2021/4/19-20笈ケ岳(オイズルガタケ)

日程:2021年4月19(月)20(火)  メンバー:A部幹            山域:両白山地

笈ケ岳は登山道のない主に残雪期に登られている往復10数時間要する藪の山である。関東からは遠方で行動時間が長く、雪の状況、天気等なかなか登るタイミングが難しかった。今回は立山の帰りに1泊で登ってきた。

4/18(日)雨

一里野登山口、ホワイトロ-ドの下見

 尾添川の橋は崩壊しており堰堤から対岸に渡るという前情報だったので下見をしてきたが堰堤は危険なため却下。ゲ-トからホワイトロ-ドを2km下見、明日は中宮より登ることにする。

 

4/19(月)曇り雨のち晴れ

 ゲ-トからヘッデンスタ-ト。ホワイロ-ド途中で北海道から来たという単独女性に抜かれる。日帰りとのこと。ビジタ-センタ-裏から蛇谷自然公園小屋まではカタクリの群生が見事であった。小屋からジライ沢右岸の取付きル-トが分からずかなりのロスタイムしかも雨。昨日の雨で落ち葉がすべり登り憎い。900m位から雪が現れ始め次第に藪が濃くなり時間がかかるようになった。稜線は昨日の降雪で当初は冬瓜平で宿泊装備をデポ軽装で山頂往復の予定であったが、予定時間より大分遅くなっており登頂前後でビバ-クも想定されるので重荷であるが稜線通しで山頂を目指すことにする。分岐付近で登頂して下りてきた若い単独男性は3度目にして登頂できたのことでヘッデン覚悟で下山。下山も時間がかかりそうである。北海道の女性、大学生2人も途中で下山とのことであった。山頂からは白山が間近に迫って見えた、ここから大笠山までは難易度の高い縦走らしい。明るい時間に冬瓜平まで下れそうであったが微風で天気もいいので稜線のデポ地にて泊とした。

 

 4:05ゲ-ト前 ~ 5:20中宮ビジタ-センタ- ~ 5:55蛇谷自然公園小屋

 11:05 1271m ~ 13:15冬瓜山 ~ 14:10シリタカ山 ~ 15:15分岐     

 15:20 デポ  ~15:50小笈ケ岳 ~ 16:05笈ケ岳 ~                        

 16:25 デポ地泊(1720m)

 

 

4/20(火)晴れ

 稜線上の窪地を利用したBPは夜中の風もしのげた。今日は昼までに下りればいいので明るくなってから下山。快晴の笈ケ岳をバックに冬瓜平へ。昨日、冬瓜平でテン泊したという若い単独男性が上がってきた。冬瓜平はやや入り込んだ地形だが気持ちのいい所だ。昨日登ってきた尾根のトレ-スに合流してからも下りとはいえ藪で楽には下れない。落ち葉と雪とで滑り途中までアイゼン装着まま下った。蛇谷自然公園小屋に着いて時は安堵した。カタクリの群生地やイワカガミなど目を楽しませてくれた。地元の人の話では、この時期の笈ケ岳登山は自転車を使い早朝スタ-トで日帰り登山が多いとことであった。それでも時間はかかるそうである。

 

 5:30BP ~ 6:15シリタカ山分岐 ~ 7:05冬瓜平 ~ 7:40尾根合流

 11:05蛇谷自然公園小屋 ~ 12:20ビジタ-センタ- ~ 13:40ゲ-ト前

 

 

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