2023年
9月
09日
土
【期間】2023/8/11(金),12(土)
【山域】センノ沢(尾瀬)
【メンバー】I出、M森
【内容】
8/11(金)晴れ
10:40 大清水発
12:00 センノ沢出合
14:50 行動終了
電車とバスを乗り継ぎ大清水着は10時。 朝一番で歩き出せば日帰りできる沢ですが、一泊の、のんびり沢登り。台風接近のせいか、大清水の登山客はあまりいませんでした。一時間林道を歩いたのち三平橋下から入渓。センノ沢に入り、最初の滝をのぼると、ナメ床の流れが続きました。いくつかの滝は小さく、ホールドもスタンスがあり、ロープを出すことはありませんでした。
8/12(土)晴れ
6:00 発
6:50 登山道
8:20 富士見峠
9:10 アヤメ平
11:00 鳩待峠
登山道は標高1760mくらいなので、沢を詰めてすぐに出られると思っていたが
笹藪に阻まれ、最後は藪漕ぎでした。
当初大清水に戻る予定でしたが、鳩待峠のほうが近く、アヤメ平経由のルートに変更。青空のもと燧岳や至仏山を眺め、湿原を横切り尾瀬を満喫しました。鳩待峠11:00着。
気象庁HPより
台風7号が日本の南を北進
昨日に比べ、雲が多かった。 台風7号は、8/15に関西に上陸、お盆後半の新幹線に大きな影響が出た。
2023年
8月
03日
木
【期間】 2023年8月26日(水)から8月29日(土)
【山域】 折立⇒高天原温泉、雲ノ平⇒折立
【メンバー】M森、他2名
【内容】
7/26(水)晴れ、午後一時曇り
8:30 折立登山口発 1360m
12:30 太郎平山荘(泊まり) 2330m
大学時代の仲間と続けている”渋い山行”。今年は、昨年行った水晶岳から眼下に望めた高天原温泉へ。
4時に塩尻でピックアップしてもらい、安房トンネル、飛越トンネル経由で薬師岳登山口へ。亀谷温泉経由より20キロほど近いが、グーグルマップ上の所要時間は同じくらい。8時過ぎに臨時駐車場着。
登山口から三角点までは暑くて汗だくの登り。小屋が見える辺りからペースが上がり、12時半 、太郎平山荘着。大きな小屋で、きれいに泡立つ生ビール🍺がある、寝る場所は蚕だな方式で荷物置くスペースちょっと狭い。夕飯前に太郎山を往復。トイレは他の小屋も同様だったがきれい。夕飯の味噌汁が具たくさんなのは良かった。(麩、タマネギなど)
夕飯後、日没を見る、金沢沖に沈む太陽が美しい夕焼けを作った。夜間はガスで星の撮影は出来ず。
7/27(木)晴れ、午後にわか雨、後晴れ
6時太郎平小屋発 2330m
8時 薬師沢出合 1910m
9:44 B沢出合
11:45 高天原峠 2250m
12:40 高天原山荘 2120m
薬師沢までは歩きやすい緩い下り。隙間から落ちそうな吊り橋を渡って黒部川へ降りる。1時間ほど河原を歩いたり、林間を歩いたり。途中でバケットエレベーターのバケットの様な金属製品が埋もれかけているのを目にする。高天原山荘の資料によると、戦前に開発されたモリブデン鉱山のものらしい。この辺りから七倉へ人力で鉱石を運んだようだ、驚き。B沢出合いから黒部川を離れ、沢をトラバースしながら急斜面のアップダウンが続く。さほど危険な箇所はなく、暑いが水は豊富。峠からは静かな下り、薬師沢出会から山荘までは誰にも会わなかった。山荘直下でノートパソコンを開いている女性がいた。スマホが通じるのかもしれない。
乾杯の後、待望の温泉へ。温泉沢左岸に露天風呂、右岸に囲いのある男女風呂、そちらへ。狭いが脱衣スペースがある。白濁した良い湯加減。上がるとにわか雨、合羽を着て小屋へ戻る。ランプの宿だか夕飯は豊富なおかず。客室は二階、窓は小さく、ちょっと暗いが、平床でに就寝スペースに出入りしやすい。 今日は温泉から上がった後に雷雨があり、明日は行動を早めた方が良さそうなので、朝食は弁当にする。夜間は星が良く見え、星空撮影。
7/28(金)晴れ、午後雷雨、のち晴れ
4:30 高天原山荘発 2120m
5:20 高天原峠 2250m
8:00 雲ノ平山荘 2550m
9:20 薬師岳展望台
9:45 発
13:05 薬師沢出合 1910m
弁当はおにぎりだったが、コンビニのおにぎりの様に、フィルムを剥がして海苔を巻く方式。1時間で高天原峠へ。雲ノ平への登りは上部は視界が開け、薬師岳から水晶岳の展望が広がる。トイレに寄った雲ノ平ヒュッテは洒落た内装、トイレは和式で全く臭く無い、使用済みペーパーを目に付かない床下に落とす工夫も感心させられた。ぜひ泊まって見たいと思った。
スイス庭園の水晶岳の展望台へ、眼下遙かに高天原温泉を望む、良くあそこから来たなと、我ながら感じた。祖母岳に寄ってから薬師沢へ、木道が終わると滑りやすい、丸い岩が多い急な下り、スリップしたら大怪我しかねない、気が抜けない。黒部川に着き、汗だくなので、下着一枚で吊り橋下の川で泳ぐ。冷たかったが、さっぱり。しばらくすると激しい雷雨、川は増水。ビールは部屋で、天井が低い蚕だなの下段で呑む。夕飯は高天原山荘に似て、おかずの種類が多い。夜中はベランダから星が良く見えた。ぼ〜っと星空を眺めるなんて、山ならでは。薬師沢小屋はココヘリ端末を見せると宿泊費が500円引き。
7/29(土)晴れ、後曇り
5:45 薬師沢小屋発
7:30 太郎平小屋
11:08 駐車場
折立から登ってくる登山者が多い。
太郎平山荘の人の話では、梅雨の間、天気が良く、高山植物の咲くのが早かったのでは、とのこと。チングルマは雲ノ平の一部、雪渓が遅くまであったような場所除いて綿毛になっていた。
帰路、亀谷温泉へ。源泉100%の水風呂があり、クールダウンに効いたようだ。
気象庁HPより
関東甲信地方、梅雨発表7/22
松本最高気温 7/26 34.1℃、7/27 35.6℃ 7/28 35.0℃ 7/29 33.4℃
2023年
7月
23日
日
期日:7/16(日),17(月) ※両日とも晴天
山域:利根川水系楢俣川ヘイズル沢
メンバー:H間(L),A部(M),Y本,I松(記)
行程:【7/16(日)】奈良俣ダム楢俣林道ゲート0530発~0800ヘイズル沢出合~1130ヨケド沢出合~1500二股~1530着BP(H:1,240m)
【7/17(月)】BP 0630発~1130 H:1,800m付近~1330小至仏山南登山道~1430鳩待峠~1530 津奈木橋
『昨年、幾度となく計画しながら、週末の天候に恵まれず、思いの外遠かったヘイズル沢。
当地の梅雨明けは未だながら、好天予想が報じられた7月の三連休の後半に、仕切り直しを試みました。幸い二年越しの思いが通じ、念願叶って遡ることのできたヘイズル沢は、夏空に映える随所に配された綺麗なナメ滝やトロ、源頭部至仏西面の圧巻の花畑など、とても美しい渓でした。
両日の概要につき、以下にご報告します。』
楢俣川方面.へと続く林道ゲート脇には、前日からのものか既に多くの車が駐車しており、人気エリアの様子。先行者は沢登りか釣行かは定かではないが、ザックには各自釣り道具を忍ばせてきたものの、釣果についてはかなり厳しい状況・・・。
アプローチの林道は洗ノ沢を越えた辺りからダートとなり、前日までの降雨のためか路上にできた水溜りを避けながら進む。ヘイズル沢出合で装備を装着し入渓。少し進むと、昨日釣りの後泊りのグループが遅めの朝食中。情報を伺い、下部が良さそうとの観測の下、ヨケド沢出合までに都合二度、淡水資源探査を実施。最初のポイントで、Y本さんが良型をゲット。後続に期待がかかるが、残念ながら今回の釣果はこの一尾のみ。
二俣までが、ルートの核心部のようで、立派な釜を擁する直瀑が滑滝と交互に登場する。途中F:6mは左壁を、途中から空身でH間さんにロープを伸ばしていただく。F:15mは左岸から、もう一箇所は右岸から巻き、二俣に到る。
