2018年

5月

29日

富士山板収めスキー(須走口から)

【日程】5/20(日)
【山域】富士山須走口から往復
【メンバー】M森、I出
【行動概要】6:00須走口駐車場出発。 7:00 標高2300m。  10:45 標高3000m アイゼン登行。 12:00 標高3390m地点まで登り終了。 12:45滑降開始 3000m地点でスキーを外して登山道を下山。
15:30駐車場に戻る。
      

 須走口の駐車場より望む富士山。いつも通勤電車の窓から見える富士山の

上半分という感じです。さすがどっしりした感じで近そうで遠い・・・。

私にとっては初めての富士山で、ただひたすら歩みを進めるのみ、と気持ちを引き締めて登り始めた。

朝は冷え込んだ分澄んだ大きな青空が広がった。雲海を見ながらスキーを担いで高度をかせぐ。2800m付近から雪が出てきたが、登山道の雪はほとんどなかった。風は強く冷たい。

 3000m付近からスキーブーツにアイゼンを付けて登る。さすが富士山。このダイナミックな斜面を滑るために、スキーやスノーボードを担いで登っている人が大勢いた。高度が上がるうちに、まわりを見ている余裕がだんだんなくなってくる。あの石まで登ろう、あのくぼみまで上がろうとするが、足がずんと重く眠くなってきた。ああ、これが高度障害かと思いつつ、数メートル登るごとに息をつく。
 
 

 雪面はウィンドクラストしていたが、数メートルの違いで雪の柔らかい部分があり、下界を見下ろしながら今シーズン最後の滑りを楽しんだ。
下山道の砂走りの道は足首まで砂に埋まる道で、足を取られるのでなかなか気を遣った。林の中に入ると鳥の声が聞こえ、気温も上がる。雪の残っている富士山の上部との差を感じ、あらためて山の大きさを思った。晴天に恵まれ、初めての富士山と板収めスキーを楽しみました。M森リーダ-ありがとうございました。

2018年

5月

12日

富士山(富士宮五合目より)

 5:45 水ケ塚公園より。赤線は滑降概略ルート(雪渓の間はブルドーザー道をトラバース)

日時:2018年5月12日(日)

天候:晴れ後薄曇り

メンバー:M森、I松、M浦、EB戸

凡その行程

7:00 富士宮五合目発

9:44 八合目 3230m、運動靴から兼用靴に履き替える

11:11 九合五勺 板をデポ

13:00 火口縁

    九合五勺~2800m付近まで滑降(途中、徒歩でブルドーザー道トラバース)

15:50 五合目戻り

 

朝、水ケ塚公園駐車場でM森リーダーと出会った。富士山を眺めながら本日の滑降コースの説明を受ける。宝永火口上で雪が終わっている雪渓を頂上から滑り、雪が切れているので歩いて西側の雪渓に入り滑降するとのこと。公園から見る富士山は、ほとんど茶色で上部に雪の筋が少しあるといった感じだが、右下に宝永火口を配置した構図は、なかなか良いと思った。

 

予定どおり630頃、富士宮口駐車場に4人は集合した。今日は、頂上まで板を背負うことになると予想してシールは置いていくことにする。兼用靴を装着した板をザックに取り付けて運動靴で歩くことになった。

 

700 富士宮五合目出発。運動靴のおかげで足回りは軽快だ。

 

 840頃 七合目、眼下に見える景色は海岸線も確認できた。あれは愛鷹山、伊豆半島、○○山、△△山と神奈川県民のEB戸さんが教えてくれる。

 

 944 八合目3,230mで運動靴から兼用靴に履き替える。雪が硬くなく雪の無い所もあるのでアイゼンは付けなかった。

 

 9合目 アイゼン装着。自分は、アルミとスチールのアイゼンを車に積んできたが、五合目出発の際に超軽量のアルミを選択した。テックビンディング用の兼用靴専用のアイゼンなので靴との相性は良く、今回はこれで良かったと思う。

 

 1200九号五勺 雪が少なく下山に体力を使いそうなので、板をデポしての頂上往復組(M森、I松)と停滞組(M浦、ED戸)に分かれた。停滞中に行き交う人々を見ているとスキーヤー、ボーダーは、もちろんいるが、ピッケル・アイゼン・ヘルメットのツボ足登山者が多い。これだけの若者~中年ぐらいの若い層のツボ足登山者を見ることはめったにない。

 

 1310頃 頂上往復組がデポ地点に戻り、 九号五勺小屋より滑降開始。下に行くほど雪は柔らかく、凸凹があり、雪面が汚れてくる。下部は土砂が雪面に浮き出ているような感じ、横滑りで降りた。ブルドーザー道の100mぐらい上で雪がなくなり、板を背負って歩いて下り、ブル道をトラバースして西側の雪渓に横から入った。ここは八合目小屋付近から2,800m付近まで雪は続いていて雪面はそれほど汚れていなかった。雪がなくなり運動靴で歩く五合目駐車場までの道はとても長く感じた。

 

 1550 五合目駐車場に戻り、10年間で今年ほど雪が少ない年はないといった話がでる。自分は寝不足で力強く登れなかった反省点はあるものの、初めての富士宮口からの山スキーで充実した1日だった。

 

参考

2017/5/21 スカイラインの途中より

中央の雪渓は、ブルドーザー道まで続いているように見える

 

2018年

5月

04日

4/28-30 朝日岳

メンバー Y氏 T置
4/28(土)
9:10: 栂池ロープウェイ山頂駅着
11:10: 天狗原
12:20: 乗鞍岳山頂 
17:00: 蓮華温泉着
晴天無風でとても良い天気、多くの人が天狗原へ登っている。
暑い、半袖短パンのスキーヤーもいる。
天狗原から乗鞍岳、白馬大池に出てしまい大池山荘に出てしまい天狗の庭の尾根の西側を滑ってしまった。(本当は乗鞍沢か振り子沢を滑りたかった)
道迷いの心配はないものの野営道具を背負い、登り返しで私はへろへろになってしまい蓮華温泉に出るまでに時間を要してしまった。
山荘付近でフキノトウをとり、テントを張りつつビールで乾杯、荷物をテントに移して温泉を満喫、夕食を食べながら翌日のコースをT置さんと相談する。
9時ごろ就寝。
4/29(日)
6:30: スタート
7:50: 瀬戸川の橋
9:15: ひょうたん池を超えた先の2つ目の橋
12:10: 夏道を通り1983m地点
14:10: タイムアウトの為2060m地点から滑走開始
17:00: 蓮華温泉着
2日目も晴天無風、Y氏は前日に出来た足の水ぶくれに悩まされペースが上がらない。ひょうたん池を過ぎて夏道を行くと手すりのない橋にでる。高度もありへっぴりごしになりながら渡った。高所恐怖症の私にとってはかなり怖い。強風だったらまず渡れないだろう。その後夏道を進んだがこれが失敗。橋を渡らずに沢の左岸を登った方が正解だったようだ。ここからもペースが上がらずに2060m地点から下山開始した。
山頂からは気持ち良さそうに滑り降りるグループが見える。宿題が出来てしまった。
下山はあっという間。夏日の為、2Lの水筒と500ml1のテルモスのお湯を全て飲み切ってしまった。私はへろへろで下山したがT置さんはかなり余裕のある感じだった
下山後靴を脱ぐと両足のかかと土踏まずに500円玉サイズの水ぶくれが出来ている。
帰ったら防止策を考えよう。温泉も足をつけれず変な体勢で体だけ浸かる。
明日栂池まで戻れるか心配。
4/30(月)
6:45: スタート 振り子沢を登り栂池に向かう
11:25: 天狗原着
12:00: ゴンドラ山頂駅着
T置さんにテントを持ってもらいスタート。(スミマセン…)
テントサイトから山小屋の反対側の振り子沢を登る。途中緊張感のあるトラバースもあった。
足の痛みと、重い荷物の為ペースが上がらず休み休み登る。
ようやく天狗原につきあっという間に山頂駅へ。ちょうど12時に出発するゴンドラに飛び乗る。
3日間晴天に恵まれキャンプでも全く寒くなく温泉を満喫出来た。
私は足の水ぶくれ、ルートどり、荷物の多さなど今後の課題が多くあったものの充実した三日間を過ごす事が出来た。 T置さん、スローペースに付き合ってくれてありがとう。

