2023年
3月
21日
火
【日程】2023年3月21日(火)
【山域】浅間山
【メンバー】M森
【内容】18日(土)に降雪があり、菅平アメダスでは積雪が20cm弱ほど増えていた。鬼押し出し気象庁の監視カメラで見ても全体に白くなっているので新雪が乗っていることを期待して出かけた。
峰の茶屋周辺の道路脇には除雪された雪が残っていた。観測所脇から板を背負って登りはじめ、小浅間山への分岐を過ぎ、登り始めから1時間弱で板を履く。浅間山の斜面は細かな砂礫で覆われ、ブッシュも少ないので、10cmほども積雪があればシールで登ることが出来る。朝方は風が強く、オーバーミトンを付けるほどだった。2450mピークも強風で、岩陰で休み、滑降開始地点まで移動。
北東へ延びる尾根の南側が積雪が多く、シュカブラも少なく、滑降に向いている。最初の標高差300mが30度強の斜度。凍ってはいないが、雪面は固く締まっていて慎重に滑る。下部は気温が上がり、重い雪になっていた。浅間、白根火山ルートまでまっすぐ滑るのが標高差1000m滑れて面白いが、自動車専用道路に出るので、車へ戻るのがやっかい。今回は1800m付近から右手へトラバースして、往路へ戻った。
浅間山は積雪状況をライブカメラで確認でき、東京から比較的近いのが良い。
気象庁HPより
軽井沢 9時 8.4℃
菅平 9時 積雪16cm
浅間山上部では板を背負っているとあおられるほど、風が強かった。本州付近の等圧線の間隔はさほど狭くない。
気象庁HPより
周囲の山の展望は良かったが、上空は薄曇りで、日差しは弱かった。
気象庁監視カメラ
3/20 17:46
現地で見ると、もう少し白く見えた感じがする。
2023年
3月
12日
日
【日程】 2023年3月5日(日) 快晴
【山域】 東谷山
【メンバー】 I松(L)、I出(SL)、T.H、I.S、O西W、O西し(記)
【内容】
06:40 K温泉入口に集合。昨日とは打って変わって晴天、人数は減って6人で出かけることになった。
07:10 駐車場を出発。トンネルをくぐり、まずは登る尾根上の広いコルを目指す予定だったが、杉林が濃く、沢沿いにはトレースが多く、ついつい沢の中を行き過ぎた。どの尾根でも登れるので、予定していた尾根より一つ手前の尾根を登りつめて二居からのルートに合流することにする。
10:45 順調に高度を上げ、1392m地点で休憩。途中からは昨日の平標山を見ながら登る。絶景!
11:50 山頂到着。360度の素晴らしい景色。日白山山頂は人で混み合っているのがはっきりと見える。また東谷山から尾根沿に日白山を目指すパーティーも多数あった。今度はそのルートも行ってみたい。
12:30 下山開始。下りは基本登ってきたルートで滑った。雪はなかなか良い。横尾根に入り、木が密になりだしたところでI君が苦戦したため、尾根組と沢組で並行して滑ったが沢の方が快適だったようだ。
13:40 駐車場到着
新人山行としてリーダーが企画したものだったが、新人も経験者も大満足の山行となった。
2023年
3月
02日
木
【日程】 2023年2月25日(土)〜26日(日)
草津:晴れ、芳ケ平・横手近辺:強風&雪
【山域】 芳ケ平
【メンバー】O西し、O西ヴ
【内容】
2月25日(土)
芳ケ平ヒュッテとは20年来のお付き合い。毎年1度はヒュッテのご夫妻と犬達に会いに行く。滑ると言うよりもヒュッテでまったりする山行が多い。
草津のスキー場にゴンドラがあった頃は草津から行くことが多かったが、他にも万座、山田牧場、志賀高原渋峠からとアプローチは色々ある。昨年からチャツボミゴケ公園入り口の駐車場まで除雪されるようになったと聞き、今回その駐車場へ車を止めて行ってみることにした。
天気は良いが風は強め。駐車場へ向かう道は枯れ葉が舞い、熊笹も風になびいてまるで秋の様相。周りに雪は全くない。もし駐車場まで行って雪が全くなかったら、草津スキー場まで戻って登ろうかと考えていたが、どうやら林道だけには雪が付いていてスキーを履いて行けそうだ。
草津は晴れていたので、ヒュッテまで登り約3時間、荷物を置いて渋峠まで滑りに行こうかと考えていた。しかし、いつも楽しく滑って降りる大平湿原まで来ると視界は悪く強風に雪が混じり始めた。上の天気は草津とはかなり違う。それでも予定通りに小屋に辿り着いたら、まったりモードになる。犬と遊び、美味しい夕食を食べてゆっくりした。
2月26日(日)
昨夜は5人のガイド山行のグループが朝食前に朝練に出かけると言っていた。我々はゆっくり起きて、朝食を食べてから天気が回復したら渋峠まで行こうと思っていた。しかし、起きてみると全員ゴロゴロしている。あまりに風が強く視界も悪いので、諦めたそうだ。美味しい朝食をいただき、お茶を飲みながら、犬と遊びながら様子見。5人パーティーは横手経由で帰るそうで10時半には強風の中出ていった。そうこうしているうちに、3人パーティーが小屋にパスタを食べに上がって来たので、またパスタを食べる。午後になって風も少し弱まってきた頃下山開始。大平湿原まではパフパフの新雪とガリガリが混在していて、なかなか難しい滑りだった。その後の登山道は、草津へ下るボブスレーのような林道よりもマシかと思っていたが、似たようなものだった。しかし、このルートも地元のガイドさんが良く使い、お客様には評判がいいルートだそうだ。下りはあっと言う間で2時間弱だ。帰路に六合村の応徳温泉に寄る。ここも地元ガイドさんがよく使う評判の温泉だそうで、良いお湯でした。
今回もゆっくり休養、ちょっと滑った山行でした。
2023年
3月
02日
木
【メンンバー】S藤(M)
【内容】 駐車場7:00 → 9:00 H1250m → 10:15 H1490m → 11:35ジャンクシ
ョン12:25→ 13:25 駐車場
道の駅白川郷から車で20分ほどでトヨタ自動車学校横の登山口駐車場へ。10分ほど歩くと尾根への取り付きのトレールがあった。効率よく高度を上げていく。標高900mの地点で登山道と合流し、あとはひたすらジャンクションを目指す。登山道へ出たころは風が強かったが、徐々に収まり無風に近い。北アルプスも遠望できたが、剱岳が黒々しているのが印象的であった。
1602mのピークの手前まで来ると白谷の全容が分かる。手前の方は3,4本のシュプールがあるが少し雪崩れた跡が見える。奥の方はシュプールが無いので滑降するポイントを見定めた。
ジャンクションより少し先の赤指山へ行き、笈ヶ岳、大笠山を眺める。
雪庇の手前から滑りこむ。極上のアスピリンパウダーである。軽い!斜面が広いので気持ちが良い。谷が狭くなったが、まだ軽快である。谷が大きく右へ曲がるころから徐々に重くなってきて、また、デブリも増えてきた。三方岩岳からの沢と合流したあたりからは重雪になる。
堰堤が見え始めたころから直線的な滑りとなり、林道へ出てから駐車場までゆっくりと滑り終えた。
2023年
3月
01日
水
【日程】2023年2月23日、24日
【山域】火打山
【メンバー】M森、H間
【内容】
2/23(木)晴れ
8:50 妙高杉野原スキー場第三高速リフト発 1850m
13:00 黒沢池
14:30 高池ヒュッテ 2110m
2/24(金)晴れ
7:20 発
9:30 火打山 2462m
13:30 三田原山 2360m
16:30 杉野沢集落 740m
2/23
高速リフトの先の沢の横断部が雪崩リスクが高いとされる箇所。最初は一人ずつ横断していたが、途中から数人のパーティーが下から上がってきて、数珠つなぎで横断する状態になった。三田原山付近の稜線から妙高本峰側の急斜面を滑る人が何人もいた。黒沢池へは深雪の快適な林間コース。茶臼山から高谷池ヒュッテまではシールを着けたまま進む。
高谷池ヒュッテは数m近い積雪に囲まれているが、西側は積雪がえぐれて、1階部分が露出している。開放されている3階へは、1階の階段から上がるが、ちょっと高度感がある。出入り口は大きな窓で雪原の先の火打山の眺めが良く、室内は明るい。長野県から来た二人パーティーと同宿。
雪作りの際にコンロの下に敷くトレーや、トイレに出る際に履ける長靴、布団、毛布などが揃っている。トイレについては場所の指定が掲示されていた。
夜間は-8℃ほど。エアマットの下に毛布を敷かせていただき、安眠出来た。
2/24
高曇り、火打山の肩にザックを置いて、空身で山頂へ。天狗原山、金山、容雅山など魅力的な斜面を持つ山が並ぶ。肩まで降りて、当初滑降予定にした澄川側の斜面でピットチェック。一見した所、締まっていて安定していそう。しかし、雪柱を切り出し、スコップで打撃すると、20cm程下に明瞭な弱層がある。急斜面では滑った際のショックで崩れる恐れがありそうだった。澄川は諦め、三田原山経由で杉野沢へ下山に変更。
三田原山からの下りは予想に反して、モナカ雪。ターンが困難、修行の様な滑りになってしまった。1450m付近で緩傾斜帯となり、その先で車道に出る。ここからは雪が締まっていて、快適にスキー場下部に滑り込むことが出来た。杉野沢の温泉に荷物を置いて、ゴンドラ駐車場までH間さんが車を取りに行ったが、意外と長かったとのこと。
気象庁HPより
日中一時薄雲が広がったが、夕方には晴れてきた。
関山のアメダス
積雪 116cm
気温 最低1.8℃、
最高7℃
朝は薄曇り、昼過ぎから火打山に雲がかかり始めた。
関山のアメダス
積雪 104cm
気温 最低3.7℃、
最高7.5℃
2023年
2月
26日
日
【日程】 2023年2月26日(日)晴れ
【山域】 房総半島、キンダン川
【メンバー】A部、M森
【内容】
8:00 白岩橋発
8:20 キンダン川出合 140m
9:50頃 ゴルジュ帯
10:30 作業道入り口 245m
11:20 車道
11:48 白岩橋
夏は山ヒルが多くて登れない房総の沢へ、天気は良いが、冬型で晴れ、風が強かった。白岩橋の上流から小櫃川本流へ降りる、少し下るとキンダン川出合いだが、見落として少し通り過ぎてしまった。
水量はチョロチョロ程度。下部は2019年の台風の影響か、平らな河床が砂利で埋まってしまっている箇所が多い。所々大きな倒木もある。中流からゴルジュ帯となり、膝くらいまでのへつりで通過する淵もある。ゴルジュ帯付近は台風の影響は少ないようだった。激しく屈曲する独特の地形。ゴルジュを抜け、谷が浅くなると作業道入り口で標識がある。部分的に踏み跡が不鮮明だが、民家の裏庭に出る。
ガイドブックでは、河床一面に緩やかに水が流れる写真(夏期)を見たが、その光景は台風で無くなってしまったのかもしれない。しかし、ゴルジュ帯付近はさほど荒れていないようで、房総の沢とは思えない景観だった。