左俣を進み、上部二俣で右沢に入る。水量は15mの滝を懸ける左沢が上回る。暫く開けたゴーロ状が続き、標高1,240m辺りで、右岸に二箇所程ビバーク適地が現れる。ここから先は暫く連瀑帯が続く模様のため、ここを泊り場とし、タープを設営。
フラットに整地されていた他、前回利用者が集めた流木類も残されており、なかなかの好物件。H間シェフの具沢山豚汁定食に、Y本さんの値千金の岩魚の塩焼きが彩りを添える。高度を稼げなかったこともあり、夜間もあまり気温が下がらなかった。
翌朝は、おろしうどんを腹に収め、標高差1,000m弱の登りに勤しむ。ここからは第二の核心部。2段12mは下部のヌメリが強く、A部さんに左壁にロープを伸ばしていただく。徐々に傾斜も増し、鋼鉄製堰堤を3基越え、標高1,800m付近で左岸草原に登路を採る。至仏~小至仏西面の大斜面は一面のお花畑。
小至仏山南側の登山道に合流。来し方を振り返ると、昨日のスタート地点の奈良俣ダムが遠望できた。三連休ということもあり、登山道はなかなかの賑わい。稜線からは、尾瀬ヶ原も俯瞰でき、その先には燧ヶ岳も望まれた。
鳩待峠から、津奈木橋まで降り、Y本さんの奥様のご厚意で入山地点に送っていただいた。唯々感謝。
2023年
7月
22日
土
【期間】2023年7月16日,17日
【山域】宝川ナルミズ沢(途中まで)
【メンバー】I出、O西、O西.V、M森
【内容】
7/16(日)晴れ、夕方小雨 7/17(月)晴れ
11:10 林道終点発 10:30 キャンプ地発
12:10 登山口 大石沢出合の滝で水泳
13:35 徒渉点 12:50 徒渉点
16:50頃 大石沢先キャンプ地 15:05 林道終点
7/16
荒れた林道(普通車でもなんとか通れる程度)の終点ゲート(車数台駐車していた)から進むと、所々アスファルト舗装が残っている。立派な橋もある。ちょっと不思議な感じ。昔は奥に何か施設があったのだろう。登山口から徒渉点までの山道は細かなアップダウンが多い。所々にロープが垂らしてあるが、滑り易く、気が抜けない。
徒渉点で沢靴に履き替え、ウツボキ出合からは沢沿いに進むが、淵が多く、巻いたり、へつったりで意外と時間がかかった。ザックに泳いでOKのパッキングをしておけば水線通しに行った方が早かったかもしれない。
大石沢出合の3m滝を越え、その先の左岸の草地にタープを張る。ちょっと傾斜地だが、足下にザックを敷けば、寝るのに問題無かった。自家製の野菜や、パンの美味しい夕食。夜中は天の川がよく見えた。
7/17
昨日は気温が高かったこともあり、予定より時間が掛かった。今日、稜線まで上がると、帰路がかなり遅くなりそうな感じだったので、ここから引き返すことにした。沢の流れを目にしながら、のんびりと朝食、贅沢な時間を過ごす。
時間があるので、大石沢出合の3m滝で遊んでいく。I出はボルダリング、O西、M森はお釜で水泳。次回はスイミングゴーグルやキャップを持ってこよう。
大石沢を少し登って、朝日岳からの登山道に出る(テープ有り)。登山道はぬかるんでいる箇所が多いが、沢靴であれば気にせず歩け、特に危険な箇所もなかった。徒渉点からは往路通りに戻った。
気象庁HPより
水上最高気温 33.8℃
水上最高気温 34.1℃
梅雨前線が消えた。
21日には四国と北陸の梅雨明けが発表された。
2023年
7月
22日
土
【期間】2013年7月2日(日)
【山域】西丹沢・大滝沢本流
【メンバー】I出、O西、O西.V、M森
【内容】
9:50 林道発
10:50一軒屋避難小屋 810m
11:40 2番目の滝(ロープ出す)870m付近
13:10 滝 10m程(ロープ出す)950m付近
13:40 胎内くぐり
15:10 畦ヶ丸避難小屋 1280m
17:30 林道
立派な一軒屋避難小屋の先から沢に入る。明るい岩肌、西丹沢にはヒルがいないと聞いていたが、今回見かけることはなかった。2番目の滝でロープを出す。右岸を上って、最後落口を渡るところがややバランスを要する。次にロープを出した滝は10m程のスラブ状。右岸から左岸へと登る。持参した遡行図によれば、奥の二俣からさらに進み、三つ叉で左へ1160m付近の稜線へ上がるとなっていた。しかし、三つ叉の位置がよく判らず、登れない滝を右岸から巻き始めたところで、沢を離れ(標高1120m付近)畦ヶ丸避難小屋へ出た。バイオトイレのあるきれいな小屋。道標が良く整備された登山道を林道へ戻った。
2023年
5月
23日
火
【期間】 2023年5月21日(日)
【山域】 富士山
【メンバー】M森。T置
【内容】
4:50 富士宮口5合目発
9:30 浅間神社
10:10 山頂
12:00 不浄流し滑降
12:20 3000m付近で滑降終了
14:36 富士宮口5合目
今年の5月の富士山は、上旬に降雪があったために、意外と良い条件だった様に思われた。5/3には富士宮口5合目から往復したが、今回は御殿場側の不浄流し(変な名前だが、広くて良い斜面)を初めて滑った。
上部は所々岩が露出していたが、雪面はきれいで滑りやすかった。下部は雪解けが進み、汚れて凹凸が多かったが、標高3000m付近まで滑ることが出来た。 一続きの斜面で、斜度も手頃。ただし、帰路、ザクザクの登山道を宝永山経由、富士宮口5合目まで歩くのが長い。
不浄流し
気象庁HPより
12時 富士山頂気温 3.9℃
東シナ海に高気圧があり、西日本は好天。東日本は曇り。富士山は雲海の上。
東京 26.3℃/16.1℃
2023年
5月
07日
日
【期間】2023年5月3日(水)
【山域】富士山、富士宮口
【メンバー】M森
【内容】
9:00 富士宮口5合目発、板を背負って、軽登山靴で登る
12:00 8合目からシールで登る
13:30 3500m付近 板を背負って登る(アイゼン)
14:20 浅間神社
15:02 3670m地点から滑降開始
15:15 3070mでブルドーザー道から隣(西側)の雪渓に移る
15:30 2800m 滑降終了
16:25 五合目戻り
今年のGWは晴天が長続きしなかった。その中でも、好天が確実な日に富士山へ。朝8時の時点で、スカイラインゲート前(山側車線)には20~30台程度の車両が駐車していた。五号目駐車場は前夜から泊まっていた人もいたようだ。登山口を過ぎた先に駐車。駐車スペースにはまだ余裕があった。
7合目辺りから、雪渓を登る箇所があったが、ステップはしっかり付いていて、雪は柔らかく、まだ軽登山靴で問題なかった。8合目で兼用靴、板を履き、3500m付近までシールで登る。雪面が柔らかく、ややシールが利きにくくなったように感じたので、そこから板を背負う。
山頂はパスして、浅間神社の下、3670m地点から滑る。最初は斜面がやや狭く、固い箇所もあるが、斜面が広くなると、適度な硬さのざらめ雪になる。途中、3070m付近で、右側の雪渓に移る、雪面は登山者が歩いた箇所を除けば、凹凸少なく、きれいな状態で滑りやすかった。滑降終了地点(2800m)から、軽登山靴に履き替え、板を背負って下山。
服装は、下が中厚手のズボン一枚、上が、薄手半袖下着にカッターシャツ+最上部でフリース、帽子は日よけ用の薄手のもの。
帰路は御殿場駅近くの人参湯(銭湯)に寄ろうと、Googleマップで経路を調べたら、なんと、閉業と表示された。残念ながら2月で閉業したとのこと。雰囲気が良く、駐車場もあり、帰路、寄らせていただいていたのだが、残念。
7合目(2800m付近)から東側の雪渓に入れば、シールで登って行けそう。
気象庁HPより
高気圧に覆われ、東日本は晴天。
富士山頂12時、0℃
静岡最高気温24.9℃
2023年
4月