4/28-30 朝日岳

2018年

5月

02日

至仏山から燧ケ岳

日時:2018年4月30日(月)、5月1日(火)

天候:晴れ時々曇り

メンバー:M森

行程:

4月30日

10:55 鳩待峠発

13:45 至仏山着 14:20 発:

15:15 至仏山荘着

 

 鳩待峠から板を背負って10分ほど登ると、雪が続くようになり、スキーを履く。出発が遅かったためか、ツボ足の登山者が多い。悪沢岳手前から、小至仏山、至仏山手前まで、稜線の東側をシールで登高出来た。

 至仏山からの滑降は、夏道沿いの山頂直下の残雪は50mほどで消え、木の階段が露出しており、100mほどそれを下ると、その下は山ノ鼻まで雪が続いていた。(今回、高度計を持参しなかったので、高度差は感覚的な数値)重いザラメ雪で、所々固い個所があり、滑っているとガタガタして、滑りにくかった。

 山ノ鼻には。着いた時点で、25張りほどのテントやツエルトがあった。

5月1日

5:00 山ノ鼻発

6:50 見晴

10:40 赤ナグレ岳付近の稜線

11:40 燧ケ岳(爼嵓)着、 12:25 発

12:40 熊沢田代

13:30 車道 13:55 御池

 

 山ノ鼻からスキーを履いて、木道脇の残雪を進むが10分ほどで木道以外進めなくなり、板を背負う。竜宮小屋付近で少し雪の上を歩くが、木道部分はほとんど乾いていて、途中で運動靴に履き替え、見晴までそのままでOKであった。

 見晴からはシールで登高できた、トレースを追って、赤ナグレ岳付近で稜線に出たが、稜線直下100mほどは傾斜が急で、板を担いだ。その先、俎嵓南側、2300mまでもシールでOK、その先は、登山道が露出していて、再び板を背負う。

 俎嵓の御池側2300m付近から車道まで雪は続いていたが、熊沢田代付近までは筋状の残雪で、トレースの凹凸や、土砂の汚れが多い。熊沢田代の登り返し部分は階段が露出していた。この登り返しを避け、1986mピークの南を巻いたが、東ノ田代北側の緩やかな尾根に入ってしまったらしく、車道に出たのは、御池南、1kmほどの地点だった。シュプールがあり、後ろから3人パーティが来たので、一般的に滑られているコースの様だった。

 残雪が非常に少ないという情報があったが、スキーは登り、滑りともほぼ使用できた。(至仏山下りの一部を除けば)、ただ、気温が高いこともあってか、雪質はあまり良くなく、滑りの快適性は今一つだった。

2018/5/1 11:50 燧ケ岳より、至仏山
2018/5/1 11:50 燧ケ岳より、至仏山
地図:国土地理院HPより
地図:国土地理院HPより

天気図:気象庁HPより

桧枝岐(標高973m)の最高/最低気温

21.9℃/5.6℃。平年値15.9℃/3℃

で最高気温は平年値より6℃以上高い。

本州中部は日本のはるか東の高気圧に覆われている。

東京の最高気温は25.7℃

上層の気圧の谷の通過により、夕方は雲が多くなった。

気象庁HPより

桧枝岐、最高/最低気温

22.2℃/7.4℃

東京の最高気温は28.1℃

日本の南の高気圧に覆われている。

2018年

4月

23日

月山スキーツアー(清川行人小屋泊)  2018/04/21-22

【日時】2018/4/2122日 ※4/20前日泊

【山行形態】 山スキー

【山域・場所】 月山 南東面  ※清川行人小屋泊

【メンバー 】TT(L)HY(SL)HKUYAMSSSJTSTT(会員外)

【行動概要】

昨年の同時期に姥沢から肘折温泉まで1日で踏破したが、午前中は小雪混じりのホワイトアウトの中の登山だった。

 

特に月山山頂から千本桜までは雪面と空の区別もつかず、コンパスやGPSを駆使した下降となり、滑りを楽しむ余裕など全く無かった。

 

今年は

 

420日(金)姥沢 民宿泊

 

 夕方、昨年もお世話になった姥沢の民宿に各車集合。雪は昨年並みかやや少な目に見えた。

 

今年は月山スキー場のリフトの支柱が雪害で傾き、現在補修工事中でリフトは運休している。稼働はGW前になりそうとの事。

 

公営駐車場もガラガラ、宿もスキー客のほとんどがキャンセルした為、宿泊者は我々の他は、念仏小屋泊で肘折温泉へ向かうという女性1人だけだった。

 

 

姥沢より月山方向を望む
姥沢より月山方向を望む

4月21日(土)快晴

 

姥沢700ー牛首9301,900mー月山山頂1030//1040ー千本桜方面1,820m付近ー月山山頂1140//1200ー清川行人小屋1240

 