気象庁HPより
日本付近は冬型。沢の中でも、開けた箇所では風が強かった。
最寄りの坂畑(標高120m)アメダス、10時 7℃
2023年
2月
20日
月
山域:南会津 小沢山,山毛欅沢山
日程:2月17日(金),18(土) ※晴
メンバー:I松(L),A部(M,)M森
行程:・17(金)小立岩発0840~
0930安越又川架橋~1310稜線
~1400小沢山~1500BP着
・18(土) BP発0650~0930山毛欅
沢山~1020(H1,360)~1050
コル~1300R352大久保橋~
1310小立岩着
「2/17(金)~19(日)にかけて、山中二泊で南会津 安越又川源流域周回(小立岩基点の時計回り)を計画しましたが、最終日の天候はやや荒天予想も報じられていたことから、日程を2/17(金),18(土)の二日間に短縮して、当初計画ルートの東側半分を周回しました。
両日の概要について、以下にご報告します」
日程が短縮となった場合のサブプランとしては、当初計画の逆回り(反時計回り)を予定していたが、基点となる小立岩集落から山毛欅沢山への登路となる尾根筋を見上げると、結構傾斜がきついこともあり雪付きも悪そうな印象。このため、安越又川右岸の林道敷を辿り、山毛欅沢出合から最終日のエスケープルートとして設定していた小沢山東側ピークに突き上げる尾根に進路を変更し、稜線に達した後は西進して坪入山を目指すプランに宗旨替え。入山地点の積雪は約1メートル。直前の降雪もあり、スキーを履いて踝~脛ラッセル。
出合からは約700mの登高に汗を流す。3時間近いアルバイトの後、三年前にM森さんと登った安越又川を隔てて対峙する倉淵山との丈比べを制し、最後は南側に張り出した雪庇の弱点を崩して坪入山からの稜線に這い上がる。当初計画した周回ルートの全貌が見渡せ、窓明山の奥には三岩岳が一際大きな山容で存在感を示していた。
稜線上には風雪による段差や深い溝が刻まれ、ウロウロしながら進むとやがて小沢山に到る。眼前に聳え立つ筋骨逞しい稲子山に向かって、シールを外してコルまで束の間の滑走を楽しむ。
朝方駐車スペースの確保に時間を要したこともあって、この時点で、時間的に坪入山まではとても届かないことや、事前のルート作成時点で提案のあった稲子山東面も、滑るにはやや斜度がきつそうなことから、行動を切り上げることとし、南側の一段下がった辺りにツェルトを設営する。かなり冷え込んだ前夜道の駅での仮眠時に比べ気温も高く、一段掘り下げてブロックを切り出して北西風への備えを行った効果か、一時風の強まる時間帯もあったが比較的平穏な一夜を過ごすことができた。
翌日は、山毛欅沢山まで縦走後、当初予定の南南東尾根を小立岩まで滑走する、当初計画の三日目のルートを辿ることとする。稜線上は段差や溝で快適ではなかった昨日の教訓から、北側斜面をトラバース気味に、交代でラッセルしながら北北西に進路を採りつつ、山毛欅沢山を目指す。
途中、小沢山北面では疎林の斜度も手頃なパウダー斜面の誘惑を受けるが、衆議の結果、初見ルートでもあり山毛欅沢山までは封印することとして先を急ぐ。その甲斐あって寄り道せずに辿り着いた山毛欅沢山北東面には、山名に違わぬブナの美林が開けており、思わず頬が緩む。沢が漏斗状に狭まる地点まで、短いながらも各人思いのままにシュプールを刻み、至福のひとときを満喫する。
コルへと登り返し、いよいよ小立岩への待望のダウンヒルにかかる。ルートの尾根は明瞭で、何箇所か短い登り返しや、下部ではやや傾斜も増して樹間も密となり苦労するが、概ね快適な滑走で集落入口の国道に架かる大久保橋の袂に滑り込んだ。
「湯ノ花温泉に立ち寄り、汗を流して帰路につきました。
先客の地元の方のお話では、今年の積雪量は、昨年の半分程度とのことでした。山にも登られるとのことで、近在の山の情報などを伺うことができました。」
2023年
2月
14日
火
【日程】2023/2/11-12
【メンバー】A部(M)、S藤(M)、I松、A井、M本、Y本
2/11(土)晴れ
栂池リフト上出発10:50→14:00天狗原→天狗原滑降→1880m地点よ枝沢を滑降→1640m地点でテント泊16:30
休日ということもありゴンドラ券購入に1時間は並び、リフト上出発は11時前となってしまった。出だしはガスっていたがすぐ晴れ間が広がり、天狗原も風がほとんどなく周囲の眺望を楽しむ。天狗原からは北東方向に滑り始める。雪質よく快適なスキーを楽しむ。標高1880mより枝沢へ入り唐松沢に出る。順調に滑降するが、地形図1783mの南の地点で沢が掘れていて下れず、少し戻り右岸を巻く。さらに下るに従い、沢底への積雪が少なくなる。2,3箇所穴が開いており沢が覗く。滑降が難しくなったため、行動を終了し右岸の台地にテント2張りを設営。A,B班に分かれて各テント21時頃まで懇談して就寝。A班は焼酎筋筋、B班はビール、日本酒、ワイン、バーボンとバラエティ富む内容であった。
2/12(日)晴れ
幕営地7:15→8:30風吹天狗原→8:50風吹大池→10:40箙岳→12:40蒲原山→かみすき山牧場→15:50道の駅小谷
幕営地を7:20発。小さな小尾根を越えて少し下ってから風吹天狗原へ登り開始。2月とは思えない暑さに汗をかく。風吹天狗原は広々とした雪原で、雪倉岳~朝日岳が素晴らしい。風吹大池へ下ってから大池を横断する。風もなく、サウナのような暖かさ暑さである。稜線に上がり箙岳を目指す。右に横前倉山、遠くに頸城の山々、左に犬が岳、白鳥山とつづく稜線に糸魚川方面の海岸線と稜線慢歩のシール走行。箙岳へ到着。広い蒲原山の頂上が印象的である。
箙岳頂上からは北へ少し進むと眼下に素晴らしいバーンが広がっている。皆思い思いにシュプールを描く。鞍部からは最後の登り、蒲原山を目指す。頂上直下に小谷村への標識を見つける。以後、この標識に従って蒲原山の斜面滑っていく。疎林の間を縫うように1182m地点まで滑り込み、かみすき山牧場へ到達。以降は主として林道を滑り、雪が途切れたところで板を脱ぎ20分ほどで道の駅に着いた。そこから最大の懸念であった栂池への移動であるが、M本氏のステプワゴンに6人+板+ザックを満載して無事、栂池駐車場まで戻り解散した。
2023年
2月
13日
月
【日程】2023年2月12日(日)晴れ
【山域】菅平、小根子岳
【メンバー】M森、I出、M浦
【内容】
7:20 峰の原スキー場上部、駐車場発 1550m
9:30 小根子岳 2128m、北西面を2本滑る
13:40 駐車場
1月最初の日曜日にも根子岳に登ったが、積雪が少なく、笹やぶが露出していて小根子岳には登れなかった。菅平アメダスの積雪は40センチ程増えたので、今回は直接小根子岳を目指した。グリーンゴルフ場内は右手に進み、奥ダボスリフト降り場の400mくらい先で登山道に出る。ゴルフ場内を真っ直ぐ登ると笹やぶ帯に入ってしまい、雪が少ないと通過に手間取る。
小根子岳手前まで圧雪されていて、雪上車がスキーヤーを運んでいる。小根子岳の北西面は疎林の緩斜面、圧雪斜面側とは尾根で隔てられていて、人も少なく、静かな空間。正面に妙高山を望む展望も素晴らしい。最初に地図の1934m標高点付近を通るラインを滑る。北西面の中でも斜度があり、雪質も良かった。
登り返して小根子岳へ戻り、尾根の北側を1700mまで滑り、往路へ戻った。笹が出ている箇所もあるが、林間の広い箇所を探しながら滑るのも楽しかった。
小根子岳北西面は、山スキー初心者の練習にも良さそう・・と話が出た。
気象庁HPより
高気圧は日本の東に移動したが、本州中部はまだ勢力下にある。
菅平アメダス
9時 4.1℃、積雪71cm
前回、2023/1/8は
9時 -4.1℃、26cm
気象庁HPより
関東周辺は雲が少ない
2023年
2月
06日
月
【日程】2023年2月5日
【山域】西吾妻山
【メンバー】M森、O西S、O西V
【行程】
10:30 天元台高原スキー場トップ発 1810m
12:00 西吾妻小屋 1980m
13:45 大木崖
14:30 痩せ尾根
15:50 第五駐車場
【内容】
米沢市街では青空が見えたが、天元台高原スキー場最終リフトを降りるとガスが広がっていた。スノーシューの登山者が多い。梵天岩手前のコルまではトレースを追うが、その先は視界が悪く、西吾妻山はパスして、小屋を目指す。小屋の前は積雪がえぐれていて、風をよけて休みのに都合良かった。
小屋からの滑りは、しばらくは樹林が密で、斜度緩く、視界も悪いので、コース取りに時間が掛かった。斜面の斜度が出てくると、樹間も広がり、深雪の滑りを楽しめた。「これはもうあり得ないくらい(素晴らしい!)・・・」とVさん。
痩せ尾根を過ぎ、夏道より先で若女平登山口へ降りた。最後、スカイバレー道路へ上がる箇所が、急斜面で、板を脱いで、腰まで潜る深雪に苦労した。
コース取りに苦労する箇所もあったが、ルートファインディング、樹林帯の深雪を楽しめる充実したコースだった。
気象庁HPより
朝鮮半島付近を高気圧が東進しているが、日本の東と、沿海州に低気圧があり、日本付近は弱い冬型。
米沢アメダス
2.4℃、積雪69cm
気象庁HPより
2023/2/5 12時
北日本は日本海側から
太平洋岸近くまで雲に覆われている。吾妻連峰付近はちょうど境目付近のようだ。
2023年
1月
19日
木
【山域】根子岳
【期間】2023年1月8日(日)
【メンバー】M森、A部、I出、N野、T置、Irw-、O西、R佛
【内容】
10:00 グリーンゴルフ場駐車場発 (1550m)
10:25 菅平ゴルフ場 藪漕ぎ
11:20 ダボススキー場先の稜線 ( 1750m)
13:50 主稜線
13:50 根子岳
15:20 避難小屋
16:20 駐車場
17:20 奥ダボスゲレンデ組回収(解散)
昨年の入会者3名を加え、前日の赤倉山から移動してきました。
上り藪漕ぎに時間がかかり、また下りの滑りは雪が少なく悪雪、藪、などにて時間がかかりました。
菅平ゴルフ場 下より二手に別れ、奥ダボスゲレンデ組、駐車場(車回収)組に別れ ゲレンデ組を回収しました。
気象庁HPより
2023/1/8 9時
根子岳は晴天、眼下に雲海が広がっていた。
菅平アメダス 9時の積雪は
23/1/8 26cm
22/1/8 43cm
21/1/8 45cm
20/1/8 30cm
今回は、やや少なめ程度か
2023年
1月
15日
日
2023/1/15
メンバー:N,T,K
07:45二居-08:50二居峠-10:55東谷山-11:35北西面滑降-13:30貝掛温泉バス停
前日の雨が冷やされて斜面は固く、安全第一の横滑り滑降でした。