27日
木
期日:4/22(土),23(日) ※晴天
山域:越後三山 越後駒ヶ岳
メンバー:M森(L),O/S,O/V,
Y本,I松(記)
行程:【4/22】銀山平0700発~
0900柳沢出合~1200道行山~
1240小倉山南~1420 H1,763
~1520駒の小屋1540~1600
越後駒ヶ岳~1620着 駒の小屋
【4/23】駒の小屋0810発~0830
駒ヶ岳0900~0910オツルミズ
沢上部(H1,720)~1000駒ヶ岳南~1030滝ハナ沢上部(H1,830)~1110駒ヶ岳南~1130駒の小屋1200~1220小倉山南~1300道行山~1440柳沢出合~1550着 銀山平
『三月以降気温の高い状態が続き、例年になく早かった桜の開花同様、急激に雪融けも進み、滑れるエリアもかなり限定されてきましたが、昨年来の持ち越し企画となる奥只見銀山平から越後駒ケ岳を訪れました。当初の計画は、シルバーライン開通直後の週末に、適地ツェルト泊、若しくは避難小屋利用の山中一泊で、周辺の沢の源頭部を滑る予定でしたが、天候が芳しくなく二週間の日延べとなりました。
懸念されていた雪付きの状況等から、一部ルートの縮小も余儀なくされましたが、オツルミズ沢と滝ハナ沢上部では、雪質も良く快適な滑走が楽しめました。初めて利用させていただいた”駒の小屋”も、手入れも行き届き、大切に使われている快適空間でした。
両日の概要について、以下にご報告します。』
道の駅”ゆのたに”で集合後、銀山平へ向かう。シルバーラインのゲートでは、夜間通行止め解除を待つ車列末尾に。殆どの車は丸山スキー場方面へと向かい、銀山平石抱橋付近の路肩には10台程が駐車していた。
付近の積雪は約1メートル。スキーを履いて北ノ又川左岸を進むが、途中雪が途切れる箇所もあり時間を要する。白沢沿いの林道敷から道行山への登路は、先行者に倣い柳沢右岸二本目の尾根上の夏道にルートを採る。尾根取付きは結構な急斜面で、途中からスキーを担ぐ。尾根に上がってからも、雪が切れている二箇所程スキーを外して夏道を進む。後続の方から、「避難小屋は水場もあって快適」との情報を入手。事前の強風予報もあって、当初予定のツェルト泊から心を動かされる。
道行山を巻き気味に通過し、漸く小倉尾根に合流。広い尾根上には所々藪が顔を覗かせるが、スキーでの登下降には影響ないレベル。この時季としては強い冬型の気圧配置との由で、徐々に風も強まる。気温も下がり雪面も締まってきたため、1,763m小ピークへの登高ではクトー装着。同ピーク先からは、滑走予定の滝ハナ沢上部が見渡せた。側壁からのデブリ跡に加えてクレバスも散見され、想定地点まで滑ることはやや難しそうな印象。周回して小倉尾根に登り返した地点のビバーク適地と思しき小平地を見送り、先へ進む。小屋への急斜面は、スキーを担ぐ。
ここまでかなり時間を要したため、周辺の滑走は翌日に持ち越し、山頂往復とする。やや雲が出始めたが、駒ヶ岳山頂からの大パノラマはやはり圧巻。なかでも、北東に望まれる未丈ヶ岳から浅草岳へとうねり連なる、会越県境をなす毛猛の山並みが一際印象的。山頂からの斜面はやや堅く、慎重に小屋へと滑り込んだ。
魚沼市によって管理されている駒の小屋は、ウレタンマットや毛布なども備え、手入れも行き届いた快適空間で、先着のお三方含めて8名で広々と使わせていただいた。
翌日は雪面の緩む頃合いを見計らい、泊り道具を小屋にデポして8時発。山頂からオツルミズ沢をH:1,720m付近まで滑走する。水無川上部の険谷として知られる同沢も、源頭部は至って穏やかな渓相。雪も程良く緩み、斜度も手頃で至極快適。
再び稜線に登高後、中ノ岳方面に南下したコル付近から、滝ハナ沢を滑る。昨日の観察からも、当初計画した小屋下の1,763ピークへ登り上げるルートは雪の状態から難しそうなため、デブリ地点の上まで滑走後、再度稜線まで登り返すこととし、程良く緩んだフィルムクラスト状の広い雪面に、思い思いにシュプールを描く。山頂南側迄約200m登り返し、小屋まで滑ってデポ回収。
全装となり、若干後方に引っ張られながら、往路を小倉山手前まで滑走する。道行山までシール登高の後、下部の滑走に移る。下降は、1,064m峰手前より夏道を離れ、南側の沢の右岸斜面を白沢と柳沢の出合に滑り込む。復路は林道敷を忠実に辿り、除雪の始まった国道からはスキーを外して石抱橋に帰着した。
防災科学技術研究所HPより
紫線が10年間平均。今シーズンは、1月初めは例年より1m近く多かったが、3月中~下旬の降雪が少なく、3月中の積雪の減少が速かった。、4/22の時点では、例年より1m以上少なかった。
気象庁HPより
北日本は冬型の気圧配置。本州も等圧線の間隔が狭く、越後駒ヶ岳でも夜間から翌朝に掛けて、風が強く、小屋周辺は霧に包まれていた。
小屋内は0℃程度だった。
6時頃には霧が晴れてきた。本州中部は高気圧の尾根に入ったためか、予報より天気は良くなった。
2023年
4月
06日
木
中島台から鳥海山へ行きました。登山日和ということもあり大勢の登山者で賑わっていました。頂上から駐車場まで標高差1850mを滑ることができ充実の一本でした。
メンバー:S藤(M)、M本
4/2 道の駅象潟4:30→5:00中島台駐車場5:35→6:20あがりこ大王→11:50
大物忌神社→12:25頂上13:00→14:50駐車場
中島台の駐車場には30台余。下山したら路上駐車もあり50台近くが来ていたと思われる。雪面は終始硬く、板が雪に沈むことなかった分だけ楽に頂上まで行けた。
しばし頂上からの景色を楽しむ。海岸線が綺麗。頂上だけ風が強かった。頂上からの滑降は登山者もいるためゆっくりと開始。大物忌神社下の斜面は荒れたやや重の雪質。伏拝岳北面はシュカブラもありで硬めの雪面。標高1900辺りからの大斜面の雪は緩んでザラメ化しており快適なスキーが続く。あがりこ大王からブッシュが出てくるようになった。赤川の橋で一旦スキー板を脱ぎ、ブッシュ帯を駐車場まで滑らせた。
帰路は道の駅象潟へ寄り、展望風呂に入り各々土産を購入。充実感とともにこれから東京までの長い長い運転の始まり。ちなみにS藤は飛良泉を購入。こちらも大満足でした。
2023年
4月
03日
月
【期間】2023年3月25日(日)
【山域】浅草岳、入叶津ルート(中腹まで)
【メンバー】M森、H間
【内容】
7:30 入叶津発 416m
7:55 登山口
13:00 1075m地点 (猿崖上)引き返す
15:15 車道
15:54 入叶津
所々雪崩に埋まるR289八十里越をシール登行で約1時間、87番電柱付近より尾根に取り付く。そこからショートカットで林道に合流、小三本沢と並走して登る。標高700m付近、登山道と合流するあたりまでは順調。
しかし、ここで、渡渉地点を示していた(後で判明)マーカーを見つけながらも、そこは割れているのでもっと先で渡った方が良いと判断、先に進んでしまう。このルートミスが響き、もとのスタート遅れもあって、安沢の上の台地、頂上まであと2時間というあたりで正午をまわり時間切れとなった。
ルートファインディングはとても楽しめ、帰路は順調で、天気も暑くもなく寒くもない無風の高曇りで一瞬小雨がパラついた程度、良い斜面がたくさんあり、楽しい滑りだった。
来シーズンの楽しみがひとつ増えた。是非再チャレンジしたい。(H間)
気象庁HPより
日本の南に前線が停滞、前線上を低気圧が東進。
本州中部は雨、北日本は晴れ間が見られた。浅草岳は高曇りだった。
守門アメダス積雪
128cm
(2022/3/25は193cm)
日本気象協会HPより
雨雲レーダー画像
浅草岳はギリギリ、雨域から外れていた様だ。
2023年
3月
