浅草岳

【日程】2020年3月7日(日)                    【山域】浅草岳【メンバー】M森、I松、A部、H間 I附、E.S Ⅰ出【行動概要】7:50五味沢大自然館500m 11:30カヘヨボッチ 1484.7m 12:20 浅草岳山頂 1585.4m 14:15ヤスノ沢上部滑降       17:00大自然館へ戻る。

60年に一度という暖冬である。浅草岳までの道すがら、田んぼに積雪はなくのり面には土が見えていた。朝から日差しまぶしく、今日は良い天気になるだろう。パウダー雪を期待して、五味沢大自然館から登り始めた。樹林帯を抜けて尾根に出ると風が強くなったが、真っ青な空。背後には守門岳が見えている。今日は標高差1000mを登る予定である。浅草岳の手前の前岳がみえる。まだまだ遠いねえ、などと言いながら一歩一歩進む。
 カヘイヨボッチのピークを過ぎて、やっとこさ前岳山頂。ここから浅草岳はまだ先である。踏みしめる雪は硬すぎず、滑りの雪もなかなか良いのではないかと思われた。山頂では360度の眺望。記念撮影をしてまたシールを付けて前岳に戻る。
 さて、どこを滑ろうかという段になって、まず前岳の西斜面をトラバース気味に

標高差200mほど滑り、尾根に登り返すことになった。今回のメンバーは、山スキーヤー、テレマーカー、スノーボーダーという取り合わせで、滑り出すとそれぞれのラインの取り方が違っておもしろい。雪は重たいがひっかかるほどではなく、楽しい。

 尾根に戻ると、前岳ですれ違った先行パーティがカヘイヨボッチの向こう側ヤスノ沢上部からドロップインしている跡があった。地形図ではその先には林道があり、林道からトラバースで往路の尾根に戻ることができる。ボードのI附さんが先頭を切った。狭い沢なので、ハーフパイプのようだ。例年の積雪では雪崩がこわい地形だが、

少雪が幸いして柔らかい雪を楽しめた。しかし油断しているとカリカリ斜面に切り替わって大転倒・・・。

 シールを付けてだらだら登りのトラバースを経て、自分たちの登りのトレースのついた尾根に戻った。ここから先は木々の間をぬいながら下るのみ。高度が下がると雪が重くなってきて、連続ターンは難しい。春に近づき日が長くなっているけれど

17:00頃にやっと駐車した車まで戻った。

 晴天のもと、気さくな仲間との楽しいツアーだった。山スキーのクラシックルートの浅草岳。また訪れてみたい。

 

 

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