2023年
1月
03日
火
【山域】南アルプス、仙丈ヶ岳
【メンバー】H間、M森
【内容】
12/29 晴れ
930 柏木登山口発 1150m
1630 2330m地点。幕営
柏木登山口には10台ほどの車が駐車。きれいな仮設トイレがある。ワカン含むザック重量は22kgほど。地蔵尾根は緩やかな登り、所々に林道など水平道がある。下りでも太ももや膝に優しい道だった。今回はトレースが明瞭だったが、林道から登山道に入る箇所はトレースが無いと見落とす恐れがありそう。地蔵小屋を過ぎると、テントを見かける様になる。
2330m付近にテント設営。積雪は膝下程度か。スマホは圏外。アルファ米、ハンバーグ、麻婆春雨、フルーツデザート付きの贅沢な夕飯。夜間は冬の星座と伊那谷の夜景が美しかった。
12/30 晴れ
0700発
1130仙丈ヶ岳着 3033m
1430テント着
明け方はマイナス20℃程。オーバーパンツは途中で脱ぐ。山頂までの登山道も緩やか。上部はハイ松が出ている箇所があった。小屋の上から、すっきりとした雪稜になり、風が強まり、アイゼン、ゴーグルなど付けた。山頂は風は弱く、360度の展望が得られた。帰路、幕営地より上で、携帯のアンテナが4本立つ場所があった。夕飯は白米を炊飯、フリーズドライカレー、19時前に寝る。
12/31 晴れ
0300発
0730柏木登山口着
1時過ぎに目が覚め、十分寝たので、行動開始することにした。朝食はお茶とパン程度で済ませてテントを撤収する。アイゼンは付けて下る。 下部の平坦路でM森のアイゼンが破損。連結プレートが折れていた。険しい山で無くて良かった。孝行猿の脾を見ると、登山口はすぐ。帰路、9時からやっていたアクアランド茅野(温泉)に寄った。
気象庁HPより
3日間とも、西から高気圧に覆われ、好天だった。
2022年
12月
08日
木
【日程】2022年11月26日(土)~28日(月)
【山域】立山、室堂
【メンバー】M森、H間、A部、A井
【内容】
待望の初滑り。M森の場合、まずは全備重量(ザック、スキーケース、手提げ)34kgで集合場所までの電車がポイント。東京駅で始発に乗れる様、ダイヤをチェックした。
11/26(土)晴れ後曇り、夜間雷、降雪10cm弱
10:50 室堂着
13:15 ターミナルから5分ほどの指定エリアにテント設営。エスパース6〜7人用
を4人で使うので広々している。内張、フライ取り付けで暖かかった。
ビーコン練習。ツェルト搬送手順などを確認した。
15:00 室堂山から滑降。雪少なく、岩に気を使う。 怪我人か、富山県警のヘリ
が着陸し飛び立った。
夕飯:地ビール、ご飯、ペミカン豆スープ。担当 A井
室堂ターミナルは夜間も開放されていた。水、トイレが使え、大変助かった。テント場には携帯トイレブースあり。
11/27 (日) 快晴、明け方−5度 積雪75cm
朝飯:もち入りラーメン。もちは別に温めて、溶けない様配慮されていた。
8:40 発 山崎カール下部をトラバースして、雷鳥沢へ。上部はシール効きにく
く、板担ぐ。
12:50 別山乗越
剣岳正面に、剣沢上部を滑る。まだシュプール少なく、素晴らしい新雪。
思い通りにターンが決まる。
13:40 乗越発。下部は凹部が十分埋まっていないが、岩などあまり気にならなか
った。
15:40 テント着
夕飯:地ビール、ご飯、もつ鍋、もやし、切り干し大根、担当 H間
11/28 (月) 快晴、明け方−10度
朝食: もち入りお粥、もつ鍋
7:30 テント発
10:00 山崎カール 2740m地点から滑降
細かな凹凸は埋まっていないが、快適な新雪。下部はトラバースして、
ほぼ登り返し無しでテントへ。次回、4月はぜひ、稜線から滑ろう、と
話が出た。
10:30 テント着
11:15 室堂発
気象庁HPより
室堂は朝は晴れていたが、午後から雲が広がり、夜間は雪、10cm弱ほどの降雪。
前夜前線が通過、高気圧が貼り出してきて、8時前頃から晴れ間が広がった。6時半-5℃
夜間は星がよく見えた。
朝から晴れ、6:40 -10℃
2022年
11月
02日
水
日程:10月26日、27日
メンバー:H野、T本、T田夫妻
概要:10月26日(快晴)ヤビツ峠から入山。冠雪した富士、光る相模湾や色づく紅葉を楽しみながら塔ノ岳を経て丹沢山3時すぎに今日の宿泊場所みやま山荘到着。山頂あたりにうっすら雪も。同宿した外人の叔母さまたちと盛り上がる。10月27日(晴)蛭が岳まで150mほどの登ると山頂から西に200mほど下る。クサリ場と木の根の連続で要注意箇所が続く。檜洞丸に昼過ぎに到着し、約1000mの急な下りで3時過ぎに西丹沢ビジターセンター着。表丹沢はハイキング気分だが西丹沢は立派に山岳の雰囲気が残っていた。中川温泉に1泊して解散。
2022年
11月
01日
火
【日程】2022年10月31日(日)
【山域】滝子山
【メンバー】M森、I出
【内容】
8:40 笹子駅発、寂ショウ尾根を登る
11:50 滝子山 1616m
12:20 滝子山発、浜立尾根を下る
15:20 笹子駅着
滝子山は交通の便が良く、標高差1000mあり、上部は適度な急登でトレーニング向き。夏から調子が悪かった脚の回復具合を確認に登った。
寂ショウ尾根の入り口には、「危険、ロープ、ハーネス着用」といった新しい注意標識があった、事故でもあったのだろうか。北アルプスの大キレットや戸隠山などに比べれば難易度は低いように思う。
寂ショウ尾根(下りの浜立尾根もそうだが)は下生えが少なく、すっきりとした斜面。紅葉が見頃で、大量のどんぐりが落ちている。途中、シメジらしきキノコを見つけたが、確証がもてない。I出さんは鑑定用に持ち帰った。岩場が出てくるのは1300m付近から。岩はしっかりしていて、快適に登れる。
山頂には十数名ほどの登山者。あいにく富士山は雲の中。
下山はI出さんが下ったことがある浜立尾根とした。かすかな踏み跡がある、部分的に急な下り。ちょっとしたルートファインディングが楽しめる。
笹子に来たら、いつもの団子、日持ちなど考えていないような、シンプルな包装がむしろ良い。行動時間は以前と同程度で、脚の調子としてはまあまあだった。
2022年
9月
20日
火
【日程】9月11日(日)
【山域】中越 巻機山
【メンバー】A部M(L),H間(SL),
Y本,T置,I松(記)
【行程】桜坂駐車場発0600~0730
右岸ナメ沢出合~0930上部ゴル
ジュ帯※~1300二股~1400巻機
山避難小屋~1630桜坂駐車場着
※中流部ゴルジュ入口のF8m上
部左岸の踏跡に、先に見える滝
の巻道と勘違いして迷い込み、
急傾斜に密生する藪のトラバースに90分程度タイムロス。
『天気予報も目まぐるしく変化する中、好天予想が報じられた日曜日、より晴天が見込まれそうな日本海側の新潟県巻機山西面の米子沢を訪れました。
巻機山に源を発する米子沢は、中流部にかけていくつか比較的大きな滝を懸け、上流部は沢の代名詞ともなっている天空に続く美しい大ナメや、詰めも伸びやかな草原に導かれる、越後の美渓と称えられるとおりの明るく開放的で魅力溢れる沢でした。
当日の概要についいて、以下にご報告します。』
入下山地点となる桜坂駐車場は、略満車に近い盛況で、人気の山域であることが伺われる。米子沢の遡行者も多く、駐車後準備を整える僅かの間に五組程のパーティーが先行する。暫く上部へ林道を進み、最終堰堤上部より入渓する。
装備を付けていると、胸に“巻機山山岳救助隊”の名札の付いたカッターシャツを着た10名程のグループが登って来られ、お話を伺うと訓練山行とのことで、「滑り易い箇所もあるので気を付けて」とアドバイスをいただく。訓練の労いと「何かあったら宜しくお願いします」と挨拶を交わすが、後刻、実際にお世話になるとは想定外・・・。
砂防堰堤により堆積した土砂で伏流化していた流れも、遡行するに従い沢らしくなり、左手から直線上のナメ滝を落とす沢を併せると、やがて大滝の巻道に到る。その後も暫く滝が連続し、前半の核心部となっている模様で、優雅なナメや豪快な直瀑など多彩な渓谷美に浸りながら快適な?(切り立った懸崖やヌメヌメの滑滝ではお助け紐や残置スリングを有難く使わせていただく他,滑るナメではかなり腰が引けた状態での)遡行が続く。
行程も半ばに差し掛かり、沢が左に屈曲する辺りからは後半の連瀑帯に入る。ゴルジュ手前で、右壁にロープを伸ばしていた先行パーティーと登路が交錯したため、後側2名が待機したことで前後の間隔がやや開き、当方が右側から滝の上に抜けた地点から程近い左岸踏跡を先に見える滝の巻道と勘違いして迷い込む。暫く進むもトラバースする踏み跡は見つからず、かなりの大高巻きとなる懸念と、次第に藪も濃くなってきたため、一旦下りながらトラバースできそうな箇所を探すこととする。かなり下ったものの適所は見当たらず、そのうちに下から登ってきた他パーティーと合流して、トラバースするポイントを探すものの判然とせずウロウロしていたところ、ゴルジュ先の滝上で休憩していた件の救助隊の方々から、傾斜の緩そうな地点を指示いただいた他、うち何名かは急斜面の藪を漕ぎ、途中まで出向いて誘導いただくなど、大変ご厄介となった。(※正規ルートは水線どおしで、この踏み跡は以前の巻道?で、現在は歩かれていないとのこと。)
救助隊の方々にお礼を述べて、先行組の後を追う。結果的にゴ後半部分後半部分は拝めなかったものの、その後も多様な滝群や、豪雪に磨かれ発達したスラブ帯、中でも圧巻の大ナメなど、素晴らしい景観が次々と展開される中、二俣下部で長時間待たせてしまった3名とも合流し、先を急ぐ。
最上部は、緑の絨毯を敷き詰めたような開放的な草原状で、時季的には花と紅葉の端境期ながら、青空にもよく映え、ゴロリと昼寝をしたくなるような癒しの空間。避難小屋直下の水場で冷たく美味しい水を汲み、装備を解除して避難小屋へと向かう。
丁度小屋前で休憩中だった救助隊の皆さんに改めてお礼を述べて、途中のタイムロスもあり巻機山頂は割愛して井戸尾根経由で下山。当日の最高地点となるニセ巻機山からは、遮るもののない大展望を大いに楽しむ。上部の尾根筋は、そよぐ風も何処となく秋の気配も感じられ快適だったが、高度を下げるにつれ井戸壁辺りからは残暑の現実に引き戻された感で、汗だくの下山となった。
『参加者の足拵えは、フェルト3名に対してラバー2名でしたが、スラブ帯での安定感では、ラバーソールに軍配が上がったようでした。(番外編)』
2022年
9月
03日
土
【期間】2022/7/22(金)
【山域】知床 羅臼岳
【メンバー】M森、他1名
【行程】
7/22(金)曇り、稜線は霧