28日
火
日程:3月19日(日) ~21(火)
メンバー:I松(L),S藤M
~1230 同H:1,470m付近~
1310いわかがみ平~1340
駐車場着
【3/20】:旗坂野営場発0700
~0750一群平~0940三光の
宮~1040升沢避難小屋1100~1200船形山(山頂避難小屋)1230~1300升沢小屋上部(H1,260m)~1340蛇ヶ岳~1440三光の宮~1450鳴清水~1510一群平~1530野営場着
【3/21】:泉スプリングバレースキー場発 0650~0740東尾根取付~0820H1,026峰~0900長倉尾根~0940北泉ヶ岳1010~1100スキー場着
「三月飛び石連休の後ろ三日間で、宮城県北部三座を訪れました。各日の概要をご報告します。」
【3/19(日)】栗駒山 ※曇り時々晴れ(上部は強風とガス)
東北道を築館ICで下り入山地点に向かう車中からも、北西方向に望まれる宮城・岩手・秋田三県の県境付近に位置する奥羽脊梁山脈中部の栗駒山付近は雲の中。
冷たい北西風が吹き下ろす中、いこいの村栗駒跡地の駐車場から、暫く樹林帯の登りが続く。いわかがみ平へと延びる車道も、ゲートから500m程先の地点まで除雪が進んでいた。
いわかがみ平からはクトーを装着し、新湯沢に沿って緩やかに高度を上げる。上部は風衝地のため遮るものがなく、東栗駒山へと続く尾根に近づくにつれ徐々に風も強まる中、西に折れ暫く進むが、標高1,600m付近より下山することとする。
傾斜の緩む地点まで、シール・クトー装着のまま下降する。視界も悪く、当初予定していた笊森避難小屋方面の北東面や裏掛コースの滑走は見送り、往路斜面を戻る。
堅くガリガリ斜面を我慢の滑走が続くが、いわかがみ平から下部はやや重めながらも比較的滑り易い雪質となり、駐車地に戻る。
【3/20(月)】船形山 ※快晴
升沢集落を過ぎた辺りから路傍にも残雪が見られるようになり、除雪終了地点となる旗坂野営場の積雪は約50cm。このため、当初覚悟していたルート下部のシートラは略免除され、駐車場から、船形山頂まで設置されている指導標㉚の表示がある登山道入口までの間の、短い林道敷部分のみとなり安堵する。
登山口からは、三光の宮に到る緩やかな尾根をシールで登高する。気持ちの良いブナ林の中を、旗坂平・一群平と少しずつ高度を上げる。辿り着いた三光の宮からは、樹々の間に陽光に輝く純白の船形山が望まれ、とても印象的。
升沢避難小屋までは、蛇ヶ岳~船形山の東斜面を、あまり高度を上げずトラバース気味に回り込む。とてもきれいに管理されている小屋に立ち寄った後、山頂を目指す。沢状を進んだ後、北に折れ千畳敷までは暫しの急登。到達した蛇ヶ岳からの稜線上の小ピークから、眼前に拡がる長大な朝日連峰を背景に、一際大きくたおやかな白髪山と、急峻な岩壁を擁し怪異な山容の黒伏山の対照が眼を惹く。
船形山までは一投足。こちらも風衝地のため風はあるが、今日は気温も高く麗らかな春の日和。東側には、大崎・仙台平野の彼方には遠く太平洋も望まれた。山頂避難小屋では、以前の薪ストーブが灯油ストーブに代替わりしていた。
待望の滑走は、傾斜も手頃で雪質も良さそうだった千畳敷をメインに、升沢小屋上部まで下降し、蛇ヶ岳に登り返すこととする。上部は至極快適。高度を落とすにつれて次第に雪も重くなり、フォールラインを跨ぐターンに徐々に難儀するようになる。標高1,260m付近より、隣組の蛇ヶ岳に向け再びシール登高。
山頂からは、南側の三叉路より分岐する、何れも船形山からのツアールートとなっている北泉ヶ岳へと連なる長倉尾根上の三峰山や、定義への下降地点となる後白髪山が大きい。再度シールを外し、三光の宮へと滑り込む。稜線上は一部クラストした部分もあり、雪質も微妙に変化する。尾根を間違えたことで、一本余計に登り返しのおまけ付き。
三光の宮からは、登路の尾根を滑走。往路では南側小ピークにルートを採ったため通らなかった鳴清水付近では、融雪が進み一部雪も途切れる箇所もあった。その後も順調に高度を落とし、下部はザラメ化して比較的滑り易くなる中、指導標㉚でスキーを脱いだ。
【3/21(火)】北泉ヶ岳 ※晴れ
入下山地点となるスプリングバレースキー場の営業開始時刻には未だ時間があるため、駐車スペースを探してウロウロしていると、スキー場関係者の方が出勤され、駐車場のゲートを開けていただく。桑沼を経て昨日の基点となる旗坂野営場へと通ずる冬季閉鎖中の林道を小一時間辿り、北泉ヶ岳から東側に派生する尾根に取り付く。
取付地点はじめ、ルート上には随所に赤布やテープが巻かれ、トレースに沿って進むと、やがて1,026峰へと導かれる。西側正面に聳える北泉ヶ岳への斜面は急峻で、風下側となる長倉尾根東側には、大きく発達した雪庇が連なっている。
トレースに沿って進み、雪庇を乗り越し尾根に上がる。北泉ヶ岳からは一昨日の栗駒山や昨日の船方連峰など、宮城県北部の山並みを一望の下に見渡すことができた。
山頂でシールを外し、南面のブナ林を滑走。上部はかなり狭めだった樹間も徐々に拡がり、泉ヶ岳との間に位置する1,116峰との鞍部に達した後は、泉ヶ岳の北斜面をスキー場に向けてトラバース気味に下降する。後半は斜度が落ち、推進滑走でゲレンデ上部に合流した。
2023年
3月
21日
火
【日程】2023年3月21日(火)
【山域】浅間山
【メンバー】M森
【内容】18日(土)に降雪があり、菅平アメダスでは積雪が20cm弱ほど増えていた。鬼押し出し気象庁の監視カメラで見ても全体に白くなっているので新雪が乗っていることを期待して出かけた。
峰の茶屋周辺の道路脇には除雪された雪が残っていた。観測所脇から板を背負って登りはじめ、小浅間山への分岐を過ぎ、登り始めから1時間弱で板を履く。浅間山の斜面は細かな砂礫で覆われ、ブッシュも少ないので、10cmほども積雪があればシールで登ることが出来る。朝方は風が強く、オーバーミトンを付けるほどだった。2450mピークも強風で、岩陰で休み、滑降開始地点まで移動。
北東へ延びる尾根の南側が積雪が多く、シュカブラも少なく、滑降に向いている。最初の標高差300mが30度強の斜度。凍ってはいないが、雪面は固く締まっていて慎重に滑る。下部は気温が上がり、重い雪になっていた。浅間、白根火山ルートまでまっすぐ滑るのが標高差1000m滑れて面白いが、自動車専用道路に出るので、車へ戻るのがやっかい。今回は1800m付近から右手へトラバースして、往路へ戻った。
浅間山は積雪状況をライブカメラで確認でき、東京から比較的近いのが良い。
気象庁HPより
軽井沢 9時 8.4℃
菅平 9時 積雪16cm
浅間山上部では板を背負っているとあおられるほど、風が強かった。本州付近の等圧線の間隔はさほど狭くない。
気象庁HPより
周囲の山の展望は良かったが、上空は薄曇りで、日差しは弱かった。
気象庁監視カメラ
3/20 17:46
現地で見ると、もう少し白く見えた感じがする。
2023年
3月
12日
日
【日程】 2023年3月5日(日) 快晴
【山域】 東谷山
【メンバー】 I松(L)、I出(SL)、T.H、I.S、O西W、O西し(記)
【内容】
06:40 K温泉入口に集合。昨日とは打って変わって晴天、人数は減って6人で出かけることになった。
07:10 駐車場を出発。トンネルをくぐり、まずは登る尾根上の広いコルを目指す予定だったが、杉林が濃く、沢沿いにはトレースが多く、ついつい沢の中を行き過ぎた。どの尾根でも登れるので、予定していた尾根より一つ手前の尾根を登りつめて二居からのルートに合流することにする。
10:45 順調に高度を上げ、1392m地点で休憩。途中からは昨日の平標山を見ながら登る。絶景!