 宿の美味しい朝食を食べ、7時に出発する。高気圧に覆われた空には雲一つない青空が広がり気分が高まる。気温も朝から高く、それぞれ薄手の装いだ。登路はリフトの右側から尾根に上がり姥ケ岳の下部をトラバースして牛首に至る。今日明日と天気が約束されているので登山者の数も多い。宿の主人の話だと今年は雪解けが早く、牛首から山頂への夏道の上部はすでに雪が無くなって地肌が出ているとのこと。牛首で休憩がてらルートを観察していると、2パーテイーが夏道右側の尾根まで雪が繋がっている様に見える斜面を登って行くのが見えた。あのルートを行けばスキーを担がずにすむのでは。我々もそのルート辿ると、2030mスキーを脱いだだけで尾根筋の雪原に出た。大正解であった。そこから20分ほどで山頂に到着。重荷をデポし、展望を楽しんだ後、千本桜へ向かって滑降。大斜面とザラメ雪にH氏も会心のテレマークターンを決めている。だが、標高差で150mも滑ると、雪も緩みストップ雪に。これ以上は滑っても楽しくないと、ここから登り返す。山頂で荷物を詰め直し、方向を定めてから大雪城を小屋目指して標高差600mを滑降。清川行人小屋着1240  若い元気な者なら、登り返してもう一本ということも昔はあったが、年少者で60才、平均年齢65才オーバーでは滑りよりビールの方に食指が動く。早速、小屋前の雪原に雪のテーブルを作り宴会開始。大斜面に描かれたシュプールを肴に飲むビールは至福の時を与えてくれる。

 

小屋には、前には無かった時計型薪ストーブが設置され、薪も玄関内に積まれてあった。

 

ひと休みを入れた夜の部は薪ストーブを囲み、大いに盛り上がる。我々だけで、他に宿泊者が居なくて良かった。 

422日(日)晴

 

 清川行人小屋700ー月山1,900m付近900ー牛首930//940ー姥沢駐車場102 0

 

 昨夜は強風が唸りを上げていて心配したが、陽が昇ると共に少しづつ収まってきた様だ。

 

昨日、尾根に出た1,900m弱のポイントに2時間ほどで着く。牛首を経由して、姥沢の民宿に102 0着。

 

天候に恵まれ、春の雪山を満喫した山行でした。

 

清川行人小屋前で
清川行人小屋前で

<ルートの概要> (なお、ルートはGPSデーターではなく手書き)

2018年

4月

15日

Trekking in the Nepal Himalayan Range

Namaste、ご無沙汰です。

ニューデリー駐在になってから早2年が経過。時が過ぎ去る早さを年々痛感している今日この頃。

そんな中、ぶち抜きで14日間の休みを会社から強行取得し、冒険家の植村直己に思いをはせながら、ルクラを起点にネパールヒマラヤをエベレストBCまでトレッキングしてきました。

ルートはなだらかな登山道をひたすら歩くイメージ、気を付けなければならないのは手持ちの現金と未知数の高度、日没後の防寒対策のみ。

日々の寝床は屋根あり個室ありのロッジ(山小屋みたいなもの)、温かい食事もとれるため、特段心配するようなことはなく、景色と現地の地酒(チャン、ロキシー)を楽しみながら、仕事を完全に忘れ、絶景を肴に日中からへべれけになれる楽しい旅でした。

 

【日程】

2017年12月12日(火)DEL発~12月25日(月)DEL着

12月12日(火)New Delhi -> Katmandu(Flight), Stay at KTM

12月13日(水)Katmandu -> Lukla(FLight), trekking to Tok Tok

12月14日(木)Tok Tok -> Namche Bazar

12月15日(金)Namche -> Kumjun -> Namche

12月16日(土)Namche -> Deboche

12月17日(日)Deboche -> Dingboche

12月18日(月)Dingboche -> Chukhung -> Chukung Ri -> Dingboche

12月19日(火)Dingboche -> Lobche (EVK2CNR Piramid)

12月20日(水)Lobche (EVK2CNR Piramid) -> Gorak Shep

       -> EBC -> Kala Patthar -> Gorak Shep

12月21日(木)Gorak Shep -> Kala Paatthar -> Deboche

12月22日(金)Debche -> Kumjun

12月23日(土)Kumjun -> Lukla

12月24日(日)Lukla -> Katmandu (Flight)

12月25日(月)Katmandu -> New Delhi (Flight)

 

【メンバー】

N谷+Luklaで交渉・雇ったシェルパの兄ちゃん(ポーター兼ガイド)

 

興味ある方は以下続きをどうぞ。

12月12日(火)

デリーからカトマンドゥ入り。

カトマンドゥ~ルクラのチケットを街中で手配。

カトマンドゥ中心街のタメル近辺の猥雑さは、デリーを狭く・もう少し汚くした印象。デリーでは日常で近い風景を日々見ているのでげんなり、旅をしている感覚なし。とっとと要件を終わらせてホテルでくつろぎたい一心。

Fuji Hotelに宿泊し、近郊の旅行会社でカトマンドゥ~ルクラ往復のチケットを購入。旅行会社によってだいぶ値段が異なり、3件ほど価格比較のために立ち寄る。

最終的に最も安価なSummit Airの往復チケット(147$だったかな?)を購入。

しかし、ホテル帰投後Summit Airをネットで調べたら、holy shit, 2017年5月にルクラ空港へ着陸する際墜落していることが判明、そして旧社名Goma Airを最近変えたばかり。そりゃ安いわな。

カトマンドゥ市内はとにかく乾燥して埃っぽく、夕方から猛烈なのどの痛みを発症、早速風邪を引いた。

12月13日(水)

Katmandu(1,500m)

→Lukla (2,840m)

→Tok Tok(2,760m)

いよいよ出発だぜ。小さな機体だが大丈夫だろう、きっと。パイロットだって家庭があり、死にたくないだろう。

私以外は旅行会社経由でガイドツアーを頼んだ人たちの模様、ガイドを従えた複数人が何組か搭乗。

え?寂しくはないのかって?

そんなことはない、植村直己の”青春に山をかけて”がザックに入っている、これで十分。

今日はルクラ泊か、ナムチェ手前までか行くか、いずれにせよナムチェの標高が高いので初日で行くつもりなし。

EBCは老若男女行くルートなので一人旅を予定していたが、諸般の事情で同行者をつけることがこの旅の必須条件に設定されてしまった。

ルクラ到着後、帰路宿泊することとしたロッジにガイドを紹介してもらい、面接&条件交渉。結果、ノリのいい23歳のあんちゃんが来て、雰囲気よさそうだったので即席のポーター兼ガイドを獲得。荷物(13kg)を持つと言われた。ラクチン、殿様トレッキング。

ちなみにこのあんちゃんは英語殆ど通じず、交渉は片言の英語を話す若い奥さんが代行、しっかりしていた。やはり女性は強い。しかし、何事も交渉事のインドで染みついた習慣がネパールでも本領発揮、オフシーズンであることも手伝って、リーズナブルな値段で妥結。

当日はTok Tok集落のロッジで宿泊することに。

12月14日(木)

Tok Tok (2,780m)

→Namche Bazar (3,440m)

ナムチェ到着。

直前の階段が少しつらかったが、ちょぼちょぼ少しづつ足を出せばなんということはない。

しかし、ナムチェにはNorth Faceの直営店やIrish Pub、Pool Barがあり、携帯電話の3Gが届いていることには驚いた。スマホで日本の家族とラインができてしまった(会社のメールアプリに100通以上の未読メール通知があったが、気づかないふり)。