4:50 木下小屋発 230m
6:30 弥三吉水 780m
7:30 銀冷水 1040m
8:10 雪渓
9:00 羅臼平 1350m
10:20 羅臼岳 1661m
14:50 木下小屋
【内容】
八戸からフェリーで苫小牧へ渡り、北海道で8日間の行程で登山などを計画した。しかし期間を通して天候が不安定で、当初一泊で予定した羅臼岳へ登れたのは、北海道を離れる前日(日帰り)だった。
天候待ちで、計3泊した木下小屋の管理人さんに見送られて出発。予報に反して曇天。美しい樹林帯で、登りやすい道。小屋の窓からヒグマを見かけたが、登山道ではヒグマの糞などの痕跡や、気配を感じることは無かった。
羅臼平に出ると、テント場、フードロッカーがある。炊事場所とそれぞれ100m離すことが推奨されている。山の中の100mというのは以外に遠い感じがした。
山頂直下まではさほど風を感じなかったのだが、山頂はとんでもない烈風、岩場で足下が安定せず、体があおられる感じ。太陽が雲越しに見える時もあったが、結局、稜線は霧に覆われ展望は得られなかった。
今回購入した熊よけスプレーの使用期限内に、再訪したいところ。
気象庁 HPより
期間中は北海道付近に低気圧があり、天候不安定だった。その中では7/18,19
釧路地方は晴天だった。
2022年
8月
14日
日
【期間】2022 8/6(土)~8/9(火)
【山域】北アルプス、高瀬ダム→烏帽子小屋→水晶小屋→晴嵐荘→高瀬ダム
【メンバー】M森、他1名
【行程】
8/6(土)晴れ時々曇り
8:20 高瀬ダム発
12:17 烏帽子小屋着、休憩
16:00 烏帽子岳
8/7(日) 晴れ時々曇り
6:15 烏帽子小屋発
9:19 野口五郎岳
10:05 真砂分岐
11:18 東沢乗越
12:06 水晶小屋、休憩
14:50 水晶岳
8/8(月)晴れ時々曇り
5:50 水晶小屋発
7:34 真砂分岐
8:54 南真砂岳
10:34 湯俣岳
12:40 晴嵐荘
8/9(火)晴れ時々曇り
6:37 晴嵐荘発
9:20 高瀬ダム着
学生時代の仲間と、ここ数年続けている「渋い山行」、昨年は光岳。今年は私が北アの百名山の中で五竜岳と共にまだ登っていない水晶岳へ。
8/6(土)
七倉の駐車場はほぼ一杯。タクシーで高瀬ダムへ。北ア三大急登とされるブナ立尾根を登る。木陰で、ジグザクの道自体はさほど急でなく登りやすい。烏帽子小屋の前はイワキキョウなどのお花畑。昔ながらの小屋だが、トイレはきれいで、手洗いの流しは広い。食堂はテーブル席。深夜、月が沈むと夏の大三角が頭上に、天の川もよく見えた。
8/7(日)
にせ烏帽子岳で日の出を迎えてから、小屋へ戻り朝食(5:30)、広い稜線を野口五郎岳へ。砂礫の中にコマクサが多い。東沢乗越まで小さな起伏が多い。もろい稜線を登って水晶小屋へ。ウッディな内装で、トイレは大変きれい。ただ、二階の梁が低く、何度も頭をぶつけた。水の乏しい稜線だが、夕飯のカレーお代わり自由には感激した。
8/8(月)
小屋前から美しい日の出が見られた。湯俣温泉への長い下り。真砂分岐から先、上部は展望が良く、下部の樹林帯は落ち葉でクッションが良く、歩きやすいが、登り返しもあり長い。それだけに、青嵐荘の温泉、ビール、その後の風通しの良い客室での昼寝は実に快適だった。噴湯丘付近の河原の温泉も、硫黄酸化細菌など初めて目にするもので、なかなか興味深かった。晴嵐荘はお酒の種類が豊富なのもうれしかった。
8/9(月)
高瀬ダムへ、緩やかな下り。ダムでタクシーが待っていた。電車に乗った松本は、連日34℃ほどの猛暑。山中の爽やかな風が懐かしかった。
天気図:気象庁HPより
日本付近に前線が停滞する不安定な天気だったが、山中では雨に遭うことはなく雲や霧の変化が激しく、青空が広がる時間も多く、変化を楽しめた。
距離35km、延べ標高差2,860m
烏帽子小屋、水晶小屋はネットOK(docomo)、水晶小屋はラジオの受信も良好だった。青嵐荘は圏外、川沿いに移動すると繋がる地点があるとのこと。
2022年
6月
07日
火
【期日】 6/4(土)
【山域 山名】 北アルプス 針ノ木岳
【メンバー】 M森(L),A部M男,I松(記)
【行程】 扇沢0620発~0750最終堰堤(H:1,700m)~0940マヤクボ沢出合~1100台地上~1220マヤクボのコル~1310針ノ木岳1350~1430最終堰堤~扇沢1540着
『6月第一週の週末、今シーズンの滑り納めとの位置付けで針ノ木岳を訪れました。
雪渓上も雪崩跡や土砂の堆積も程殆ど見られないなど、雪の状態も良好で、特に山頂からのびやかに拡がるマヤクボカールの滑降は快適の一語でした。
以下、当日の概要につきご報告します。』
昨年の山行の際、大沢小屋経由の夏道はスキーの先端が枝に引っ掛かり難儀したとのことで、右岸作業道から針ノ木雪渓を目指す。
蓮華大沢出合の手前の最終堰堤からは、雪も上部へと繋がっていることが確認できたため兼用靴に履き替え、シール登高に切り替える。雪渓上は、意外にデブリや落石も少なく白く綺麗な状態で、滑走の期待も膨らむ。高度を上げるにつれ、背後の爺ヶ岳も少しずつその均整のとれた容姿を現し、存在感を増してくる。
やがてマヤクボ沢出合に到り、右折して西側に進路をとる。進行方向が変わり、後方には徐々に根張り大きな蓮華岳が競り上がり、こちらもどっしりとした山容がとても印象的。なかなかの急登に、個人的にツボに宗旨替えして漸く辿り着いた台地末端からは、マヤクボカールの全景が見渡せた。カールの底を回り込めば、頂上直下より雪面が途切れることなく継続していることを確認する。
コルまで登り、雪のない稜線上を再び(三度)シートラで山頂へ。針ノ木山頂からは黒部湖を隔てての剱・立山連峰や、高瀬ダムの彼方に聳える槍ヶ岳などが圧巻。
暫し大パノラマを鑑賞の後、少し針ノ木峠側に降った地点に移動。カール末端まで続くスケールの大きな一枚バーンに、思い思いにシュプールを刻む。その後も出合までは、落石等による岩屑等もなく、快適な滑走が続く。やがて針ノ木雪渓に合流し、やや目立つようになった岩塊等を避けながら高度を下げる。
最終堰堤でアプローチシューズに履き替え、往路同様ザックの横に張り出した兼用靴を枝に引っ掛けながらの道行きとなるが、左岸の割と歩きやすい切り開きを利用して扇沢に帰着した。
2022年
5月
14日
土
【期間】2022/5/2(月)~5/5(木)
【山域】北アルプス、飛越新道~北ノ俣岳~薬師岳
【メンバー】M森、H間、Y本、O西、O西ヴォ
【行程】
5/2(月)晴れのち曇り、雪
7:15 飛越林道 1380m地点 (土砂崩れで行き止まりの手前)発
7:45 登山口発(飛越トンネル入り口)
13:40 北ノ俣岳避難小屋(テント設営)2050m 流水あり
5/3(火)晴れ
6:40 発
9:00 北ノ俣岳2662m 東面を3本滑降、登り返し
15:20 稜線戻り
16:20 避難小屋着
5/4(水)晴れ
5:10 発
7:10 稜線
8:20 太郎平小屋
9:00 薬師峠
11:30 避難小屋 2890m
12:30 発
13:00 薬師峠
15:45 北ノ俣岳直下稜線
17:00 避難小屋
5/5(木)晴れ
5:30 避難小屋発
9:40 車
5/2(月)
飛越林道、どこまで車で入れるか?不安を抱きながら進む。標高1400m付近で土砂崩れで行き止まり。手前に20台弱ほど駐車していた。トンネル手前の登山口にも雪はほとんど無く、1時間ほど、板を背負って登る。尾根の傾斜は緩く、起伏もあり、帰路は快適に滑ってこれそうにない感じ。
上層を気圧の谷が通過する予報で、避難小屋に着いた頃は曇天で、夜の初め頃に雪がぱらついた。当初は2日目、稜線にテントを上げる予定だったが、小屋前には流水があり、テントの移動や、水を作る労力を考え、テントは3日間、小屋脇のままとすることにした。
夜中は快晴、LEDでイグルーが美しく光っていた。
5/3(火)
6時半で-10℃と冷え込んだ。北ノ俣岳まで登り、東面、黒部源流を3本滑る。最後に滑った、山頂から南東の斜面は、傾斜は緩いが広く、雪質が良く、爽快な滑りを楽しめた。
避難小屋への戻りは、稜線下は雪が少なく、ハイマツの中をしばらく板を背負って下る。探すと稜線直下から雪が続いている箇所があったようだ。部分的に北ノ俣川に面して急斜面の狭いトラバースがあり、やや緊張する箇所もあった。
気温が上がり、夜間、星の写真を撮っている時には、昨晩より数℃暖かかった。
5/4(水)
薬師岳までの長い一日。天気は良いが、稜線は風が強そう、山頂上部にはちょっと不気味な雲がかかっている。北ノ俣岳から休業中の太郎平小屋まではゆるい登り返しがある、シール付けなくても大丈夫。山頂手前の避難小屋(屋根はなく、壁も3方のみ、2~3人で風よけになる程度)まで登ると、突然風が強くなる。まさに烈風。山頂まで行って、カール滑降ルートを探そうなどという余裕は無くなってしまい、往路を戻る。下ると風は収まり、峠まで快適な滑り。峠から北ノ俣岳までが長い。3時間40分ほどだったが、傾斜の緩い、起伏のある尾根で、山スキー向きでない。往復12時間の疲れで、この晩は星の写真をとることなく寝てしまった。
5/5(木)
待望?の下山日。テレマークのH間さんはシールを付けて下る。これがなかなかスムースだった。山スキーでは前倒するのが怖くて、シール付けての下りは避けたく、最初少し滑っただけで、残りは板を背負って下った。
車について、靴を脱ぐとまさに至福の瞬間。打保谷川の美しいエメラルドグリーンの流れを眺めながら帰路についた。
今年のGWは天候が良く、昨年まで天候不良やコロナで見送っていた北ノ俣、薬師岳を滑ることが出た。久しぶりの重荷、テント生活で充実した山行だった。
↓総距離42km、標高差(登り、下りそれぞれ)4,000m
2022年
4月
12日
火
【期間】2022年4月9日(土)~10日(日)
【山域】会津駒ケ岳
【メンバー】M森、H間、Y本、O西S、O西W、I松、I出
【行程】4/9(土)
8:30会津駒ケ岳登山口
12:00標高1580m
14:40 会津駒ケ岳山頂
4/10(日)
7:30 御神楽沢へ。1800mまで滑って登り返し。
9:20幕営地着。
10:00 下山
12:00 登山口着
1日目
登山口から頂上までは尾根の夏道沿い。
林道からしばらく行くと階段が現れ、スキーをザックに付けしばらく急な登りを進む。さらにシール登高で標高1280mまでは急登。気温は上がり雪はシャーベット状。シールがきかずにせっかく登った分もずるずると下がってしまうこともあった。