11:50 山頂到着。360度の素晴らしい景色。日白山山頂は人で混み合っているのがはっきりと見える。また東谷山から尾根沿に日白山を目指すパーティーも多数あった。今度はそのルートも行ってみたい。
12:30 下山開始。下りは基本登ってきたルートで滑った。雪はなかなか良い。横尾根に入り、木が密になりだしたところでI君が苦戦したため、尾根組と沢組で並行して滑ったが沢の方が快適だったようだ。
13:40 駐車場到着
新人山行としてリーダーが企画したものだったが、新人も経験者も大満足の山行となった。
2023年
3月
02日
木
【日程】 2023年2月25日(土)〜26日(日)
草津:晴れ、芳ケ平・横手近辺:強風&雪
【山域】 芳ケ平
【メンバー】O西し、O西ヴ
【内容】
2月25日(土)
芳ケ平ヒュッテとは20年来のお付き合い。毎年1度はヒュッテのご夫妻と犬達に会いに行く。滑ると言うよりもヒュッテでまったりする山行が多い。
草津のスキー場にゴンドラがあった頃は草津から行くことが多かったが、他にも万座、山田牧場、志賀高原渋峠からとアプローチは色々ある。昨年からチャツボミゴケ公園入り口の駐車場まで除雪されるようになったと聞き、今回その駐車場へ車を止めて行ってみることにした。
天気は良いが風は強め。駐車場へ向かう道は枯れ葉が舞い、熊笹も風になびいてまるで秋の様相。周りに雪は全くない。もし駐車場まで行って雪が全くなかったら、草津スキー場まで戻って登ろうかと考えていたが、どうやら林道だけには雪が付いていてスキーを履いて行けそうだ。
草津は晴れていたので、ヒュッテまで登り約3時間、荷物を置いて渋峠まで滑りに行こうかと考えていた。しかし、いつも楽しく滑って降りる大平湿原まで来ると視界は悪く強風に雪が混じり始めた。上の天気は草津とはかなり違う。それでも予定通りに小屋に辿り着いたら、まったりモードになる。犬と遊び、美味しい夕食を食べてゆっくりした。
2月26日(日)
昨夜は5人のガイド山行のグループが朝食前に朝練に出かけると言っていた。我々はゆっくり起きて、朝食を食べてから天気が回復したら渋峠まで行こうと思っていた。しかし、起きてみると全員ゴロゴロしている。あまりに風が強く視界も悪いので、諦めたそうだ。美味しい朝食をいただき、お茶を飲みながら、犬と遊びながら様子見。5人パーティーは横手経由で帰るそうで10時半には強風の中出ていった。そうこうしているうちに、3人パーティーが小屋にパスタを食べに上がって来たので、またパスタを食べる。午後になって風も少し弱まってきた頃下山開始。大平湿原まではパフパフの新雪とガリガリが混在していて、なかなか難しい滑りだった。その後の登山道は、草津へ下るボブスレーのような林道よりもマシかと思っていたが、似たようなものだった。しかし、このルートも地元のガイドさんが良く使い、お客様には評判がいいルートだそうだ。下りはあっと言う間で2時間弱だ。帰路に六合村の応徳温泉に寄る。ここも地元ガイドさんがよく使う評判の温泉だそうで、良いお湯でした。
今回もゆっくり休養、ちょっと滑った山行でした。
2023年
3月
02日
木
【メンンバー】S藤(M)
【内容】 駐車場7:00 → 9:00 H1250m → 10:15 H1490m → 11:35ジャンクシ
ョン12:25→ 13:25 駐車場
道の駅白川郷から車で20分ほどでトヨタ自動車学校横の登山口駐車場へ。10分ほど歩くと尾根への取り付きのトレールがあった。効率よく高度を上げていく。標高900mの地点で登山道と合流し、あとはひたすらジャンクションを目指す。登山道へ出たころは風が強かったが、徐々に収まり無風に近い。北アルプスも遠望できたが、剱岳が黒々しているのが印象的であった。
1602mのピークの手前まで来ると白谷の全容が分かる。手前の方は3,4本のシュプールがあるが少し雪崩れた跡が見える。奥の方はシュプールが無いので滑降するポイントを見定めた。
ジャンクションより少し先の赤指山へ行き、笈ヶ岳、大笠山を眺める。
雪庇の手前から滑りこむ。極上のアスピリンパウダーである。軽い!斜面が広いので気持ちが良い。谷が狭くなったが、まだ軽快である。谷が大きく右へ曲がるころから徐々に重くなってきて、また、デブリも増えてきた。三方岩岳からの沢と合流したあたりからは重雪になる。
堰堤が見え始めたころから直線的な滑りとなり、林道へ出てから駐車場までゆっくりと滑り終えた。
2023年
3月
01日
水
【日程】2023年2月23日、24日
【山域】火打山
【メンバー】M森、H間
【内容】
2/23(木)晴れ
8:50 妙高杉野原スキー場第三高速リフト発 1850m
13:00 黒沢池
14:30 高池ヒュッテ 2110m
2/24(金)晴れ
7:20 発
9:30 火打山 2462m
13:30 三田原山 2360m
16:30 杉野沢集落 740m
2/23
高速リフトの先の沢の横断部が雪崩リスクが高いとされる箇所。最初は一人ずつ横断していたが、途中から数人のパーティーが下から上がってきて、数珠つなぎで横断する状態になった。三田原山付近の稜線から妙高本峰側の急斜面を滑る人が何人もいた。黒沢池へは深雪の快適な林間コース。茶臼山から高谷池ヒュッテまではシールを着けたまま進む。
高谷池ヒュッテは数m近い積雪に囲まれているが、西側は積雪がえぐれて、1階部分が露出している。開放されている3階へは、1階の階段から上がるが、ちょっと高度感がある。出入り口は大きな窓で雪原の先の火打山の眺めが良く、室内は明るい。長野県から来た二人パーティーと同宿。
雪作りの際にコンロの下に敷くトレーや、トイレに出る際に履ける長靴、布団、毛布などが揃っている。トイレについては場所の指定が掲示されていた。
夜間は-8℃ほど。エアマットの下に毛布を敷かせていただき、安眠出来た。
2/24
高曇り、火打山の肩にザックを置いて、空身で山頂へ。天狗原山、金山、容雅山など魅力的な斜面を持つ山が並ぶ。肩まで降りて、当初滑降予定にした澄川側の斜面でピットチェック。一見した所、締まっていて安定していそう。しかし、雪柱を切り出し、スコップで打撃すると、20cm程下に明瞭な弱層がある。急斜面では滑った際のショックで崩れる恐れがありそうだった。澄川は諦め、三田原山経由で杉野沢へ下山に変更。
三田原山からの下りは予想に反して、モナカ雪。ターンが困難、修行の様な滑りになってしまった。1450m付近で緩傾斜帯となり、その先で車道に出る。ここからは雪が締まっていて、快適にスキー場下部に滑り込むことが出来た。杉野沢の温泉に荷物を置いて、ゴンドラ駐車場までH間さんが車を取りに行ったが、意外と長かったとのこと。
気象庁HPより
日中一時薄雲が広がったが、夕方には晴れてきた。
関山のアメダス
積雪 116cm
気温 最低1.8℃、
最高7℃
朝は薄曇り、昼過ぎから火打山に雲がかかり始めた。
関山のアメダス
積雪 104cm
気温 最低3.7℃、
最高7.5℃
2023年
2月
26日
日
【日程】 2023年2月26日(日)晴れ
【山域】 房総半島、キンダン川
【メンバー】A部、M森
【内容】
8:00 白岩橋発
8:20 キンダン川出合 140m
9:50頃 ゴルジュ帯
10:30 作業道入り口 245m
11:20 車道
11:48 白岩橋
夏は山ヒルが多くて登れない房総の沢へ、天気は良いが、冬型で晴れ、風が強かった。白岩橋の上流から小櫃川本流へ降りる、少し下るとキンダン川出合いだが、見落として少し通り過ぎてしまった。
水量はチョロチョロ程度。下部は2019年の台風の影響か、平らな河床が砂利で埋まってしまっている箇所が多い。所々大きな倒木もある。中流からゴルジュ帯となり、膝くらいまでのへつりで通過する淵もある。ゴルジュ帯付近は台風の影響は少ないようだった。激しく屈曲する独特の地形。ゴルジュを抜け、谷が浅くなると作業道入り口で標識がある。部分的に踏み跡が不鮮明だが、民家の裏庭に出る。