なんじゃこりゃ、びっくりぽん。

 

12月15日(金)

Namche Bazar (3,440m)

→Khumjung   (3,780m)

Namche Bazar (3,440m)

朝日のエベレストが見れる、シェルパ博物館がある小高い丘へ。早朝の寒い中写真撮影。

しかし、今朝から頭が割れるように痛い。脈拍に合わせて頭痛がゴンゴンズキンズキン、痛い・・・昨日まで何ともなかったのに・・・これが高山病か・・・。

しかし、ここで挫けたらこの先はない、少し高度を上げて、もっとひどい状況を味わったのちにこのナムチェに戻りさえすればナムチェの頭痛は普通になるだろう、と心へ鞭打つ。

この日の朝から、デリーで買ったDiamox 250mgを12時間おきに服用。

 

ちなみに、デリーではこの錠剤が処方箋なしで15個Rs. 60(100円)で買えた、すなわち1錠10円未満。

明らかに安すぎるが、一応Pfizerとの刻印もある、きっと問題ないはず。

 

余談だが、高山病のため道中の道端でうずくまっている可哀そうな中国人に遭遇したので、広い心を持つ私は無償でDiamoxの予備を何錠か融通した。結果、奴はEBCまで行ったみたいだが、後から1錠100$で売るべきであったのではないかと後悔した。後悔先経たずとはこのことか。

 

この日は可能であればクムジュンまで足を延ばして一泊したかったが、その後の旅がダメになるのは避けたかったので、ナムチェ~クムジュンで昼飯~ナムチェの散策にとどめた。

ちなみにクムジュンに到着した昼頃には、膨らんだ脳みそが頭蓋骨に圧迫されているような感覚の、とてつもない頭痛に発展した。おおぅ、痛い、目から耳から鼻から脳みそが出て来そう。しかし幸いにも食欲は全く衰えず。

その後は憂鬱な気分に鞭打って、クムジュンの小高い丘にあるチョルテンまで散策し、その甲斐あってか、ナムチェに戻るころは頭痛も治まり、夜は爆睡。

 

12月16日(土)

Namche Bazar (3,440m)

→Tengboche   (3,860m)

→Deboche    (3,820m)

ナムチェからデボチェへ移動。

それにしても、景観がすごすぎる・・・タムセルク、カンテガ、アマダブラム、エベレスト、ローツェ・・・本、テレビでしか知りえなかった世界が目の前に広がっていた。

12月17日(日)

Debouche  (3,820m)

→Pangboche  (3,930m)

→Dingboche  (4,410m)

いよいよ4,000m以上の高所へ。パンボチェ以降はさすがに空気が薄く感じるようになり始めた。

夜は、ヤクの糞のストーブを囲みながら、オーストラリアからのカップルと談笑。

 

12月18日(月)

Dingboche  (4,410m)

→Chhukhung (4,730m)

Chhukhung Ri (5,550m)

→Dingboche  (4,410m)

高度順応の一環で、チュクンリーまで行ってローツェ、チョオユー、アイランドピークを眺めに。すげー、これがモレーンというものか、なるほど。

12月19日(火)

Dingboche   (4,410m)

→Pyramid  (4,970m)

今日はひたすら500mの標高差をてくてく歩く。

Pyramidは立派な施設で、部屋に充電用コンセントあり、金を払えばシャワーも浴びれるラグジュアリー施設。凄いねぇ・・・。

途中、エベレスト山群の登山で命を落とした人たちのケルンが集積している箇所あり。日本人のケルンも何個かあり。敬意を表してしばし黙祷。

12月20日(水)

Pyramid   (4,970m)

→Gorak Shep  (5,140m)

→Everest BC  (5,364m)

→Gorak Shep (5,140m)

→Kala Patthar(5,550m)

→Gorak Shep  (5,140m)

今日はついにハイライト、EBCへ向けPyramidを0530頃出発。

 

途中、今夜の宿があるGorak Shepに立ち寄り荷物をデポ、そのままてくてくEBCへ向け移動。

なお、ここでも体調不良の白人共を拾うためにヘリコプターがバンバン飛来。30分弱の滞在で2機来ていた。ちょっと気合が足りないんじゃねーのか?

そしてついに氷河上のEBC到着。

なるほど、これがクーンブ氷河か!

ほっほー、これがアイスフォールね、なるほどなるほど!

とにかく、圧巻。

快適なロッジが整備され、完全に商業的な雰囲気満載(金さえあれば必要なものはどの村でも大体揃う)の今なら誰でも来れるが、70年代に来た植村直己含む日本の登山隊の苦労が想像された。

EBCの後はGorak Shepに戻り、昼食後Kala Pattharの小高い丘へ。

残念ながら雲が出てきたためエベレストの写真を撮れず。

3時間粘ったものの、日没後は気温がぐんぐん下がる一方だったため、帰路につく。

う”う”~、寒い。

12月21日(木)

Gorak Shep     (5,140m)

→Kala Patthar途中(5,300m)

→Gorak Shep    (5,140m)

→Pheriche     (4,240m)

→Pangboche    (3,930m)

→Deboche      (3,820m)

目的は果たせた。もう数泊して天気が好転することに掛けることは出来たが、生まれたばかりの娘の顔を見たい。もういいや、帰ろう。

そうと決まると、復路は降りるだけなので足取りは非常に軽い。

途中アルコールを解禁、ガイドのあんちゃんに、チャン飲みたい、ロキシー飲みたい、と要求したところ、道端の茶屋にチャンがあることが判明、ゴクゴク。チャンは、見た目はカルピスなるも、韓国のマッコリをさらに酸っぱくして水っぽくした様なお酒でした。久しぶりのお酒は五臓六腑に染みわたって旨い。

当日はPangpocheで一泊の予定が、Pangbocheのロッジが満室だったため、Debocheまで戻ることに。久しぶりのアルコールにも関わらず、しこたまチャンを飲んだためか、最後PangbocheからDebocheまでの3㎞はガイドのあんちゃんと共に300m毎に立ちションしながら千鳥足。

12月22日(金)

Deboche      (3,820m)

→Khumjung   (3,780m)

体力的には一気にルクラまで行けたが、その昔、植村直己が越冬したクムジュンで一泊したかったので、復路であえて一泊。

また、クムジュンにはガイドの兄ちゃんの親せきがロッジを営業しており、ロキシーを飲ませてくれることに。

この日は昼過ぎにロッジに到着。

植村直己が越冬したテンジン・ペンパの家に行ってみる。

残念ながらテンジン・ペンパはすでに亡くなっていたものの、おそらく近年立て替えられたのであろう家はまだ残っていた。家は借家としてテンジンヒラリー高校に通う学生さん用に貸し出している模様。息子さんたちは北米に移住しており、娘さんが近隣の村でロッジを経営しつつ、まだ存命のペンパの奥さんの面倒を見ているとのこと。