ゆっくり着実に高度を上げ、午後をまわって会津駒ケ岳山頂。北斜面を少し下がった木の間に幕営。
2日目
幕営用具をデポして、御神楽沢を1800m地点まで滑る。雪の柔らかさもちょうど良く、大斜面を楽しんだ。その後登り返して、パッキング後下山開始。源六郎沢を滑りながら、トラバースして夏道の尾根に合流した。南側の斜面で雪はだいぶ緩み、ストップ雪。
尾根の右側、左側と、なるべくツボ足の跡のないきれいな斜面を探して滑り降りる。標高1350mの階段の出てくるところから、ツボ足で歩くことを考えていたが、右側の沢を滑り、林道に合流するルートを取る。急斜面で木が多い斜面だったがそれほど長くはなく、林道を滑って登山口に滑り降りた。桧枝岐村は気温22℃くらいあったのでは。晴天に恵まれた二日間であった。
2022年
2月
23日
水
【期日】2022年2月5日(土)
【山域】上州武尊
【メンバー】Y本、M浦、I出、T本、E戸、A部、Y氏、H瀬、M森
【行程】
9:00 オグナ武尊スキー場 1810m
9:50 前武尊 2040m、剣ヶ峰コルでピットチェック
10:40 荒砥沢 1750m まで滑降、登り返し
12:00 再度、1750mまで滑降、登り返し
14:20 十二沢滑降
15:00 ゲレンデ
小雪が降り続けた寒い一日でした。
7時半頃、スキー場センターハウスにマスクをして集合。登りの南向き斜面は、小雪舞う曇天と新雪のおかげでいつもはスキークトーがほしくなる中間部も楽に登れました。
いつもは賑やかな前武尊頂上に人がいなくて記念写真のカメラを頼めませんでした。
剣ヶ峰コル付近で3班に分かれてピットチェック。
荒砥沢を5人づつの2パーティーに分け間を開けて1,750mまで滑走。コルまで登り返してもう1本。滑走中、他に人なし、パウダー良好で荒砥沢、最高、こんな良いのは10年間で2回等の声が聞かれた。
2本目の登り返しで、やっとスノーボードとスキーの混合パーティーの人達と遭遇。
ラストの斜面が広い十二沢にも人がいない。2パーティーに分かれてパウダー斜面を独占。とにもかくにも楽しい1日でした。(M浦)
気象庁HP
2022/2/5 9時
日本付近は冬型、上州武尊では風は弱く、太陽がぼんやり見える時間帯も。荒砥沢の気温は-8℃ほどど低かった。
高知大学HPより
2022/2/5 9時、可視画像
日本海側は雪雲に覆われ、関東平野は晴れ、冬型の雲。
2022年
2月
16日
水
【期日】 2/11(金),12(土)
【山域 山名】 吾妻連峰 谷地平
【メンバー】 M森,I松(記)
【行程】 2/11(金):高湯温泉0730発~1000賽の河原~1130硯石~1300五色沼コル~1340大倉深沢(H:1,780m)~1450同左岸尾根(H:1,760m)~1530谷地平(H:1,580m)~1730谷地平避難小屋(泊)
212(土):小屋0640発~0940五色沼コル~1040五色温泉ルート落口~1120硯石~1210旧スキー場分岐~1240旧高湯温泉スキーゲレンデトップ~高湯温泉1330着
『二月上旬の三連休、吾妻連峰東麓の高湯温泉を基点に、五色沼の西側に拡がる谷地平を訪れました。有雪期初見の大倉深沢左岸尾根は密な針葉樹林帯で難儀しましたが、この時期としては希有な穏やかな日和にも恵まれて、深雪と静寂の空間に浸ることができました。
大切に使われている谷地平避難小屋で快適な一夜を過ごさせていただき、翌日の五色沼北側鞍部から家形山避難小屋方面への滑走は、雪も良くツアーのハイライトとなりました。
以下、両日の概要を報告します。』
駐車場裏手より吾妻スカイライン除雪終了地点へとショートカットを試みるが、道路との段差等に阻まれ迷走気味。冬季閉鎖ゲート先の夏道に沿って、随所に付けられている慶応吾妻山荘のテープと家形山への古の指導標に導かれ高度を上げる。
スカイラインを横断し賽の河原?らしき所を通過すると、気付かぬままに旧スキー場からのルートと合流。表示のある井戸溝を通過すると、やや勾配を増す。
家形山避難小屋との分岐付近より傾斜の増した斜面を登ると、五色沼を見下ろすピークに到達。沼は一面雪原で、魔女の瞳は未だ深い眠りの中。翌日の家形避難小屋への分岐を過ぎ、微妙な傾斜のトラバースの後に西側コルに到る。
谷地平側に密生する大シラビソの原生林を前に、大倉深沢源頭の沢状地形の始まる地点まで暫し快適滑走を楽しむが、予想以上に幅が狭く、深さもありそうなため、再度シールを装着し左岸を巻き気味に登高。更に一本沢を横断して目当ての尾根に乗った地点から再度の滑走。密な植生に四苦八苦しつつも、徐々に狭い樹間にも慣れ深雪と戯れ(に埋ま)る。
やがて、傾斜も緩み三度のシール装着。湿原に入ると小沢の横断等に時間を要する。最後は大倉川支流の姥沢をブリッジで左岸に横断し、漸く谷地平避難小屋に到着。中二階の冬季出入り口より小屋に入る。若干雪が吹き込んでいるものの大切に利用されている様子で、管理の行き届いた小屋を有り難く使わせていただく。
翌日は往路をトレースし、1,796ピークまで登り上げ、高度を維持しつつ東進して五色沼西側鞍部に到る。一段降って五色温泉へのルートの落ち口に登り返す。
家形山避難小屋までは、快適パウダーを堪能しつつ高度を下げる。樹林の中の地味な避難小屋を見逃すが、夏道に復帰し所々僅かな登りも交えて硯石で往路に合流。
慶応山荘分岐付近よりは良くスキーも滑り、井戸溝を.横断。賽の河原手前より左手に進路を採るが、やや北に寄り過ぎたため東に軌道修正しつつ進むと、トレースや赤布も現れ旧スキー場トップへと導かれる。
クローズ後15年程度?経過したゲレンデは多少藪化が進んだものの程良い斜面が下部まで続き、やや重パウダーに自在にシュプールを刻む。最後はスカイラインのゲート最初のヘアピンカーブに乗り上げ、堰堤工事により除雪され薄く雪の残った路上をゲートに滑り込む。ゲートからは、往路迷走系だったこともあり、スキーを担いで道路を歩くが、結構長い道のりに・・・。
2022年
1月
25日
火
【山域】東谷山 1554m
【期間】2022/1/23(日)
【メンバー】I出、M浦、Y本、S﨑、O田、M森(記)
【内容】
9:00 二居集落発 800m
12:30 東谷山
二班に分かれてピットチェック
13:40 東谷山発 1554m
15:15 貝掛温泉入り口着 750m
今シーズン入会したY本さんは、先週の平標山に続く参加。出発前に、下山口の貝掛温泉入り口に車を置きに行く。最近はこちらから入る人の方が多いのか、駐車スペースは8割がた埋まっていた。
二居集落から先はしっかりしたトレースがついていて、ラッセルなし。痩せ尾根部は北側斜面を迂回したりして、ここで時間を要したようだ。太陽には日傘がかかってきたが、山頂からの展望は良く、巻機山や越後三山の真っ白な斜面が目を引く。山頂の北側で二班に分かれてピットチェック。積雪は3m以上。いずれも70cmほど下に凍結層があるが、そこから雪崩れる恐れは小さいだろうとの判断だった。
前泊した二居Pでは朝方は-10℃だったが、日本海の低気圧の影響か、登っているときは南寄りの風で気温は高めに感じた。そのためか、雪はやや重め。ある程度スピードに乗らないとターンしにくい感じだった。樹林も、もう少し疎らならいいのに~と思うが、そうした条件下で滑るのもそれなりに楽しい。
貝掛温泉入り口についた時には、車はほとんど無くなっていた。
気象庁HPより
2022/1/23 9時
本州中部は高気圧に覆われているが、東シナ海に前線伴う低気圧があり、東進。日本海に低気圧がある。
湯沢 -2.2℃、南南東の風2.6m/s
積雪181cm
稜線では南寄りの風で暖かく感じた
日本気象協会HPより
2022/1/23 9時
前線に伴う雲が西日本に広がってきている。東谷山は晴れていたが、下山する頃には薄曇りになっていた。
2021年
12月
09日
木
【山域】日光白根山 2578m、東陵
【期間】2021/12/5(日)
【メンバー】M森、H間、A部
【内容】
6:30 菅沼登山口、駐車場発 1770m
10:50 樹林帯を抜ける 2350m
12:20 ロープ出す2510m
13:50 終了点、山頂登山道
14:10 下山開始
16:00 駐車場
駐車場の積雪は10cm程、弥陀ケ池周辺は凍結していてアイゼンを付ける。五色沼の先から、登山道を離れ、左手の樹林帯を登る。山頂直下の”大岩”を右に巻くルートもある様だが、今回は左手の谷沿いを登る。
登山道直下で、斜度が急な個所があり、ブッシュを支点にロープを出す。積雪は40cm程、雪の下はブッシュで足元が不安定。登山道までは50mロープで届く位置だった。風は弱く、快晴、男体山は黒々としていて、雪は無いようだった。登山道には適度に雪が残り、駐車場までアイゼンを付けたまま、サクサクと快適に下ることが出来た。
日本気象協会HPより
2021/12/5 9時
日本海の高気圧に覆われ、全国的に晴天だった。
日本気象協会HPより
2021年
11月
25日
木
【山域】室堂~剣沢
【期間】2021/11/20(土)~22(日)
【メンバー】M森、H間、A部、I崎、M浦、Y氏、A井(2名テレマーク)
【概要】
11/20 晴れ
11時半 室堂ターミナル発
14時 室堂山
15時前 室堂ターミナル
16時頃 雷鳥荘(宿泊)
11/21 晴れのち曇り
7時40分 雷鳥荘発
11時 別山乗越着
13時50分 別山乗越発
16時10分 雷鳥荘(宿泊)
11/22 雲り
8時 雷鳥荘発
8時50分 室堂ターミナル
【内容】
11/20(土)
室堂ターミナル付近の積雪は数十㎝程度。ターミナル付近でビーコン練習を行う.正常に動作しないビーコンが見つかるなど、シーズン初めの確認の重要性を感じた。その後、室堂山を往復。富山平野は雲海に覆われ、槍ヶ岳まで見える好天。雪は少なめながら、北面のためか、雪質はよく、滑りを楽しめた。雷鳥荘は昨年11月より宿泊者が多く、スキー置き場が一杯になっていた。
11/21(日)
朝から雲が多いものの、稜線の視界は良好。雷鳥沢は昨年11月より雪が少ない様に見 えたが、予定通り別山乗越へ登る。反対側の剣沢は新雪状態で、十分な積雪量。上部100m弱程度の高差を3本ほど滑った。風が強まり、稜線沿いは風にあおられて歩くのが困難なほどだった。帰路の雷鳥沢は、下部は雪が少なく、途中から板を背負った。天候は下り坂だが、夜中は意外と晴れ間が広がり、外気温は3℃ほど。月明かりの下、星座写真を撮影することが出来た。
11/22(月)
3泊の計画だったが、朝から悪天の予想だったので、宿泊をキャンセルし、室堂へ下山、黒部ダムまで下りてくると、雨が降ってきた。