ガイドブックでは、河床一面に緩やかに水が流れる写真(夏期)を見たが、その光景は台風で無くなってしまったのかもしれない。しかし、ゴルジュ帯付近はさほど荒れていないようで、房総の沢とは思えない景観だった。
気象庁HPより
日本付近は冬型。沢の中でも、開けた箇所では風が強かった。
最寄りの坂畑(標高120m)アメダス、10時 7℃
2023年
2月
20日
月
山域:南会津 小沢山,山毛欅沢山
日程:2月17日(金),18(土) ※晴
メンバー:I松(L),A部(M,)M森
行程:・17(金)小立岩発0840~
0930安越又川架橋~1310稜線
~1400小沢山~1500BP着
・18(土) BP発0650~0930山毛欅
沢山~1020(H1,360)~1050
コル~1300R352大久保橋~
1310小立岩着
「2/17(金)~19(日)にかけて、山中二泊で南会津 安越又川源流域周回(小立岩基点の時計回り)を計画しましたが、最終日の天候はやや荒天予想も報じられていたことから、日程を2/17(金),18(土)の二日間に短縮して、当初計画ルートの東側半分を周回しました。
両日の概要について、以下にご報告します」
日程が短縮となった場合のサブプランとしては、当初計画の逆回り(反時計回り)を予定していたが、基点となる小立岩集落から山毛欅沢山への登路となる尾根筋を見上げると、結構傾斜がきついこともあり雪付きも悪そうな印象。このため、安越又川右岸の林道敷を辿り、山毛欅沢出合から最終日のエスケープルートとして設定していた小沢山東側ピークに突き上げる尾根に進路を変更し、稜線に達した後は西進して坪入山を目指すプランに宗旨替え。入山地点の積雪は約1メートル。直前の降雪もあり、スキーを履いて踝~脛ラッセル。
出合からは約700mの登高に汗を流す。3時間近いアルバイトの後、三年前にM森さんと登った安越又川を隔てて対峙する倉淵山との丈比べを制し、最後は南側に張り出した雪庇の弱点を崩して坪入山からの稜線に這い上がる。当初計画した周回ルートの全貌が見渡せ、窓明山の奥には三岩岳が一際大きな山容で存在感を示していた。
稜線上には風雪による段差や深い溝が刻まれ、ウロウロしながら進むとやがて小沢山に到る。眼前に聳え立つ筋骨逞しい稲子山に向かって、シールを外してコルまで束の間の滑走を楽しむ。
朝方駐車スペースの確保に時間を要したこともあって、この時点で、時間的に坪入山まではとても届かないことや、事前のルート作成時点で提案のあった稲子山東面も、滑るにはやや斜度がきつそうなことから、行動を切り上げることとし、南側の一段下がった辺りにツェルトを設営する。かなり冷え込んだ前夜道の駅での仮眠時に比べ気温も高く、一段掘り下げてブロックを切り出して北西風への備えを行った効果か、一時風の強まる時間帯もあったが比較的平穏な一夜を過ごすことができた。
翌日は、山毛欅沢山まで縦走後、当初予定の南南東尾根を小立岩まで滑走する、当初計画の三日目のルートを辿ることとする。稜線上は段差や溝で快適ではなかった昨日の教訓から、北側斜面をトラバース気味に、交代でラッセルしながら北北西に進路を採りつつ、山毛欅沢山を目指す。
途中、小沢山北面では疎林の斜度も手頃なパウダー斜面の誘惑を受けるが、衆議の結果、初見ルートでもあり山毛欅沢山までは封印することとして先を急ぐ。その甲斐あって寄り道せずに辿り着いた山毛欅沢山北東面には、山名に違わぬブナの美林が開けており、思わず頬が緩む。沢が漏斗状に狭まる地点まで、短いながらも各人思いのままにシュプールを刻み、至福のひとときを満喫する。
コルへと登り返し、いよいよ小立岩への待望のダウンヒルにかかる。ルートの尾根は明瞭で、何箇所か短い登り返しや、下部ではやや傾斜も増して樹間も密となり苦労するが、概ね快適な滑走で集落入口の国道に架かる大久保橋の袂に滑り込んだ。
「湯ノ花温泉に立ち寄り、汗を流して帰路につきました。
先客の地元の方のお話では、今年の積雪量は、昨年の半分程度とのことでした。山にも登られるとのことで、近在の山の情報などを伺うことができました。」
2023年
2月
14日
火
【日程】2023/2/11-12
【メンバー】A部(M)、S藤(M)、I松、A井、M本、Y本
2/11(土)晴れ
栂池リフト上出発10:50→14:00天狗原→天狗原滑降→1880m地点よ枝沢を滑降→1640m地点でテント泊16:30
休日ということもありゴンドラ券購入に1時間は並び、リフト上出発は11時前となってしまった。出だしはガスっていたがすぐ晴れ間が広がり、天狗原も風がほとんどなく周囲の眺望を楽しむ。天狗原からは北東方向に滑り始める。雪質よく快適なスキーを楽しむ。標高1880mより枝沢へ入り唐松沢に出る。順調に滑降するが、地形図1783mの南の地点で沢が掘れていて下れず、少し戻り右岸を巻く。さらに下るに従い、沢底への積雪が少なくなる。2,3箇所穴が開いており沢が覗く。滑降が難しくなったため、行動を終了し右岸の台地にテント2張りを設営。A,B班に分かれて各テント21時頃まで懇談して就寝。A班は焼酎筋筋、B班はビール、日本酒、ワイン、バーボンとバラエティ富む内容であった。
2/12(日)晴れ
幕営地7:15→8:30風吹天狗原→8:50風吹大池→10:40箙岳→12:40蒲原山→かみすき山牧場→15:50道の駅小谷
幕営地を7:20発。小さな小尾根を越えて少し下ってから風吹天狗原へ登り開始。2月とは思えない暑さに汗をかく。風吹天狗原は広々とした雪原で、雪倉岳~朝日岳が素晴らしい。風吹大池へ下ってから大池を横断する。風もなく、サウナのような暖かさ暑さである。稜線に上がり箙岳を目指す。右に横前倉山、遠くに頸城の山々、左に犬が岳、白鳥山とつづく稜線に糸魚川方面の海岸線と稜線慢歩のシール走行。箙岳へ到着。広い蒲原山の頂上が印象的である。
箙岳頂上からは北へ少し進むと眼下に素晴らしいバーンが広がっている。皆思い思いにシュプールを描く。鞍部からは最後の登り、蒲原山を目指す。頂上直下に小谷村への標識を見つける。以後、この標識に従って蒲原山の斜面滑っていく。疎林の間を縫うように1182m地点まで滑り込み、かみすき山牧場へ到達。以降は主として林道を滑り、雪が途切れたところで板を脱ぎ20分ほどで道の駅に着いた。そこから最大の懸念であった栂池への移動であるが、M本氏のステプワゴンに6人+板+ザックを満載して無事、栂池駐車場まで戻り解散した。
2023年
2月
13日
月
【日程】2023年2月12日(日)晴れ
【山域】菅平、小根子岳
【メンバー】M森、I出、M浦
【内容】
7:20 峰の原スキー場上部、駐車場発 1550m
9:30 小根子岳 2128m、北西面を2本滑る
13:40 駐車場
1月最初の日曜日にも根子岳に登ったが、積雪が少なく、笹やぶが露出していて小根子岳には登れなかった。菅平アメダスの積雪は40センチ程増えたので、今回は直接小根子岳を目指した。グリーンゴルフ場内は右手に進み、奥ダボスリフト降り場の400mくらい先で登山道に出る。ゴルフ場内を真っ直ぐ登ると笹やぶ帯に入ってしまい、雪が少ないと通過に手間取る。
小根子岳手前まで圧雪されていて、雪上車がスキーヤーを運んでいる。小根子岳の北西面は疎林の緩斜面、圧雪斜面側とは尾根で隔てられていて、人も少なく、静かな空間。正面に妙高山を望む展望も素晴らしい。最初に地図の1934m標高点付近を通るラインを滑る。北西面の中でも斜度があり、雪質も良かった。
登り返して小根子岳へ戻り、尾根の北側を1700mまで滑り、往路へ戻った。笹が出ている箇所もあるが、林間の広い箇所を探しながら滑るのも楽しかった。
小根子岳北西面は、山スキー初心者の練習にも良さそう・・と話が出た。
気象庁HPより
高気圧は日本の東に移動したが、本州中部はまだ勢力下にある。
菅平アメダス
9時 4.1℃、積雪71cm
前回、2023/1/8は
9時 -4.1℃、26cm
気象庁HPより
関東周辺は雲が少ない
2023年
2月
06日
月
【日程】2023年2月5日
