2025/8/2~4 幌尻岳

【期間】 2025/8/2(土)~8/4(月) 晴れ、8/2夜一時雨

【山域】 幌尻岳 2052m

【メンバー】 M森、I松

【内容】

  今回のポイントは新冠林道。車は新冠ダムまでとし、路面が悪くなるその先、イドンナップ山荘までの16kmは自転車とした。人力区間は往復70km強(ジオグラフィカ記録)。幌尻岳山頂からの眺めはアプローチの長さを改めて感じさせる雄大なものだった。

8/2(土)  晴れ、夜間一時雨

 4:30 フェリー小樽着

 7:00 過ぎ、未舗装路へ入る

 8:50 新冠ダムを自転車で出発  390m

10:35 イドンナップ山荘着      414m

11:20 発(自転車はデポ)

16:20 新冠ポロシリ山荘着    785m

 新冠ダムまでの林道はステップワゴンの底を擦ることもなく、無事通過。鹿が何匹もたむろしているダムサイトに駐車し、自転車でイドンナップ山荘へ向かう。地図では湖畔の水平道に見えたが、沢を渡る箇所は低く、前後で緩い勾配がある。全体として路面状態はダム以前と大きな差はない感じだが、所々大きな水溜まりやぬかるみがある。

 イドンナップ山荘前には11台駐車していたが、大半が普通車だった。パンク修理セット、ヘルメット、自転車用シューズなどはデポ。ゲートから先、林道で立ち止まるとアブの猛攻。奥新冠ダムを過ぎると林道は急登となった後、長い下りになる。樹間に新冠ポロシリ山荘の三角屋根が見えた時には感激!

 新冠ダム~新冠ポロシリ山荘までの単純標高差は上り400m程だが、ジオグラフィカ記録の累計高度下りは460m程となっていた。

 山荘は内部に水場がある。大きな窓で明るい、広い板の間の二階へ。宿泊者は10名。離れのプレハブにバイオトイレ、水洗(大はポリタンで流す)できれい。

水場、出入り口、トイレには人感ライトがある。小屋は古いが設備は良く手が入れられている感じ。

8/3(日) 晴れ

 4:40 新冠ポロシリ山荘発  785m

 5:30 徒渉点

 8:30 幌尻岳          2052m

  9:30 七つ沼カールの肩   

14:30 新冠ポロシリ山荘着 

 昨夜の雨で下草が濡れていて、靴下までびしょ濡れ。徒渉点には石が並べられていて、くるぶしくらいまで水に浸かる程度。靴下脱いで絞る。森林限界越えると花がきれい。山頂からはやや雲が多いが、イドンナップ岳、カムイエク方面の稜線が見えた。遠かった~、良くきた~という感慨。自転車の準備にも直前までかかった。七つ沼カールの肩まで往復。スキーに良さそうな大斜面。チロロ林道から日帰りの単独登山者に出会う。未明に出発されたのだろうか。

 山荘に戻り、I松さんが運んできた1.5Lワインで乾杯!

8/4(月) 晴れ

  4:50 新冠ポロシリ山荘発  

  9:20 イドンナップ山荘

 11:10 新冠ダム           

 13:00 舗装道路 

 イドンナップ山荘までの林道歩き4時間半、意外と早く着いた感じ。自転車のダム湖畔道は入り江状の屈曲が激しく、ダムが見えてからが長い。泥だらけの自転車に無事走破を感謝、ざっと掃除して車内へ。車で林道を抜け、舗装道路に出たところで下山連絡。ステップワゴン号にも感謝。車に厳しい悪路、アブの来襲、林道が核心と言えるかもしれない。

ジオグラフィカ記録

距離70.1km、累計高度+2715m、消費カロリー7300kcal

気象庁HPより

8/2 静内最高気温30.4℃

8/3 静内最高気温29.8℃

高気圧が本州へ、全国的に晴れ、東京最高気温は36.1℃

8/4静内最高気温29.6℃

北日本は雲多めに

2025/8/6 斜里岳

【期間】 2025/8/6(水) 晴れ

【山域】 斜里岳 1547m

【メンバー】 M森、I松

【内容】

 5:20 清岳荘発 690m

 6:00 下二股 7:50 上二股

 8:30 斜里岳   1547m

11:00 熊見峠

12:40 清岳荘

   幌尻岳下山後、中一日で斜里岳へ登った。前夜と、下山日には清岳荘へ泊った。清里町中心から車で20分強、上部は未舗装だが路面は悪くはない。清岳荘は鉄筋コンクリート造りだが内部はウッディな造り。管理人さんも大変親切。2階の客室外には広いベランダがあり、斜里市街やオホーツク海の眺めが良く。ここで夕景を見ながら夕飯を食べるのは素晴らしい体験だった。

 登山口は山荘のすぐ裏、沢登り用の靴を履いて出発。登山靴でも登れるとあるが、スラブ状の滝が多く、油断出来ない。稜線に上がると、意外と複雑な地形。山頂からは雲の合間に知床連山も望むことが出来た。下山は龍神池から熊見峠経由、峠から二股までは急で滑りやすく、油断出来ない。二股に戻り、沢水でクールダウンしながら山荘へ戻った。 沢は増水が早く、7月下旬には増水で二股より上部で、下山出来なくなった登山者10名以上がヘリコプターで救助されたそうだ。

 

斜里岳山頂からはオホーツク方面の展望は良かった。他の方角ややや雲が多かった。

斜里

最高気温 31.4℃

最低気温 18.1℃

2025/8/9 雌阿寒岳

【期間】 2025/8/9(土) 曇り時々雨

【山域】 雌阿寒岳 1499m

【メンバー】 M森、I松

【内容】

 8:00 温泉登山口、駐車場発

10:00 雌阿寒岳

12:00 オントネー

13:30 駐車場着

 天気は今ひとつだが、土曜日とあって、駐車場は賑わっていた。時々雨が降ってきたが、登山道は全体としてぬかるみ難く、快適に歩けた。阿寒富士への寄り道を予定していたが、分岐を見落として下ってしまい、天気も良くないのでパス。オントネー野営場の立派な休憩所でソフトクリームで一休みして、駐車場へ戻る。

 今回、8/1~11、休暇を取り、北海道で登っていなかった日本百名山をすべて登ることが出来た。フェリーは都心から遠いが、小樽に早朝4時半に着く新潟発を選んだ。これにより2日目に新冠ポロシリ山荘まで入ることができた。なにより一人では登りにくい北海道の山を一緒に登っていただいたI松さん、ありがとうございました。

  

陸別

最低気温 17.7℃

最高気温 24.8℃

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