気象庁HPより
2021/11/20 9時
沿海州の高気圧が本州に張り出し全国的に天気が良かった。
2021/11/21 9時
日本海西部を低気圧が東進。西日本は雨が降り出した。立山では、深夜まで晴れ間が出て、星座写真を撮影できた。
2021/11/22 9時
寒冷前線が西日本を東進、全国的に雨だった。
2021年
10月
05日
火
【山域】剣岳、源次郎尾根
【期間】2021年9月23日(木)~、25日(土)
【メンバー】M森、H間、I松、I崎
【概要】
9/23(木)晴れのち曇り、夜晴れ
11:40 室堂発
14:30 剣沢
9/24(金)晴れ
5:10 剣沢発
6:30 源次郎尾根取りつき
11:30 2峰、懸垂下降
13:05 剣岳山頂
17:10 剣沢
9/25(土)晴れ
5:20 剣沢発
8:30 室堂
【内容】
9/23(木)
室堂から剣沢へ。上層に寒気(3000mで6℃)が入るとの予想で、やや雲が多く、気温は低め。別残乗越では「生ビール冷えてます」と小屋に看板があったが、とてもそんな雰囲気でない。剣沢では各自テント、ツエルト(2名)泊り。夜遅くまで風が強く、ツエルトがあおられる音で、安眠出来なかった。
9/24(金)
源次郎尾根の経験者は一人だけだったので、明るくなってから尾根取りつきへ着くよう出発。1峰(2709m)までの登りが核心部といった感じ。2ヶ所、取りつきにくく、足元も不安定な岩場があり、シュリンゲを掴んで強引に上がったり、ロープを出したりした。1パーティに追い越されたが、その後は後続は無かった。上部は岩がすっきりしてくるが、一部踏み跡は錯綜し、ベストなルートを見抜く注意力が必要。
2峰の懸垂下降は、支点も岩もしっかりしており、不安なく下れた。山頂はガスに覆われたが、剣沢への下山途中、天候は徐々に回復し、1峰、2峰を望むことが出来た。
9/25(土)
紅葉が見ごろの室堂へ下山。
気象庁HPより
2021/9/23 9時
日本海を低気圧が東進、午後、剣沢はガスに覆われ、風が強かった。夜半に天候回復。
2021/9/24 9時
大陸から張り出した高気圧の勢力下で
晴天。午後は剣岳周辺はガスが沸いたが、夕方から回復。
2021/9/25 9時
沿海州の高気圧に覆われ、晴天。
高知大学HPより
2021/9/24 11時 本州北部は雲が目立つが、剣岳周辺は雲が少ない様だ。
2021年
9月
28日
火
【山域】涸沢
【期間】2021年9月19日(日)、20日(月)
【メンバー】M森、他1名
【概要】
9/19(日)晴れ
8:00 上高地発
パノラマ新道経由
14:40 涸沢
17:20頃地震発生
9/20(月)
5:00 涸沢発
横尾経由下山
10:30 上高地
【内容】
9/19
前穂北尾根を目指し今日は涸沢まで。パノラマ新道経由で行くが、涸沢側に回り込んだ辺りは急斜面のトラバースで油断できない。装備軽量化の為、涸沢ヒュッテ泊りとしたので、のんびり昼過ぎに涸沢着。ヒュッテも、テント場も既に混雑している。涸沢小屋へ登り、北尾根の5,6のコルへのルートを確認。雪渓は無かった。
ヒュッテに戻り休んでいると、17時過ぎ、突然強い揺れ、一気に揺れが強まったので、震源が近い様だった。揺れは短時間で収まったが、「ザー」というような異音がする。外にでると、ヒュッテ前で多くの人が稜線を見ている。吊尾根、奥穂、北穂方面から雪崩の様に白煙を上げて岩が崩れてくる。テント場に向かって避難を呼びかける人もいた。小屋やテント場まで達するのではないか?と不安になったが、斜面の半ば辺りで止まったようだ。
暗くなってからも余震があり、これはどの辺りまで崩れてきたのか分からなかった。テント場から避難し、ヒュッテ回りでマットとシュラフで過ごす人がおおぜいいた。涸沢はスマホの圏外で(これは意外に感じた)ニュースを聞くことは出来なかった。ラジオがあれば、放送を受信できたかもしれない。
ヒュッテからは夕食時、明日は上部への行動は避け、下山する様、要請が出た。
9/20
北尾根の状況が判らず、余震も続いているので、横尾経由で下山とする。ガレ場では山岳警備隊の方がパトロールしていて、速やかに通過する様アドバイスされた。上高地への下山途中で、震源は西鎌尾根の方らしい、小槍の上部が崩れたらしい、といった話を聞いた。(真偽は未確認)
気象庁HPより
2021/9/19 9時
関東の沖に弱い低気圧がある。
中国東北区に中心もつ高気圧が日本付近に張り出し全国的に晴天。東京の最高気温は29.2℃
9/20も本州付近の気圧配置に大きな変化はなく晴天が続いた。
2021年
8月
13日
金
8/2 イザルヶ岳
【山域】南アルプス、光岳(芝沢ゲートより往復)
【期間】2021年8月1日(日)、2日(月)
【メンバー】M森、他2名
【概要】
8/1(日)晴れ、夕方雷雨
3:40 芝沢ゲート発 720m
4:45 易老渡登山口 870m
6:40 面平 1470m
9:50 易老岳 2354m
12:15 静高平 水場
12:50 光小屋 2520m
8/2(月)晴れ、午後薄曇り
4:20 光岳
4:35 光石
5:30 光小屋発
5:50 イザリヶ岳
10:40 易老渡登山口
11:50 芝沢ゲート
【内容】
8/1(日)
大学時代の仲間との光岳登山は、一昨年から計画したが、台風、道路の不通で今年、ようやく登ることが出来た。コロナ禍で光小屋は休業だが、トイレと合わせて開放されており、利用させていただいた。
梅雨は7月中旬に明けたが、上層の寒気の影響で午後は雷雨の不安定な日が続いていた。早朝発、昼には小屋に着ける時間配分とした。
芝沢ゲートまで、夜間、普通車では時々、車体の底をこすってしまった。十数台ほどの車が駐車。易老岳までは樹林帯の登りだが、巨木の多い面平や、苔むした樹林帯、上部では聖岳の展望など、変化があり楽しい。
易老岳は倒木に覆われ、展望はない、ここから三吉平までは複雑な地形で、意外と長く感じた。静高平へは一転して、ガレた沢の中、急な個所があり、雨の日などやらしそう。斜度が落ちると、水量豊富な水場で安堵する。ここまで来れば小屋は近い、ビールを冷やし、水筒類を満水にする。
光小屋はまだ新しく、内部は広く清潔、快適だったが、トイレには清掃用具がなく、大量のハエが飛んでいた。小屋を出る際に持参したブラシと、水で清掃した。
途中で出会った下山者の話では、昨日は10名ほどが泊り、激しい雷雨で、テント場付近に落雷があった様だ。今日は雷雨は短時間で、さほど強く降らなかった。
私たち3人が1階を、4人パーティが2階を使用した。この人数では、贅沢すぎる程余裕あるスペースだった。
8/2(月)
4時前に小屋を出る。聖岳に向かうという4人パーティは先に出発。光岳山頂ではまだ暗く、樹林で展望もなかった。次第に明るくなる中、樹林の先に見えてきた
光石は、深南部を背景に浮かび上がる巨岩で、高度感と神々しい雰囲気で、岩の上にあがると落ち着かない感じだった。
イザルヶ岳に寄ってから下山。最後は小走りに下ったので、予定よりやや早く、芝沢ゲートに着いた。
光岳は長く、厳しい登りで山頂は展望が無いが、光石、イザルヶ岳、深南部の眺め、快適な光小屋など、一帯は大変魅力に富んでいた。
気象庁HPより
2021/8/1 9時
太平洋高気圧の張り出しが弱いようだが、各地は猛暑。
日本付近では熱帯低気圧が発生。
飯田最高気温 33.2度
小屋ではNHK第二放送が受信できた。インターネットは繋がる時があるが、不安定だった。
2021/8/2 9時
気圧配置は、昨日とあまり変わらないが、上層の寒気による不安定さはやや減った様だった。
飯田最高気温 33.5度
500hPa天気図。 5800m付近で-6℃の寒気が本州中部にあるが、前日までより範囲が狭くなってきた。
2021年
6月
10日
木
【期間】2021/6/5(土)~6/6(日)
【山域】剣岳、早月尾根
【メンバー】M森、H間
【行程】
6/5(土)晴れ
8:10 馬場島発 760m
11:40 1700m付近、雪が現れる
14:00 早月小屋 2210m
19:10頃 日没
6/6(日) 晴れ
4:10 早月小屋発
8:10 剣岳山頂 2999m
8:45 発
12:25 早月小屋
16:45 馬場島
6/5(土)
都心発で、前夜は滑川道の駅泊り。明け方は16℃程度だった。
二人とも、馬場島は初めて。登山口のお堂に無事下山をお祈りしてスタート。
標高1000m付近の立山杉巨木の奇怪な形状は、屋久島の花山歩道を思い出させた。
途中で下山してくるトレールランナーに何人か会う。雪で山頂断念した方も少なくない様だった。
標高1700m付近から雪が現れる。2000m付近より連続して雪の上を歩くようになる。雪が残っているのは稜線北側の傾斜が緩い個所が多い。しかし、雪渓から稜線へ上がる個所は傾斜が増す場合が多い様だ。
早月小屋周辺の残雪量が予測できず、水分を5Lも背負っていたのだが、小屋の脇には2~3mも残雪があり、表面を削るときれいな雪が出てきた。
他には誰もおらず、テントとツエルトでのんびり過ごす。夕方から雲がやや増え、それがかえって素晴らしい夕焼けを見られることにつながった。富山湾に反射する太陽は影ができるほどまぶしかった。月は無かったのだが、夜間は薄くもがかかり、残念ながら天の川ははっきり見えなかった。
6/6(日)
2時半起床、4時過ぎ発。トレッキングシューズにアイゼン、ピッケルで登る。雪は断続的に現れ、最初の内はアイゼンを着脱したが、途中から付けたままにした。上部は登山道のマーキングが分かりにくい個所がある。ガスに包まれたら下りは難儀する箇所がありそうだった。
山頂は私たち二人だけだったが、しばらくすると何人もが登ってきた。白萩川経由できたという猛者、平蔵谷をスキーで登ってきた方など。山頂の気温は3℃、予想よりやや低かった。
小屋までが今回の核心部、雪はさほど固くないが、かえってステップが安定しない感じだった。冬季は山スキーしか行っていなかったので、「スキーだったら、何でもないじゃん」と感じる斜面なのだが、歩いて下ると予想外に緊張する箇所があった。
無事、小屋に着き、荷物撤収、馬場島まで標高差1500mの長い下り。昨日に比べ、花が明らかに増えている、満開のタムシバが印象的。
馬場島、「試練と憧れ」の石碑の前で記念写真、剣岳にふさわしい言葉と実感した。
気象庁HPより
2021/6/5 9時
梅雨前線が日本の東から南に伸びる。本州中部は気圧の尾根状となっている。これが好天だった一因か。
上市アメダス
最低、最高気温
12.9℃、23.7℃
平年値は
13.5℃、23.0℃