【山域】西吾妻山
【メンバー】M森、O西S、O西V
【行程】
10:30 天元台高原スキー場トップ発 1810m
12:00 西吾妻小屋 1980m
13:45 大木崖
14:30 痩せ尾根
15:50 第五駐車場
【内容】
米沢市街では青空が見えたが、天元台高原スキー場最終リフトを降りるとガスが広がっていた。スノーシューの登山者が多い。梵天岩手前のコルまではトレースを追うが、その先は視界が悪く、西吾妻山はパスして、小屋を目指す。小屋の前は積雪がえぐれていて、風をよけて休みのに都合良かった。
小屋からの滑りは、しばらくは樹林が密で、斜度緩く、視界も悪いので、コース取りに時間が掛かった。斜面の斜度が出てくると、樹間も広がり、深雪の滑りを楽しめた。「これはもうあり得ないくらい(素晴らしい!)・・・」とVさん。
痩せ尾根を過ぎ、夏道より先で若女平登山口へ降りた。最後、スカイバレー道路へ上がる箇所が、急斜面で、板を脱いで、腰まで潜る深雪に苦労した。
コース取りに苦労する箇所もあったが、ルートファインディング、樹林帯の深雪を楽しめる充実したコースだった。
気象庁HPより
朝鮮半島付近を高気圧が東進しているが、日本の東と、沿海州に低気圧があり、日本付近は弱い冬型。
米沢アメダス
2.4℃、積雪69cm
気象庁HPより
2023/2/5 12時
北日本は日本海側から
太平洋岸近くまで雲に覆われている。吾妻連峰付近はちょうど境目付近のようだ。
2023年
1月
19日
木
【山域】根子岳
【期間】2023年1月8日(日)
【メンバー】M森、A部、I出、N野、T置、Irw-、O西、R佛
【内容】
10:00 グリーンゴルフ場駐車場発 (1550m)
10:25 菅平ゴルフ場 藪漕ぎ
11:20 ダボススキー場先の稜線 ( 1750m)
13:50 主稜線
13:50 根子岳
15:20 避難小屋
16:20 駐車場
17:20 奥ダボスゲレンデ組回収(解散)
昨年の入会者3名を加え、前日の赤倉山から移動してきました。
上り藪漕ぎに時間がかかり、また下りの滑りは雪が少なく悪雪、藪、などにて時間がかかりました。
菅平ゴルフ場 下より二手に別れ、奥ダボスゲレンデ組、駐車場(車回収)組に別れ ゲレンデ組を回収しました。
気象庁HPより
2023/1/8 9時
根子岳は晴天、眼下に雲海が広がっていた。
菅平アメダス 9時の積雪は
23/1/8 26cm
22/1/8 43cm
21/1/8 45cm
20/1/8 30cm
今回は、やや少なめ程度か
2023年
1月
15日
日
2023/1/15
メンバー:N,T,K
07:45二居-08:50二居峠-10:55東谷山-11:35北西面滑降-13:30貝掛温泉バス停
前日の雨が冷やされて斜面は固く、安全第一の横滑り滑降でした。
2023年
1月
03日
火
【山域】南アルプス、仙丈ヶ岳
【メンバー】H間、M森
【内容】
12/29 晴れ
930 柏木登山口発 1150m
1630 2330m地点。幕営
柏木登山口には10台ほどの車が駐車。きれいな仮設トイレがある。ワカン含むザック重量は22kgほど。地蔵尾根は緩やかな登り、所々に林道など水平道がある。下りでも太ももや膝に優しい道だった。今回はトレースが明瞭だったが、林道から登山道に入る箇所はトレースが無いと見落とす恐れがありそう。地蔵小屋を過ぎると、テントを見かける様になる。
2330m付近にテント設営。積雪は膝下程度か。スマホは圏外。アルファ米、ハンバーグ、麻婆春雨、フルーツデザート付きの贅沢な夕飯。夜間は冬の星座と伊那谷の夜景が美しかった。
12/30 晴れ
0700発
1130仙丈ヶ岳着 3033m
1430テント着
明け方はマイナス20℃程。オーバーパンツは途中で脱ぐ。山頂までの登山道も緩やか。上部はハイ松が出ている箇所があった。小屋の上から、すっきりとした雪稜になり、風が強まり、アイゼン、ゴーグルなど付けた。山頂は風は弱く、360度の展望が得られた。帰路、幕営地より上で、携帯のアンテナが4本立つ場所があった。夕飯は白米を炊飯、フリーズドライカレー、19時前に寝る。
12/31 晴れ
0300発
0730柏木登山口着
1時過ぎに目が覚め、十分寝たので、行動開始することにした。朝食はお茶とパン程度で済ませてテントを撤収する。アイゼンは付けて下る。 下部の平坦路でM森のアイゼンが破損。連結プレートが折れていた。険しい山で無くて良かった。孝行猿の脾を見ると、登山口はすぐ。帰路、9時からやっていたアクアランド茅野(温泉)に寄った。
気象庁HPより
3日間とも、西から高気圧に覆われ、好天だった。
2022年
12月
08日
木
【日程】2022年11月26日(土)~28日(月)
【山域】立山、室堂
【メンバー】M森、H間、A部、A井
【内容】
待望の初滑り。M森の場合、まずは全備重量(ザック、スキーケース、手提げ)34kgで集合場所までの電車がポイント。東京駅で始発に乗れる様、ダイヤをチェックした。
11/26(土)晴れ後曇り、夜間雷、降雪10cm弱
10:50 室堂着
13:15 ターミナルから5分ほどの指定エリアにテント設営。エスパース6〜7人用
を4人で使うので広々している。内張、フライ取り付けで暖かかった。
ビーコン練習。ツェルト搬送手順などを確認した。
15:00 室堂山から滑降。雪少なく、岩に気を使う。 怪我人か、富山県警のヘリ
が着陸し飛び立った。
夕飯:地ビール、ご飯、ペミカン豆スープ。担当 A井
室堂ターミナルは夜間も開放されていた。水、トイレが使え、大変助かった。テント場には携帯トイレブースあり。
11/27 (日) 快晴、明け方−5度 積雪75cm
朝飯:もち入りラーメン。もちは別に温めて、溶けない様配慮されていた。
8:40 発 山崎カール下部をトラバースして、雷鳥沢へ。上部はシール効きにく
く、板担ぐ。
12:50 別山乗越
剣岳正面に、剣沢上部を滑る。まだシュプール少なく、素晴らしい新雪。
思い通りにターンが決まる。
13:40 乗越発。下部は凹部が十分埋まっていないが、岩などあまり気にならなか
った。
15:40 テント着
夕飯:地ビール、ご飯、もつ鍋、もやし、切り干し大根、担当 H間
11/28 (月) 快晴、明け方−10度
朝食: もち入りお粥、もつ鍋
7:30 テント発
10:00 山崎カール 2740m地点から滑降
細かな凹凸は埋まっていないが、快適な新雪。下部はトラバースして、
ほぼ登り返し無しでテントへ。次回、4月はぜひ、稜線から滑ろう、と
話が出た。
10:30 テント着
11:15 室堂発
気象庁HPより
室堂は朝は晴れていたが、午後から雲が広がり、夜間は雪、10cm弱ほどの降雪。
前夜前線が通過、高気圧が貼り出してきて、8時前頃から晴れ間が広がった。6時半-5℃
夜間は星がよく見えた。
朝から晴れ、6:40 -10℃
2022年
11月
02日
水
日程:10月26日、27日
メンバー:H野、T本、T田夫妻
概要:10月26日(快晴)ヤビツ峠から入山。冠雪した富士、光る相模湾や色づく紅葉を楽しみながら塔ノ岳を経て丹沢山3時すぎに今日の宿泊場所みやま山荘到着。山頂あたりにうっすら雪も。同宿した外人の叔母さまたちと盛り上がる。10月27日(晴)蛭が岳まで150mほどの登ると山頂から西に200mほど下る。クサリ場と木の根の連続で要注意箇所が続く。檜洞丸に昼過ぎに到着し、約1000mの急な下りで3時過ぎに西丹沢ビジターセンター着。表丹沢はハイキング気分だが西丹沢は立派に山岳の雰囲気が残っていた。中川温泉に1泊して解散。
2022年
11月
01日
火
【日程】2022年10月31日(日)
【山域】滝子山
【メンバー】M森、I出
【内容】
8:40 笹子駅発、寂ショウ尾根を登る
11:50 滝子山 1616m
12:20 滝子山発、浜立尾根を下る
15:20 笹子駅着
滝子山は交通の便が良く、標高差1000mあり、上部は適度な急登でトレーニング向き。夏から調子が悪かった脚の回復具合を確認に登った。
