたのか、北寄りの斜面のせいか分からないが今日のルートの紅葉は真狩ルートより確実に下がっていた。

 
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 初めて比羅夫側の夏道を登るので、合目表示を目印に黙々と登る、前回よりは少し頑張ってと思うのだか、足元もあまりよくなく、膝を気にしているとスピードが上がらない、仕方がないので紅葉などを楽しみながら、ゆっくりペースで進むこととする。4~5合目付近や、7合~8合目付近では、積雪期のイメージを重ねルートを確認しながら進んだ。9合目付近で道がいくつかに分岐する。今日の目的地は最高標高地点だが、せっかくなのでまずは比羅夫側のピークに登り上がった。所要時間は3時間55分。できれば3時間前半で登りたかったがダメだった。登りは特に膝が痛いわけではなく本来ならもう少し早く歩けると思うのだが、膝を気にしながら歩くとどうも遅くなってしまう。体と気力が安全サイドで働くようだ。

  比羅夫側のピークからはお鉢を回り、最高標高点へ向かう。11時10分に羊蹄山最高標高点(1998m)に到着。所要時間は登山口より4時間時間40分。山頂は多くの人でにぎわっていた。

山頂で少し休んだ後、またお鉢を回り比羅夫ルートの分岐まで戻る。あとは課題の下りだが、 比羅夫ルートは真狩ルートと違い直線的で、路面も岩で凸凹しているので、膝の悪い状態では気を使う。少なくともまた捻ってこれ以上悪くならないようにしたいので、ゆっくり・ゆっくりと下りる。岩が多く段差が高いこのルートは今の膝の状態には結構厳しかった。結局、比羅夫分岐より3時間27分(避難小屋往復分を除く)。総行動時間は、9時間35分。少し情けないが、 ひと月前、膝が曲がらなかったことを考えれば、まあ、しばらくはこんなもんかなーと思うところ。

 途中、比羅夫側の山頂付近でハイマツの下に白いものを見つけ何かなと思っていたのだが、山頂からの下りで木陰に雪を発見。もう、少なくとも一度は雪が来たようだ。(降りてから、倶知安町のHPを見ると前日の4日(金)が初冠雪だったようだ。)もうあと2~3週間で本格的に積り始めるだろう。  
 

 とりあえずこれで、「毎月羊蹄山山頂に登ろう計画?」の10月はクリアー。あとは、11月と12月のふた月を残すのみ。ただこれが手ごわそう。 さて、どこから登りましょう。
 最後におまけ、羊蹄山見ながら温泉に入ろうと、真狩温泉に回ったら、素晴らしい夕焼けに遭遇。感激!! 

真狩温泉から 夕日の照り返しに彩られた羊蹄山
真狩温泉から 夕日の照り返しに彩られた羊蹄山
幻想的な夕焼け
幻想的な夕焼け
比羅夫登山口入り口付近から   光のかげんで分かりにくいが中腹以上赤と黄に色づいている。
比羅夫登山口入り口付近から 光のかげんで分かりにくいが中腹以上赤と黄に色づいている。
ツタウルシの紅葉 次に冷え込めばたぶん真っ赤になるのだろう。
ツタウルシの紅葉 次に冷え込めばたぶん真っ赤になるのだろう。
別のツタウルシの紅葉 
別のツタウルシの紅葉 
中腹の紅葉・黄葉 針・広混交林なので、針葉樹とのコントラストがきれい。もう少しでピークになると思われる。
中腹の紅葉・黄葉 針・広混交林なので、針葉樹とのコントラストがきれい。もう少しでピークになると思われる。

【行  程】 

4:10札幌⇒6:05比羅夫登山口(350m)6:30→8:25 5合目8:30→9:40 8合目9:45→10:00小屋分岐→10:25比羅夫ピーク(1850m)10:30→11:10羊蹄山最高標高点(1898m)11:25→11:45比羅夫下山分岐→12:05小屋分岐→12:20羊蹄山避難小屋12:33→12:48小屋分岐→13:35 7合目→14:25 5合目14:30→16:05比羅夫登山口(350m)⇒札幌

 

 

※「北の国から”シロクマのtokidoki通信”」は、2012年7月に北海道に住むこととなったⅠ江が、会の皆さんに忘れられないよう北海道の山やスキー、自然の情報を不定期に発信しすることを目的に、”季節時々(tokidoki)の北海道の情報”を、”ときどき(tokidoki)”、載せていく”予定”のこのブログ上のバャーチャル(仮想)の通信です。 (2012年7月16日創刊)

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