妙高燕尾根

【山行形態】 山スキー

【日  時】 2015年4月18(土) 

       ―19(日)

【場  所】 頸城 燕尾根 

【メンバー】 M森(L) T石(記録) I江

       計3名  

【天  候】 晴れ


418日(土)

8:00除雪終了地点(400m)→10:0第三発電所(600m)→12:00小屋(900m)休憩→13:35小ピーク(1135m)→14:00第一のコル(休憩)→14:35偵察(1200m)→14:50第一のコル

 

419日(日)

7:00第一のコル(1100m)出発→9:00小ピーク(1392m)9:259:55ハンノキ平(1300m)→10:15

黒菱沢滑走(940m)→10:30小ピークへ登り返し→12:00燕尾根滑走→12:45第三発電所→13:45除雪終了地点

 

頸城山系の火打山に連なる燕尾根から黒菱山を経て、ミニ北面台地の異名を持つハンノキ平滑走の計画。3週間前に隣の容雅山から見たその姿があまりにも見事なので今回の山行となりました。また、この火打山へ至る燕尾根のルートは古い白山書房のガイドブックに記載があるが、少なくとも最近の記録は見かけない。今後ぜひ実施したいと考えている“燕尾根から火打山に登り澄川を滑る計画”のために、まずは燕尾根を2/3ほど登り偵察をしようと今回の山行となりました。

 

初日は第二のコル(1300m)まで登りツェルト泊の予定。ひたすら登りです。除雪終了点から2時間の林道歩き。第三発電所付近は難儀なトラバースと登り。ここまでは前回と同じ勝手知ったるルート。I江氏先頭で先に進みます。800m地点から140m程の急斜面ですが、正面は木が密集してタコ壺だらけで正面突破は厳しいので、左岸の沢を進みトラバース気味に尾根に上げようとしたが、途中で嵌ってしまい、板を担いで尾根に上がる。かなり時間と体力を消耗。ここから1130mの小ピークまでは300mの緩い登りですが、そこで今回のルートの全容が姿を現しました。地図でもかなり厳しい状況でしたが、雪付も非常に悪く想像以上で、私のテンションはこれで急降下。但しM森・I江氏は先へ進みます。第一のコルでルートを精査。ここで黒菱登頂は断念。このコルにて本日は泊まり。ここから1340mの次のピークまでも尾根ルートは厳しく、右の急斜面をトラバース気味に行くしかないとの結論からM森氏とI江氏は荷物をデポし、偵察へ。T石は留守番。

 

翌日は、黒菱登頂は断念したが、行けるところまで行き、次回のために情報収集ということで、1390mのピークまで上がり、黒菱沢まで下り、ハンノキ平まで登りかえして下山の予定に。但し、第二のピークまでの登りが非常に厳しかった。朝一の固めの30度超のバーンをトラバース気味に300m程上がるが、T石が足を引っ張り2時間程かかる。黒菱沢まで下ったころから小雨が降り始め、ハンノキに登り返して黒菱沢を滑り、燕尾根に登り返す頃には雨は勢いを増し、たった200mの登り返しですが、ずぶ濡れになり途中でシールがダメになり1時間半の登り正直こたえました。そこからは板を履いての下山、先日5時間半かけたルートを1時間45分で駆け下りました。今回は時期的に遅すぎたようです。3月末から4月末がいいのではということでした。

 

個人的な感想ですが、今回は登り90%、滑り10%ほどの山行で、滑り系の私には非常に厳しいものでしたが、

非常に勉強になりました。読図、アイゼン・ピッケルワーク、自分の未熟度を痛感させられました。M森リーダー、ISリーダーご指導有難うございました。

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