宿に戻ると、まさにロキシーを作っているじゃないか。日も落ちて涼しくなり始めたため、暖を取るがてら見学。いったいどんな酒なのか、楽しみだ。

ゴールも目前、キャッシュ残高を気にする必要もなくなったため、晩飯は豪勢にヤクステーキをたべて、ロキシーをカパカパのみながら、ヤクの糞のストーブを囲みながら、英語が話せるロッジのおっちゃんと遅くまで談笑。楽しかった。

 

12月23日(土)

Khumjung   (3,780m)

Lukla    (2,840m)

”Takeshi, hey Takeshi wake up!”う~ん、なんだよ・・・兄ちゃんか。頭が痛い・・・げ、0600起きのはずが既に0730ではないか。しかし、今日はルクラまで行くだけ、気が楽。

朝飯を食ってうんこをしたが、うんこからロキシーの臭いがした。息も酒臭い。昨夜完全に飲みすぎた・・・しんどい。高所での二日酔いを舐めていた。

テクテク歩いてルクラへ。

ところで、シェルパの兄ちゃんの酒の飲みっぷりはすごい。

朝から途中の茶屋で”チャン飲もうぜ”と誘われたが、ロキシーが抜けきっておらず気持ち悪かったので遠慮した。

しかし、後半ルクラが近づくにつれ、ロキシーも体から抜け、ネパールラムのお湯割りを互いにおごりあいながらゴクゴク。あったまる~。

12月24日(日)

Lukla    (2,840m)

→Kathmandu

飛行機が無事飛び、Kathmanduへ戻ってきてしまった。

色々あったが、楽しい旅だった。

2018年

4月

12日

桧枝岐 三岩岳  2018/4/7

【日程】2018年4月7日(土)、8日(日)

【山域】桧枝岐三岩岳

【メンバー】A部(L) I松 T置 I出

【行動概要】4/7(土)11:30三岩岳登山口出発
 14:00 1200m付近 雪が出てきたのでスキーで登る。

16:45 避難小屋到着

4/8(日)7:30避難小屋出発

9:00 1400m地点 南東の斜面を1本滑る。
11:50 登山口着

 

登山口から尾根に上がると1200mくらいまで雪はなく、スキーを担いで歩く。

足元にはイワカガミが咲いていてすっかり春の雰囲気。

しかし、だんだん天気は悪くなり。風雪強く一転して冬山に。斜面も凍ってきて、ひたすらスキーのトップを見ながらの登りになった。ようやく「避難小屋がみえたよ~。」

良かった、屋根が出ていた。小屋の2階の小さな窓から出入りする。屋根の梁にお助け紐がついていて、体をねじ込んで梯子に足を置く。1階はきれいに整えられていて、置いてあった銀マットもありがたく使わせてもらった。夜は-10度くらいまで冷え込む。吹雪の中、用を足しに外に出るために気合が必要だった。

早朝、風がいくらか穏やかになったように思えたが、出発する頃はまた雪と強い風。

三岩岳の登頂はとりやめて下山することにした。前日のアイスバーンに10cmくらい新雪が積もり、思いがけないプチパウダー。時折ガリガリという斜面に足を取られるが、ブナ林の中を滑るのは気持ちが良い。1500m付近からは風が収まり日差しがみえるようになった。途中、1400m付近から南東の斜面を1本滑り、シールを付けて登り返し、1308mピークを周りこみながら尾根に戻り、木が密になったところでスキーを外した。
 寒の戻りで、2日間に春と冬を一度に経験した週末だった。南会津の里でも、時折風花が舞う天候。桜のつぼみもまだ固い。湯の花温泉で温まり、美味しい村の手打ちそばをいただいて帰路についた。

2018年

4月

03日

八方尾根 無名沢 2018/4/1

日時:2018/4/1(日)

天気:晴れ

メンバー:I江(L)、M森

行程:

8:20 スキー場トップ発

9:10 下の樺 (2200m付近)

9:50 無名沢へ滑降

10:10 南滝 (1300m)

10:50 湯ノ入沢(1130m付近)渡渉

11:30 八方山、北東側の沢出合(1100m付近)

11:50 板を担いで、除雪された林道へ

12:10 二股

 昨日の雨飾山・荒菅沢に続き、今日は八方尾根へ。

ゴンドラ運転は7時半からなので、6時半過ぎにチケット売り場へ。売り場には列ができたが、ゴンドラが動きだすと、こちらは待ち時間わずかで乗車できた。八方池までは多くの登山者でにぎわっている。稜線は風が強く、まだ雪面がやや硬いので、雪待を兼ねて、下の樺まで進む。輪島の850hPa、9時の予想気温は6℃で、昨日より3℃ほど高い。

 無名沢上部は、雪が固い個所も残っていたが、少し下ると、快適なザラメ雪となった。南滝は水流は出てなく、階段状に雪が残っていて、板を外して下った。初めて来たので、滝の形状や、規模が判らない。I江は左よりに、M森は右寄りを降りたが、段差を飛び降りた拍子に片足、落ち込む個所があり、少々怖い思いをした。

その先、デブリがひどいのでしばらく板を担ぐ。

 湯ノ入沢は大きな堰堤があり、スノーブリッジは無く、靴のままで渡渉する。川幅が広く、水深は浅いが、飛び石だけでは越えられず、靴の中に水が入ってしまった。

1100m付近では、八方山から北東方向の沢から大規模なデブリが南股入を埋め尽くし、横断は容易な様子だった。(シュプールあり)、除雪された林道で、スキーを脱いで、20分ほどで、二股へ出た。

 無名沢は快適な斜度で、南滝の処理、渡渉、など変化あるコースだった。 

           無名沢を滑る M森さん
           無名沢を滑る M森さん

気象庁HPより

日本海を低気圧が東進しているが、日本の東の高気圧に覆われ白馬方面は終日好天だった。

2018年

4月

02日

雨飾山 荒菅沢 2018/3/31

日時:2018年3月31日(日)

メンバー:I江(L)、M森

天候:晴れ

行程:

5:35 山田温泉下発(850m)

7:30 雨飾高原キャンプ場(1150m)

9:20 荒菅沢右岸(夏道上)1550m付近

11:40 笹平(1890M)

12:00 山頂(1963m)着

12:35 笹平から荒菅沢へ滑降

12:50 荒菅沢右岸 夏道 1500m付近

14:30 山田温泉下

 山田温泉下の路肩に車を置かせていただく。笹ヶ峰への林道分岐付近まで除雪されているが、雪解け水が凍ったアスファルト路面は、非常に滑り易く、こわごわ歩く。

ここで、天狗原山に登るという金沢からの二人パーティーに出会う。天狗原山へ続く斜面の下部は、どこを登るのか?と心配するほど雪が少ない。他に、大海川沿いで単独登山者に出会う。今日、山中で会ったのは3人だけだった。大海川は水量は多くはない様に見えた。キャンプ場付近の構造物には1.5mほどの雪が載っていた