2021/6/6 9時
梅雨前線上に低気圧が発生し、四国の南を東進。剣岳周辺は午前中、一時雲が増えたが、行動時の視界を悪くするようなものではなく、午後は回復してきた。
上市アメダス
最低、最高気温
12.6℃、26.0℃
両日とも、最低気温は平年と大差なかった。
高知大学HPより
2021/6/5 9時、可視画像
関東地方は雲が広がっているが、北日本は雲が少ない。
2021/6/6 9時、可視画像
昨日に比べ、日本付近は広く雲に覆われている。しかし、前線付近に比べると、北日本の雲は薄いように見える。
2021年
5月
16日
日
【期間】2021/5/15(土)晴れ、上部は雲海の上
【山域】富士山、須走口から3500mまで
【メンバー】M森、I崎、A部(M)
【行程】
6:00 須走口駐車場発 1990m
9:20 雪が連続して現れる 2900m
13:30 3520m地点
14:20 滑降終了 2870m
16:00 駐車場
駐車場の上から登り始めるが、途中のダケカンバ帯ではザックに付けた板が引っ掛かり難儀する箇所あり、1時間ほどで砂走り下山道に出る。砂走りはザレていて、下りには良いが、登りは神社側からの方が足元が良かったかもしれない。
2900m付近から雪が連続して出てきて、板を履く。気温は登山口で出発時に10℃と高め、雪は柔らかく、シールが良く利く。3000mを越えたあたりから、登るペースが落ちる。帰路も標高差1000m板を背負って下ることも考慮し、3500mを越えた辺りまでとした。
眼下にはボリューム感のある雲海が広がり、上空には所々巻雲が見られ、雲の変化も楽しめた。須走側の斜面は富士宮側や、吉田大沢に比べると広く、斜度も緩い。雪はやや重めで、リラックスして滑っていける。周囲にも歓声を上げながら滑っていくスキーヤーが。
2900m付近まで滑って、その後は板を背負って我慢の下り、幸いガスの中に入り、日差しは遮られた。帰路、御殿場の銭湯、人参湯に寄る。駐車場があり、レトロな雰囲気が良い。
気象庁HPより
2021/5/15(土)9時
東日本は三陸沖の高気圧の後ろにまだ覆われている。
アメダス
御殿場(472m)
9時 20.7℃、最高 24℃
富士山頂
9時 1.7℃、最高 5.7℃
5/16 近畿、東海梅雨入り
例年よりかなり早い
高知大学HPより
2021/5/15(土)9時
可視画像(拡大)
関東地方は薄い雲に覆われている、富士山の北側は雲が厚い。
2021年
5月
05日
水
↑小日向山のコルから新雪を巻き上げる! 山スキー2回目のI崎
【期間】2021/5/3(月)、5/4(火)
【山域】北アルプス、猿倉~白馬鑓稜線手前まで
【メンバー】H間、I出、I崎、M森
【行程】
5/3 曇り雪、夜間晴れ
8:10 猿倉発
9:10 猿倉台地
13:00 テント設営、ブロック積み完了 気温3度
5/4 晴れ
2:50 気温-3度
5:30 テント発
7:00 小日向山のコル 1824m
7:30 シールで登高開始
8:40 鑓温泉
12:10 強風のため引き返す 2650m付近
12:40 鑓温泉
14:50 小日向山のコル
15:20 テント場、撤収
17:00 猿倉駐車場
【内容】
今年のゴールデンウイークは天気が悪く、当初予定の薬師岳は中止、アプローチが容易な猿倉台地ベースとした。
5/3(月)
山麓は晴れていたが、稜線は白く輝く雲に覆われている。猿倉はぎりぎりシールで登れる程度の残雪量。1時間ほど登り、台地の端にテントを張る。日中は一時的に冬型で、荒れる予想だったので、念入りにブロックを積む。風が強まり、アラレが降ってきて、ブロックの効果を実感した。
5/4(火)
朝から晴天。小日向山のコルからは、新雪で朝日を背景に雪煙を舞い上げる爽快な滑り。鑓温泉に向かって登ると、人が増えてくる。天気は良いが、上部は風が強い、稜線に出ると強風で難儀しそうだったので、稜線まで100m程の地点で引き返す。昨日の少量の新雪が乗っているのか、滑り易い。
賑わう鑓温泉で休憩。衆人環視の中、全裸になって入る男性、ポンチョ?で着替えていた女性は水着で入ったのか?小日向山のコルに登り返し、テントへ向かう、「こんなに暖かくなるんなら、ビールを持ってくるべきだった!」もう一泊する予定だったが、明日は天気が悪そうだし、ビールも魅力なので、今日、下山に変更した。ブロックはかなり崩れてしまっていた。気温が高くなる時は、最初から安定した形状で積んで置く必要がありそうだ。
今日は登り標高差は1600m程になった、疲れた体で、雪の少ない樹林帯を猿倉までスキーで下るのが核心部だったかもしれない。
気象庁HPより
2021/5/3 9時
冬型に近い気圧配置。北アルプス稜線は朝から雲に覆われ、猿倉台地では午後からアラレが降ってきた。
白馬気温
最低 -0.4℃
最高 13℃
2021/5/4 9時
本州付近は移動性高気圧の勢力範囲、本州中部は気圧の尾根になっている。
白馬気温
最低 0.6℃
最高 23℃
最高気温は昨日より、10℃も高い
高知大学HPより
2021/5/3 9時、可視画像
東日本は晴れている個所が多いが、日本海側は山沿いに雲が見られる。
2021/5/4 9時
本州はほぼ全域で晴れているが、東シナ海の低気圧前面の雲が九州に掛かってきた。5日は白馬では雨(降水量13mm)だった。
2021年
5月
03日
月
期間:4月20日(火)~24日(土)
山域:立山
メンバー:T本(CL),H野(SL)、H瀬、T田〈清)、T田(敏)(会員外)
概要:20日(火)岳峰ヒュッテ泊。21日(水)扇沢より室堂。浄土山、室堂山を滑る。室堂山荘泊。22日(木)国見岳、山崎カール滑降。室堂山荘泊。23日(金)一ノ越~御山谷~ロッジくろよん~黒部湖駅。岳峰ヒュッテ泊。24日帰宅。連日の好天下、納得できる山スキーを楽しめた。特に御山谷は滑りは素晴らしかったがダムからロッジくろよんまでは厳しかった。
4月21日(水)快晴
扇沢の無料駐車場は流石に満杯とまでは言えないがそれでも各地からの車で8割方埋めっている。8時のバスで室堂に向かう。快晴の室堂は登山客、観光客が多く、スキー客は意外に少ない。室堂山荘に荷物を置き、一ノ越への途中から浄土山に登る。気温が高く、雪もさほど固くない。13時前に山頂着、五色から薬師、槍の稜線が光っている。数年前の連休、広瀬さんと辿った日本オートルートだ。山頂から30分ほどで室堂に下り、続いて室堂山に登る。快適な滑降で室堂山荘着は15時過ぎ。風呂、宴会のあと結構な夕食をいただき、ちょっぴり飲みなおして21時には就寝。
4月22日(木)快晴
窓から今日予定していた奥大日岳を覗くと手前のピークからの滑りはあまり良くなさそうなのに比べ、国見岳には素晴らしいシュプールが刻まれており、アプローチの良さも考えて国見岳を目指す。1時間20分ほどで山頂に到着、記念撮影のあと室堂に向けて滑走開始、あっという間に室堂に滑り込む。一旦室堂山荘に戻り外のベンチでランチを済ました後、一ノ越を目指して登り、途中から山崎カールへのトラバースに入る。斜面からの雪崩に注意し、少し下部をトラバースして山崎カールを目指す。間もなくローソク岩が見え、それを目指して登り、カールの底の平坦になったところで一服、滑降に入る。室堂山荘への登り返しを覚悟して称名川まで滑る予定だったが徐々に室堂側に滑り、ブル道に滑り込んで14:30今日の行動を終了した。
4月23日(金)快晴
前日に富山県山岳救助隊のオフィスで御山谷の状況を確認したところ、3日前のヘリ観察で1600m付近から水流が出ているが今が絶好のコンディションとの情報、ダムまで滑るべく出発する。9:20一ノ越に到着、御山谷を覗くとのっぺりした雪面がどこまでも続いている。
御山谷は2年前の夏に遡行した広大に開けた谷であり、期待が膨らむ。2700mの一ノ越から1400mの黒部ダムまで1300mの大滑降を開始。順調に高度を下げ、1500mあたりで水流が現れたのでスノーブリッジを使って早めに左岸に移る。このままダムに行けると思いきや間もなく岸壁で進路を絶たれる。再度右岸に渡り、ダムの直前でちょっと危なげな渡渉を敢行、左岸に渡って登山道らしきところを辿る。しかし、道は全く不明瞭で、間もなくダムに沿った急峻なヤブで進路を絶たれ、急傾斜の雪壁のところで安全を期してロープを使用、すっかり時間を使ってしまった。ロッジくろよんの屋根が見えて一安心、あとは見え隠れする舗装道路を辿って15:30に黒部湖駅に到着した。シニア組にはとってははかなりハードな一日となったがそれだけに久々に感じる充実感も一入だった。入浴、買い物のあと岳峰ヒュッテに帰着したのは18時近かったが宴会はかなりの盛り上がりを見せた。
4月24日(薄曇り)
小屋掃除のあとT田夫妻は富山へ、我々は東京に向けてそれぞれ岳峰ヒュッテを後にした。新型コロナで気を使いながらの行動ではあったが天候に恵まれた充実の4日間だった。
2021年
4月
30日
金
<日 程> 4/10(土)11(日)
<メンバ-> A部幹、S藤守
<山 域> 尾瀬
4/ 9(金)戸倉ゲ-ト前にて泊。
4/10(土)晴れ
起きてみるとびくり駐車スペ-スをはみ出す車の台数であった。鳩待峠までは標高差600mの自転車走行である。若者達はすいすいと走り抜いていく。電動自転車が快適に走っていった。文明の利器も欲しいがじっと我慢である。鳩待峠には既に自転車で上がっている人が多く、ほぼ至仏山目当である。同会の別パ-ティのメンバ-も今日は至仏山ということで少し奥に入った所に設営とのことであった。我々は自転車をデポし、山の鼻へ向かうも結構、雪が割れており前回よりも時間がかかった。尾瀬ヶ原に下りている人は皆無で完全な貸し切り状態である。しかも快晴無風と来ていた。猫又川はやはり前回の時より雪が少なく渡れるポイントは限られたいた。大白沢山ジャンクションへは猫又川左俣を詰め上がることにした。設営予定では白沢山南側のコルであったが、疲労してきたのでスズケ峰とジャンクション稜線南側1800m地点で泊とした。
5:40ゲ-ト前 ~ 7:05津奈木橋 ~ 8:15鳩待峠9:05 ~ 11:00山の鼻
12:45尾根取付 ~ 13:00 1534m ~ 14:00 1661m ~ 15:00 1800m BP
4/11(日)快晴
平ヶ岳を往復して明るい内に戸倉下山は無理なので平ケ岳登頂は断念し、ジャンクションまでとした。ジャンクションからは360度のパノラマで広がっていた。この景色が見られただけでもチャリンコで上がってきた甲斐があったと思うくらいの眺めであった。十分景色を満喫し、BPへ。スキ-は矢張り速い!