 夏道の少し先で、大海川を離れ尾根に取りつく。1550m付近で荒菅沢の右岸の平坦な尾根に出る(夏道より50mほど上)ここより荒菅沢1450mの夏道横断部まで、シールを外して滑降する。締まったザラメ雪で、快適な滑降だった。ここから、夏道沿いに登るが、1750m付近より、尾根が狭く、急になり、笹平までアイゼンを付けて、板を担ぐ。部分的に夏道の梯子が露出している。

 稜線付近から見ると、天狗原、金山西面はスキーに十分な雪がまだあるように見えた。笹平に板を置き、ピッケルを持ち、45度程の斜面を山頂へ。北側の糸魚川(18km)方面に平野と、その先日本海が広がり、高度感がある。笹平への下りは、所々、後ろ向きに下る。急斜面の下りに慣れていない人には、ザイルが欲しい所かもしれない。

 笹平からは雪庇を避け、やや左側から回り込むように、荒菅沢に滑り込む。最初の1ターンが斜度がきつく、緊張したが、すぐに広く、適度な斜度となり、雪も滑り易いザラメ、デブリも少ない。会の年報表紙を狙って、縦構図で写真をとるが、なかなか難しい。空を多めに入れること、人物がカメラを向いて滑っているタイミングでシャッターを切ること・・。

 大海川のスノーブリッジの状況に不安があったので、1500m付近から荒菅沢を離れ、往路沿いに戻る。夏道沿いに大海川まで下ると、後ろから、朝の二人連れが来た、天狗原山から大倉沢を滑ってきたとのこと。デブリが多かったが側壁沿いを滑ってこれたと、荒菅沢も大海川まで滑ることが出来たかもしれない。山田温泉まで降りてくると、大勢の人達がいた、鎌池までスノーハイクに行き、登っている我々の姿が見えたと話していた。

 気温の高い日が続き、残雪量にやや不安があったが、量、雪質とも問題なく、長年、課題としてきたルートを快適に滑ることが出来、充実した一日だった。

明日は八方尾根へ転戦。

 

気象庁HPより

高気圧の中心に覆われ、終日好天。白馬アメダス

最低気温ー3.2℃、最高気温17℃(平年値 -1.7℃、9.6℃)明け方冷え込んだためか、日中気温が上昇した割には、雪は締まっていて滑り易かった。

2018年

3月

26日

金山沢 2018/3/25

日にち:2018/3/25(日)

天候:晴れ

メンバー:M森(L)、I江

行程:

8:50 栂池ロープウェー駅発

10:50 2400m付近(2612mピークの下)

    ピットチェック実施

11:50 発

12:20 北又入出合い

13:20 二股

 ロープウェー駅から栂池自然園の北側斜面をトラバース気味に登る。雪面はまだ固く、もう少し下、自然園を横断するルートの方が楽だったかもしれない。風が強く、稜線は雪煙が舞っている。出発時刻がやや遅いので、稜線までは上がらず、2400m付近までとし、いったん2301m付近まで滑るが、ザラメ雪になりかけの、重い雪で滑りにくい。ここでピットチェックを行う。金山沢は本流沿いの2100mから上部は35度程の急斜面だが、2301m付近から滑り込むと、傾斜は緩い。北又入出合い手前にデブリがあったが、右岸側を滑って抜ける。北又入出合い付近はまだ雪が多く簡単に渡ることが出来た。

 二股まで滑り、タクシーを呼んだが、運転手の方は、今年は4月上旬には猿倉まで除雪されるのでは、と話して行った。

GPSログ   
GPSログ   

2018年

3月

19日

火打山燕尾根登高・澄川滑走 2018年3月17,18日

【日程】3/17(土),18(日)
【山域】頚城山塊 火打山北東面/燕尾根登高,澄川滑走
【メンバー】M森(L),I江(SL),I松(記)
【行動概要】3/17[曇後晴]西菅沼新田07:50~10:40矢代川第3発電所~13:20第1コル~16:00第2コル(泊)
3/18[晴後曇]第2コル05:50~10:00第4コル~12:00燕尾根上部(標高2,230m)12:30~(澄川滑走)~14:30北桑沢出合~15:30発電所~17:00西菅沼新田

 

『有志会員の間で、数年来の持ち越し課題となっていた矢代川第3発電所を基点に、火打山燕尾根を登高し澄川を滑走する周回企画に参加させていただきました。

個人的にも、昨年同行させていただいた火打前衛の大毛無山~容雅山縦走時に、容雅山山頂から望まれた登路はとても長大で圧倒されましたが、澄川沿いの下降は快適な滑走が期待できそうで、一度滑ってみたいと思わせるルートでした。

天候も安定する3月中旬の週末、M森さん、I江さんと訪れる機会を得ましたので、以下に報告させていただきます。』

 西菅沼新田先の矢代川第3発電所に到る林道の除雪終了地点より入山。積雪は概ね1m。翌日の下山時には更に融雪が進み、このところの急激な昇温もあり、シーズン後半戦は短そうな予感。

3発電所手前に差し掛かる頃よりは垂れ込めていた雲も取れ、暖かい春の日射しに汗ばむ長閑な陽気。恐ろしげな吊り橋で濁俣川を左岸に渡り、送水管に沿って急斜面を一段登り上げ、澄川との中間台地を進み燕尾根末端に導かれる。

 登路の燕尾根は、4つのコルと夫々顕著な懸崖を有する岩稜・雪稜が混在する尾根で、スキーでのルートは、稜線どおしというよりは、主に北側斜面のトラバースを織り交ぜながらしながら高度を上げる。

 1コルから第3コル付近までが核心部と思しき箇所で、ここを初日に抜けられれば翌日の目鼻も付くねと歩を進めるが、回りこんだ尾根北側は堅い急斜面で、装着したクトーでもやや荷が重く、ツボ足アイゼンに切替える。この第2コルまでの登りは個人的に酷くこたえ、ヘロヘロ状態で何とか第2コルに辿り付く。時間的にも初日の行動はここまでとし、I江さんのツェルトに3人で快適な一夜を過ごす。

 翌日は4時起床。朝一のお勤めはコルからの急斜面の登高。夜間の冷込みで雪も締り、持参したピッケルも登場の機会を与えられる。澄川を隔てた北側の容雅山の南斜面には大規模な雪崩跡も視認でき、斜面の所々に走る亀裂や空洞に注意しながら進む。

 3コルは、北側斜面を大きく巻き気味にルートを採ったため確認できなかったが、黒菱山の南東側の広い雪原で再びシール登高に切り替える。最後の第4コルからは、傾斜も緩く感じられたためスキーでジグを切りながら進むが、上部雪庇下の旧雪層の上に薄く積もった新雪の表層雪崩を誘発し、足下を払われる格好で約50-60m程流される。幸い下部が広く開けた平坦地で、速度も遅く人的・物的な被害はなかった。再度ツボ足アイゼンで直登し、尾根上でスキーを履き稜線北側斜面をクトーを効かせながら斜上する。

 ここまで既に約6時間が経過し、時刻も正午を迎えたため、火打山頂手前の燕尾根最上部標高2,230mの小ピークより澄川に滑り込む。上部北東面は、やや堅めながら雪質も軽く、登りの長さを忘れさせてくれる素晴らしい大斜面。やがて明瞭な沢地形となるが、名前のとおり大きな滝や高い側壁を擁するゴルジュなどの悪場のない総じて明るい渓相で、スキーに適した谷の印象。高度を下げるに従い、少しずつ雪も重くなるが、その後も快適なダウンヒルが続く。

 途中、容雅山側からのデブリが谷一面を覆っている一箇所のみスキーを外すが、北桑沢出合まで沢身のブリッジも健在で沢どおしに滑走することができた。シールを貼って中間台地に登り返し、往路に合流。発電所の下降・登行でシールを脱着し、最後は1時間の林道滑りで西菅沼新田に帰着。

『天候にも恵まれ、なかなか変化に富んだ山行となりました。終始先導いただきましたM森さん、I江さん有難うございました。』

GPSログ   燕尾根から火打山  澄川滑降  全体像 (一部データ欠損有)
GPSログ   燕尾根から火打山  澄川滑降  全体像 (一部データ欠損有)
GPSログ  燕尾根・澄川 上部
GPSログ  燕尾根・澄川 上部

 

【今回の山行で遭遇した雪崩の概要等】

  ※例会(2018/4/7)で報告した「重要インシデント報告」より転載

気象庁HPより

日本海の高気圧が本州に向けて東南東進。糸魚川アメダスでは昼前から晴れ間が出てきた。最低2.2℃、最高6.1℃(平年は3℃、10.7℃)で、平年より気温が低かった。

高気圧は日本の東へ移動、糸魚川では昼過ぎから雲が出てきた。最低0.5℃、最高12.6で最高気温は昨日より6℃以上高かった。高気圧後面に入り、南寄りの風が入ったためか。

2018年

3月

11日

根子岳,四阿山 2018年2月24、25日

 

日程 2/24(土),25(日)
山域・山名 上信国境 根子岳,四阿山
山行形態 山スキー(日帰りツアー×2)
メンバー M森(L),I松(記)


「二月の最終週末は、当初乗鞍高原から平湯温泉への山越えルートを計画していましたが、天気の崩れも報じられていたことから、上信国境エリアに山域変更となりました。初めて訪れた二座でしたが、たおやかな山容と広大なスロープは山スキー向きで、アプローチの良さとも相俟って、その人気の高さが頷けました。」

根子岳(2/24)
 
・天候:晴後曇,午後小雪
・行動概要:ゴルフ場入口9:10~9:50避難小屋~11:00根子岳~11:30東側頂稜12:00~13:00大明神沢(H:1,700m付近)~14:40西側尾根上部(H:2,100m付近)~15:40ゴルフ場入口
前夜、小諸IC近傍の道の駅「くるみの里」で仮眠。翌朝、車窓に流れる何処か郷愁を感じさせる信州の里山風景に浸りながら、入山地点へと車を走らせる。峰の原高原上部のゴルフ場入口手前の広場に駐車させていただき、そこから入山。
暫く進むと、菅平スキー場からの雪上車が頻繁に行き交う”ダボス街道”に合流。丁度朝の通勤時間帯らしく、かなり密な運行状況。
避難小屋を経由して、緩やかに高度を上げる。徐々に雲も広がり始め、後背の北アルプスは雪雲の中。
山頂からの四阿山はなかなかの威容。指呼の間ながら、根子岳からの縦走路はかなり険しそうな印象。
頂上稜線を東進し、岩峰に進路を遮られた所でピットチェック後、南斜面にエントリー。トラバースして傾斜の緩んだ辺りから、大斜面を大明神沢に向けて滑走。南面のためか、薄皮状の一層目の処理が微妙な複雑系の雪質ながら、谷底は開けた溪相で、樹林の中のパウダーを拾いながら下降。
途中一箇所、微妙なブリッジを通過し、標高1,700m付近より登り返す。
小雪が舞い出し、風もやや強くなり始めたため、山頂手前でシールを剥がしてトラバース気味に往路に戻り、高速道路を絡めて滑走して、登山口に戻る。

 

四阿山(2/25)
 
・天候:曇
・行動概要:あずまや高原ホテル7:00~10:20四阿山10:40~12:00ホテル
昨日は下山後、信州上田の各所を探訪。北国街道沿いに栄えた街の歴史が随所に感じられた。上田市内泊。
翌朝、心配された天候も穏やかな曇天と上々のコンディション。あずまや高原ホテル下の駐車場に車を停めさせていただき入山。暖かかった昨日に比べ、気温は低め。
一段上がった牧場風の開けた所からは、西方に雲海の上に北アルプの山並みが望まれた。
高度を上げるにつれて、浅間山や上信国境の峰々の展望も開けてくる。山頂付近からは、妙高・火打・焼山や、高妻・乙妻など北信の山々が揃い踏み。北にのびる国境稜線は両側が切れ落ちた険路で、万座に到るクラシックルートの長大さに圧倒される。
山頂直下は痩せ尾根状で、慎重に降る。根子岳分岐を過ぎると、開けた斜面の滑走となるが、今日も南斜面でなかなか手強い雪質。
人気の山だけに、昨日以上の大盛況。
真田の湯で二日間の垢を落とし、帰途についた。
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2018年

2月

26日

野伏ケ岳

期間:224日(土)
山域:白山山系 野伏ケ岳
メンバー:T(L)H野、T本、A部、F谷章、H瀬、M浦、T(記録)

 

 

AM5:10高岡砺波ICにてT田さんにピックアップして頂き今回の宿(ログハウス風)へ。皆さんと合流。

用意を済ませAM6:00宿を出発

野伏ケ岳まで宿から2時間30分!軽いもう一旅行分。(ドライバーの皆さまお疲れ様でございましたm(_ _)m

 

8:30白山中居神社駐車場着 駐車場はほぼ満車。ハイカーに人気の山なのか?赤旗をもった幕営装備のグループが十数名準備中。シールを付けて我々も除雪終点まで移動。

851 除雪終点

ここから和田山牧場跡までまずは林道歩き。

林道はスノーシューの跡も多く少々歩きにくい。

 

 

 

1020 和田山牧場跡 休憩

 

ここに着くまでに雪が降り出し、残念ながら景色は拝めず。

 

T田さん曰く、ここからの展望は素晴らしく白山山系の山並みが一望できる場所らしい。 

それを皆に見せたくてこの山を選んだ、とのこと。残念。。

ダイレクト尾根の取り付まで牧場跡地を進む。なんとも牧歌的。晴れていればさぞ気持ちがいい事だろう。

緩やかなアップダウンがあり、乾雪なのでシールでも滑る滑る!感動もの。

 

1111 ダイレクト尾根取り付(クトー装着)

 

ここに来て風も出てくる。時間的な事もあり後1時間で登れるところまで行き、そこから滑走と言う決断が下る。実質登頂は難しい、と言う事に‥沈

 

 

 

 

 

登っていると単独のハイカーが下山してきた。700頃出発、登頂して下山中とのこと。 その先を行くと男女のパーティーが滑走準備をしていた。風もあるしここから下るとの事。

我々も? 