下山途中、今朝上がってきたという70歳くらいの単独男性とすれ違ったが2泊の装備で非常に速い人だ。
鳩待峠までの登りは川上川の雪割れがすすんでいるので夏道通しを歩いてみたが以外と時間がかかった。鳩待峠にはこれまでに見たことのないほどの自転車の数で驚いた。次回は、2泊で平ヶ岳往復を達成してみたい。
6:00BP ~ 6:40ジャンクション ~ 7:15 BP 8:10 ~ 9:50猫又川二股
~ 11:30山ノ鼻 ~ 13:10鳩待峠13:55 ~ 14:35戸倉ゲ-ト前
2021年
4月
29日
木
4/18(日)雨
一里野登山口、ホワイトロ-ドの下見
尾添川の橋は崩壊しており堰堤から対岸に渡るという前情報だったので下見をしてきたが堰堤は危険なため却下。ゲ-トからホワイトロ-ドを2km下見、明日は中宮より登ることにする。
4/19(月)曇り雨のち晴れ
ゲ-トからヘッデンスタ-ト。ホワイロ-ド途中で北海道から来たという単独女性に抜かれる。日帰りとのこと。ビジタ-センタ-裏から蛇谷自然公園小屋まではカタクリの群生が見事であった。小屋からジライ沢右岸の取付きル-トが分からずかなりのロスタイムしかも雨。昨日の雨で落ち葉がすべり登り憎い。900m位から雪が現れ始め次第に藪が濃くなり時間がかかるようになった。稜線は昨日の降雪で当初は冬瓜平で宿泊装備をデポ軽装で山頂往復の予定であったが、予定時間より大分遅くなっており登頂前後でビバ-クも想定されるので重荷であるが稜線通しで山頂を目指すことにする。分岐付近で登頂して下りてきた若い単独男性は3度目にして登頂できたのことでヘッデン覚悟で下山。下山も時間がかかりそうである。北海道の女性、大学生2人も途中で下山とのことであった。山頂からは白山が間近に迫って見えた、ここから大笠山までは難易度の高い縦走らしい。明るい時間に冬瓜平まで下れそうであったが微風で天気もいいので稜線のデポ地にて泊とした。
4:05ゲ-ト前 ~ 5:20中宮ビジタ-センタ- ~ 5:55蛇谷自然公園小屋
11:05 1271m ~ 13:15冬瓜山 ~ 14:10シリタカ山 ~ 15:15分岐
15:20 デポ ~15:50小笈ケ岳 ~ 16:05笈ケ岳 ~
16:25 デポ地泊(1720m)
4/20(火)晴れ
稜線上の窪地を利用したBPは夜中の風もしのげた。今日は昼までに下りればいいので明るくなってから下山。快晴の笈ケ岳をバックに冬瓜平へ。昨日、冬瓜平でテン泊したという若い単独男性が上がってきた。冬瓜平はやや入り込んだ地形だが気持ちのいい所だ。昨日登ってきた尾根のトレ-スに合流してからも下りとはいえ藪で楽には下れない。落ち葉と雪とで滑り途中までアイゼン装着まま下った。蛇谷自然公園小屋に着いて時は安堵した。カタクリの群生地やイワカガミなど目を楽しませてくれた。地元の人の話では、この時期の笈ケ岳登山は自転車を使い早朝スタ-トで日帰り登山が多いとことであった。それでも時間はかかるそうである。
5:30BP ~ 6:15シリタカ山分岐 ~ 7:05冬瓜平 ~ 7:40尾根合流
11:05蛇谷自然公園小屋 ~ 12:20ビジタ-センタ- ~ 13:40ゲ-ト前
2021年
4月
28日
水
【日程】2021年 4/24(土)
【山域】白馬乗鞍岳
【メンバー】M森(L) H間(SL) I﨑 I出
若手新人が入会しました。山スキーは初めてということで、
基本を練習しながら白馬乗鞍岳に行きました。
栂池ゴンドラとロープウェーを乗り継ぎ、ビーコンチェック、シールのつけ方などを確認しながら天狗原へ登り始めた。快晴で、登り始めるとすぐに汗ばんできた。
シール登行、ペース配分について話しながら徐々に高度をあげていった。振り返ると栂池自然園が下に見え、鹿島槍がよく見えた。1時間ほどで天狗原のお宮に到着。
休憩後、白馬乗鞍岳を目指す。雪はザラメ状で滑りやすそうだ。いくつかのパーティーが登っていて、早くも歓声を上げてダイナミックに滑ってきた人もいた。途中2330m付近でピットチェック。
13:00白馬乗鞍岳2440m付近で登り終了。シールを外して滑降開始。あの大斜面を独り占めなのでした。
一度滑って、空身でまた登り返し大斜面を大いに楽しみ、天狗原から林道へ滑り降り
ゴンドラで下山した。白馬乗鞍岳で、風がなく視界も良いときはあまりない。コンディションに恵まれ、Iさんの初めての山スキーは、盛りだくさんの一日だったのではないだろうか。
2021年
4月
18日
日
【日程】2021年4月15日
【メンバー】S藤
【山域】頸城
笹倉温泉より北西沢経由で火打山へ行ってきました。もう雪がなく、笹倉温泉上のキャンプ場がスタート地点です。何回来ても九十九折りからアマナ平までは同じルートを取ったことがないような気がします。1年ぶりの北面台地です。まずは、北西沢の末端を目指します。今日は雪面が硬そうなので、末端の最初からクトーを付けました。小尾根への分岐点でアイゼンに履き替えました。大きな木の島ような出っ張りががある所です。
小尾根を乗り越えて、しばらく行くと火打山が見えてきた。何と雪がなく、ハイマツで緑緑している。頂上へはまっすぐ進めず、南斜面から迂回し、最後はハイマツの間にある登山道(雪はある)を経て頂上へ到達。周囲の山々、北アルプスの展望を楽しみ、2410m地点より滑降開始。2000mより下はザラメ化していた。北面台地まで一気に滑りおり、賽の河原を横断したところで来し方を振り返ると、朝はまぶしくて分からなかったが、雪が少ないのが一目瞭然である。来年は、3月に来ると約束し笹倉温泉へ下山した。天気に恵まれた1日であった。
2021年
4月
07日
水
日程:2021年2月28日(日)晴れ
メンバー:A部(L)、T田(SL)、S藤
山域:奥美濃
岐阜県石徹白から入る野伏岳へ行ってきました。10回は行っているというT田氏をして、「大当たりの天気」に恵まれました。白山連峰、奥美濃の山々そして昨日の乗鞍連峰もはっきり見える大展望と標高差600m北東尾根の大斜面を一気に滑降する爽快感に浸れました。(写真は頂上からの白山連峰)
道の駅から登山口の白山中居神社まで車で30分程。既に富山を早朝に出たT田氏が待ってられました。7時集合でしたが既に40台ほどの駐車。天気の良さがあるとはいえ人気の山です。
白山中居神社7:30→9:20台地(牧場跡)→10:10尾根取り付き→11:50頂上12:20→13:00林道→13:50台地→14:20白山中居神社
登山者、スキーヤは四分六で登山者が多かったです。牧場跡に出ると、野伏岳が目の前に。北東方面は奥美濃の山から白山連峰が見渡せた。野伏岳は左のダイレクトの取り付きから頂上まで1時間40分でした。下りは、右の北東尾根を下ります。斜度も20度程度で大変滑りやすい斜面でした。滑りに感激し、滑降の写真を撮り忘れました。
頂上で記念撮影。スキヤー、登山者が多いのですぐ撮影を頼めます。乗鞍連峰も遠望でき、左の方に昨日の猫岳も写っているのでしょう。
一滑りし、2月とは思えない暖かい陽光が差す樹林帯でくつろぎました。素晴らしかった山スキーの余韻に浸りながら台地を戻ります。たくさんのスキーと登山靴跡が残っています。
岐阜県北部、飛驒&奥美濃の山スキーを好天の下に楽しむことができ大満足の2日間でした。
2021年
4月
05日
月
【日程】2021年4月3日(土) ※快晴,無風
【山域,山名】頸城山塊 昼闇(ひるくら)山
【メンバー】M森(L),H間(SL),I松(記録)
【行程】焼山温泉発0730~0830アケビ平~1000(昼闇谷)左岸台地~1220稜線(H:1,610m)1230~1240小突起( H:1,640m※スキーデポ)1300~1345昼闇山1400~1440小突起(※回収)~1540 稜線(H:1,610m地点)~1630アケビ平上部~1650焼山温泉着
『昨年の同時期、砂場集落より前烏帽子岳西側コル~吉尾平経由で昼闇山を目指したが、長いルートに時間を要し、稜線上の鉢山のコルまでで引き返したこともあり、今回の再訪となった。
上早川の定点観測地点付近では、全く雪のなかった昨年に比べると道路脇には薄く雪も残り、雪の量はやや多い印象。
雪融けの進む早川谷の遙か彼方には、朝の陽光に一際白く輝く昼闇谷が望まれた。
当初の計画では、笹倉温泉から入山してアマナ平~高松山付近で幕営し、翌日昼闇山に縦走の後昼闇谷を滑走する予定としていたが、二日目の天候が思わしくなく降雨予想も報じられていたことから、入山地点を焼山温泉に変更し、アケビ平経由での日帰りツアーとなった。
個人的にも一年ぶりの山スキーとなったが、快晴・無風と穏やかな春の日和に恵まれて、上部の滑走こそ叶わなかったものの念願の昼闇谷を快適に滑ることができ、感慨深い山行となった。』
入下山地点の焼山温泉は積雪50㎝程度。
特に下部の開けた地点では、このところの気温の上昇や流水等で一部土の出ている箇所もあったが、ルート上は支障なく登高・滑走することができた。
アケビ平は、今時タブーとされる密な植栽林を想定していたが、予想に反して中央部を高規格(幅員5m)の切り開きが貫通しており有り難く利用させていただく。(通行無料)
アケビ平上部で西尾野川沿いのルートから昼闇谷の右岸に折れ南下、標高900m付近で沢に降り沢身を暫く進んだ後、左岸の台地に乗り上げる。
広大な純白の昼闇谷がひらけ、迫力ある景観に圧倒される。
復路の滑走ラインに注意深く眼を凝らすも、真正面からの略角度のないアングルからは、地形図以上の斜度が感じられ、かなり手強そうな印象。
西側の浅い沢を横断して左岸尾根に取り付くとともに徐々に傾斜も増し、胸突き八丁の急斜面では早々にツボに宗旨替え。
なんとか稜線まで辿り着き、少し登った小突起(標高1,640m)にスキーをデポして山頂を往復。
快晴無風の昼闇山頂からは、眼前に焼山が大きく聳え、東に矢代・柵口、西方には海谷の山並みを一望することができた。
昼闇谷へのエントリー地点を物色しながらデポ地点に戻り、少し下った辺りからトラバース気味に下降を試みるが、適当なラインを見いだせず再度稜線に登り返す。
仕切り直しでは、稜線上を登路の尾根まで下った地点より、谷に向けて滑走する。
やがて傾斜も緩み、”昼闇平”とでも命名したくなるような伸びやかで無木立の大斜面を、鉾ヶ岳に向け北北西に進路をとりつつ滑走する。
なおも降ると顕著な沢状地形へと導かれ、登路と合流する。
往路で学習した標高900m付近で右岸台地にトラバース気味に登り返し、アケビ平の高速道を経て焼山温泉に滑り込んだ。
笹倉温泉で汗を流し帰途についた。
気象庁HPより
2021/4/3 9時
高気圧は日本の東に中心を移しているが、北陸地方はまだ気圧の尾根付近にある。
黄海にある低気圧の東進で翌日の降水確率は50%以上、翌日予定した放山は中止。
高知大学HPより
2021/4/3 9時 可視画像
高気圧の後面の方が晴天域が広い。本州中部には雲域が見られるが、北陸地方は晴天域。
参考、今シーズンの積雪:防災防災科学技術研究所雪氷防災研究センター HPより
2021年
4月
05日
月
日程:2021年2月27日(土) 晴れ
メンバー:S藤(L)、A部
山域:北アルプス乗鞍連峰
乗鞍スカイライン、岐阜県側にある猫岳へ行ってきました。前日の予報では乗鞍岳の風速は30mのため登頂は無理と思っていましたが予想に反して無風の快晴。頂上付近のシュカブラも柔らかくて滑りやすく、終日、展望を楽しみながらの山スキー日和でした。写真は猫岳頂上からのパノラマ。
四手川橋7:35→9:45稜線(1750m)→10:40夫婦松駐車場→12:00大崩山分岐→13:30頂上14:00→16:00国道駐車場
四手川橋からは先行トレースがあり、それに従う。沢筋を詰め、2時間ほどで標高1750mの稜線に出る。帰路はここを快適に滑降した(左上)。夫婦松の駐車場に到達すると視界が開け、笠ヶ岳の横には黒部五郎も望める。大崩山への分岐点(左下)。奥は四ツ岳。猫岳は右に隠れている。スーパー林道沿いに行き正面の沢を登る予定であったが、トレースがある大崩山のルートを選択。正面の沢は帰路に滑降(スキーヤー:A部)。軽い粉雪。