一段上の平らな所まで登ろうと、最後にもう一登り。

1211 1380m シールオフ

 

ここから来た道を下山。雪面はアイスバーンの上に10cm~20cm程雪が積もった状態で滑るとスラフが流れる。

 

しかし雪は軽く板が滑る。傾斜が緩いのが残念でならない。

皆さん思い思いにシュプールを刻む。 

テレマークのT本さん、H野さん、とても気持ち良さそうに滑っておられました。

途中から、先に下山を開始していた男女のパーティーのトレースを拝借して登行ルートを外れる。

 

トラバースをしながら林道に合流。

あとは林道ボブスレー。

 

登行ルートを戻ると少しばかり登り返しがありシールを付けるようであったが、こちらのルートは一気に下れ、こちらが正解。男女のパーティーに感謝。

1310 除雪終点着 お疲れ様でした

 

この下山時間、早くも感じるが、ここから2時間30分のドライブが待っている事を考えれは妥当だと思われる。

 

しかし、雪はいい。白山山域、想像より行き易い事も分かったし、またご一緒させて頂けたら嬉しいです。

 

参加の皆さまお疲れ様でした。

ルート

登り:北側

下り:南側

2018年

2月

12日

平標山 2018/2/10(土)

日にち:2018/2/10(土)

メンバー:M森、A部、M浦

天候:晴れ、時々曇り

行程:

7:55元橋登山口 980m発、

10:30ピットチェック 1800m付近11:50平標山頂 1984m

12:15山頂発 

13:25登山口着

当初、1泊で四ツ岳を予定していたが、11日の天気が悪そうなので、土曜日、未明自宅発で平標山ヤカイ沢に変更した。メンバーは千葉、東京、埼玉と分散しているが、5時、東松山駅前の広い駐車場に集合し、ここから車1台にまとめて出発。湯沢経由で登山口へ。登山口の路側には。すでに数台の車が駐車している。

 

寒さが厳しく、北陸などで大雪のこの冬だが、ヤカイ沢を渡る橋の積雪は平年並みか?湯沢アメダスの積雪は130cmほどで、平年値より20cmほど少ない。別荘地内の道路はアスファルトが露出していることも多いが、今回は雪に覆われ、帰路は滑って下れた。

ヤカイ沢上空にかかる帯状の雲。

登路は下から見て右手の、樹林の多い尾根とした。1800m付近は尾根の南側はクラストしていて、スキーで踏み込むと表層が滑り落ちる。ピットチェックを行うと、数cm下と、数十cm下に顕著な弱層があった。しかし、樹林帯側(尾根の北側)と滑降した沢内には表層直下の弱層は見られなかった。

スキーヤーより徒歩(輪かん)で登ってくる人の方が多かった。シュプールを見ると、ボーダーやスキーヤーはもっと早い時間に登り、滑っている人がいるようだ。

登路の尾根は、上部が積雪少なく、ブッシュが多いので、山頂北の鞍部から滑り込む。障害物の無い沢が眼下に広がる。新雪状なのだが、気温が上がってきた為か、重くて、残念ながら、私の技術では快適に滑ることが出来ない。上からボーダーと二人組のスキーヤーが大きな高速ターンで追い抜いていった。

1200m付近の平坦部。以前、この辺りで焼肉をやったことがあった。急斜面の緊張感から解放されて、のんびりできる場所。ここから下は、林道までちょっと立ち木がうるさい。

12時の天気図(M森)

本州は高気圧の圏内から外れつつある。前線を伴う低気圧は九州南部まで進み、近畿から北陸以西は雨、東海から関東地方は晴れ。天気の境目がはっきりしている。

12時の気象衛星画像(可視光)

西日本まで雲が掛かってきている。上越はまだ雲に隙間がある。(高知大学HPより)

2018年

2月

07日

阿寺山 2018/1/20(土)

日にち:2018年1月20日(土)

メンバー:T置、M森、Sd

天候:晴れ~曇り、小雨

行程

始発新幹線で浦佐、タクシーで

広堀橋へ。

8:30 広堀橋発 380m

9:15 尾根取りつき 550m

13:00 阿寺山頂 1509m

13:15 山頂発

14:00 尾根取りつき

                     14:10 広堀橋

↑数台は駐車できる広堀橋手前の除雪スペース

六日町アメダス  1月20日       今回:積雪80cm、平均気温1.7℃。     平年:  104cm、   -0.2℃      平年より積雪が少なく、気温はやや高め。川沿いは雪が締まっている。正面の尾根を登る。下からみると木立が詰まって見えるが、実際登るとそれほどでもなく、滑る際もまずまず楽しめた。

上部は霧氷が美しい。軽い雪質でシールが利きにくく、斜度はそれほど急ではないが、意外に登りにくい。アルプスで鍛えたSdさんは、スムースなコース取りで先頭を行く。

1350m付近より、傾斜が緩く、立ち木の少ない稜線が広がる。プローブで調べると、積雪は2m以上。

四ノ池付近から山頂北面。動物の足跡が多い。

八海山、入道岳を背に。

山頂に着くと、雲が出てきた。他に山スキーヤーが二組、3人。広堀橋に下山した際、登りで落としたスタッフバッグを拾っていてくれて、受け取ることが出来た。ありがとうございました。

山頂より、オカメノゾキ方面。M森とT置は9月に前夜発日帰りで、駒ヶ岳→中ノ岳→五竜岳→阿寺山を縦走した。オカメノゾキは両側やせていたが、意外と雪の付着が多い。

山頂から1350m付近は障害物が少なく、軽い雪質で、素晴らしい滑りが楽しめた。広堀橋まで下り1時間だったので、上部稜線は登り返して滑りを楽しむのも良さそう。

下部はデブリが出ていた。斜度はそれほど急でないが、立ち木が少ないエリアだった。

下山してくると稜線は雲に覆われ、小雨が降ってきた。広堀橋から山口バス停まで歩く。六日町駅行のバスに乗り、途中で降りて、さらに20分ほど歩き、インター近くのイオンモールへ。ここで買い物して、すぐ近くのバス停から高速バスに乗る。装備を持って歩くのはちょっときついが、意外とバスの便が良い。

東京スキー山岳会にご関心をお持ちいただいた方はどうぞお気軽にお問い合わせください。(⇒お問い合わせ

例会見学歓迎です!(日時はこちらをご参照)