寂ショウ尾根の入り口には、「危険、ロープ、ハーネス着用」といった新しい注意標識があった、事故でもあったのだろうか。北アルプスの大キレットや戸隠山などに比べれば難易度は低いように思う。
寂ショウ尾根(下りの浜立尾根もそうだが)は下生えが少なく、すっきりとした斜面。紅葉が見頃で、大量のどんぐりが落ちている。途中、シメジらしきキノコを見つけたが、確証がもてない。I出さんは鑑定用に持ち帰った。岩場が出てくるのは1300m付近から。岩はしっかりしていて、快適に登れる。
山頂には十数名ほどの登山者。あいにく富士山は雲の中。
下山はI出さんが下ったことがある浜立尾根とした。かすかな踏み跡がある、部分的に急な下り。ちょっとしたルートファインディングが楽しめる。
笹子に来たら、いつもの団子、日持ちなど考えていないような、シンプルな包装がむしろ良い。行動時間は以前と同程度で、脚の調子としてはまあまあだった。
2022年
9月
20日
火
【日程】9月11日(日)
【山域】中越 巻機山
【メンバー】A部M(L),H間(SL),
Y本,T置,I松(記)
【行程】桜坂駐車場発0600~0730
右岸ナメ沢出合~0930上部ゴル
ジュ帯※~1300二股~1400巻機
山避難小屋~1630桜坂駐車場着
※中流部ゴルジュ入口のF8m上
部左岸の踏跡に、先に見える滝
の巻道と勘違いして迷い込み、
急傾斜に密生する藪のトラバースに90分程度タイムロス。
『天気予報も目まぐるしく変化する中、好天予想が報じられた日曜日、より晴天が見込まれそうな日本海側の新潟県巻機山西面の米子沢を訪れました。
巻機山に源を発する米子沢は、中流部にかけていくつか比較的大きな滝を懸け、上流部は沢の代名詞ともなっている天空に続く美しい大ナメや、詰めも伸びやかな草原に導かれる、越後の美渓と称えられるとおりの明るく開放的で魅力溢れる沢でした。
当日の概要についいて、以下にご報告します。』
入下山地点となる桜坂駐車場は、略満車に近い盛況で、人気の山域であることが伺われる。米子沢の遡行者も多く、駐車後準備を整える僅かの間に五組程のパーティーが先行する。暫く上部へ林道を進み、最終堰堤上部より入渓する。
装備を付けていると、胸に“巻機山山岳救助隊”の名札の付いたカッターシャツを着た10名程のグループが登って来られ、お話を伺うと訓練山行とのことで、「滑り易い箇所もあるので気を付けて」とアドバイスをいただく。訓練の労いと「何かあったら宜しくお願いします」と挨拶を交わすが、後刻、実際にお世話になるとは想定外・・・。
砂防堰堤により堆積した土砂で伏流化していた流れも、遡行するに従い沢らしくなり、左手から直線上のナメ滝を落とす沢を併せると、やがて大滝の巻道に到る。その後も暫く滝が連続し、前半の核心部となっている模様で、優雅なナメや豪快な直瀑など多彩な渓谷美に浸りながら快適な?(切り立った懸崖やヌメヌメの滑滝ではお助け紐や残置スリングを有難く使わせていただく他,滑るナメではかなり腰が引けた状態での)遡行が続く。
行程も半ばに差し掛かり、沢が左に屈曲する辺りからは後半の連瀑帯に入る。ゴルジュ手前で、右壁にロープを伸ばしていた先行パーティーと登路が交錯したため、後側2名が待機したことで前後の間隔がやや開き、当方が右側から滝の上に抜けた地点から程近い左岸踏跡を先に見える滝の巻道と勘違いして迷い込む。暫く進むもトラバースする踏み跡は見つからず、かなりの大高巻きとなる懸念と、次第に藪も濃くなってきたため、一旦下りながらトラバースできそうな箇所を探すこととする。かなり下ったものの適所は見当たらず、そのうちに下から登ってきた他パーティーと合流して、トラバースするポイントを探すものの判然とせずウロウロしていたところ、ゴルジュ先の滝上で休憩していた件の救助隊の方々から、傾斜の緩そうな地点を指示いただいた他、うち何名かは急斜面の藪を漕ぎ、途中まで出向いて誘導いただくなど、大変ご厄介となった。(※正規ルートは水線どおしで、この踏み跡は以前の巻道?で、現在は歩かれていないとのこと。)
救助隊の方々にお礼を述べて、先行組の後を追う。結果的にゴ後半部分後半部分は拝めなかったものの、その後も多様な滝群や、豪雪に磨かれ発達したスラブ帯、中でも圧巻の大ナメなど、素晴らしい景観が次々と展開される中、二俣下部で長時間待たせてしまった3名とも合流し、先を急ぐ。
最上部は、緑の絨毯を敷き詰めたような開放的な草原状で、時季的には花と紅葉の端境期ながら、青空にもよく映え、ゴロリと昼寝をしたくなるような癒しの空間。避難小屋直下の水場で冷たく美味しい水を汲み、装備を解除して避難小屋へと向かう。
丁度小屋前で休憩中だった救助隊の皆さんに改めてお礼を述べて、途中のタイムロスもあり巻機山頂は割愛して井戸尾根経由で下山。当日の最高地点となるニセ巻機山からは、遮るもののない大展望を大いに楽しむ。上部の尾根筋は、そよぐ風も何処となく秋の気配も感じられ快適だったが、高度を下げるにつれ井戸壁辺りからは残暑の現実に引き戻された感で、汗だくの下山となった。
『参加者の足拵えは、フェルト3名に対してラバー2名でしたが、スラブ帯での安定感では、ラバーソールに軍配が上がったようでした。(番外編)』
2022年
9月
03日
土
【期間】2022/7/22(金)
【山域】知床 羅臼岳
【メンバー】M森、他1名
【行程】
7/22(金)曇り、稜線は霧
4:50 木下小屋発 230m
6:30 弥三吉水 780m
7:30 銀冷水 1040m
8:10 雪渓
9:00 羅臼平 1350m
10:20 羅臼岳 1661m
14:50 木下小屋
【内容】
八戸からフェリーで苫小牧へ渡り、北海道で8日間の行程で登山などを計画した。しかし期間を通して天候が不安定で、当初一泊で予定した羅臼岳へ登れたのは、北海道を離れる前日(日帰り)だった。
天候待ちで、計3泊した木下小屋の管理人さんに見送られて出発。予報に反して曇天。美しい樹林帯で、登りやすい道。小屋の窓からヒグマを見かけたが、登山道ではヒグマの糞などの痕跡や、気配を感じることは無かった。
羅臼平に出ると、テント場、フードロッカーがある。炊事場所とそれぞれ100m離すことが推奨されている。山の中の100mというのは以外に遠い感じがした。
山頂直下まではさほど風を感じなかったのだが、山頂はとんでもない烈風、岩場で足下が安定せず、体があおられる感じ。太陽が雲越しに見える時もあったが、結局、稜線は霧に覆われ展望は得られなかった。
今回購入した熊よけスプレーの使用期限内に、再訪したいところ。
気象庁 HPより
期間中は北海道付近に低気圧があり、天候不安定だった。その中では7/18,19
釧路地方は晴天だった。
2022年
8月
14日
日
【期間】2022 8/6(土)~8/9(火)
【山域】北アルプス、高瀬ダム→烏帽子小屋→水晶小屋→晴嵐荘→高瀬ダム
【メンバー】M森、他1名
【行程】
8/6(土)晴れ時々曇り
8:20 高瀬ダム発
12:17 烏帽子小屋着、休憩
16:00 烏帽子岳
8/7(日) 晴れ時々曇り
6:15 烏帽子小屋発
9:19 野口五郎岳
10:05 真砂分岐
11:18 東沢乗越
12:06 水晶小屋、休憩
14:50 水晶岳
8/8(月)晴れ時々曇り
5:50 水晶小屋発
7:34 真砂分岐
8:54 南真砂岳
10:34 湯俣岳
12:40 晴嵐荘
8/9(火)晴れ時々曇り
6:37 晴嵐荘発
9:20 高瀬ダム着
学生時代の仲間と、ここ数年続けている「渋い山行」、昨年は光岳。今年は私が北アの百名山の中で五竜岳と共にまだ登っていない水晶岳へ。
8/6(土)
七倉の駐車場はほぼ一杯。タクシーで高瀬ダムへ。北ア三大急登とされるブナ立尾根を登る。木陰で、ジグザクの道自体はさほど急でなく登りやすい。烏帽子小屋の前はイワキキョウなどのお花畑。昔ながらの小屋だが、トイレはきれいで、手洗いの流しは広い。食堂はテーブル席。深夜、月が沈むと夏の大三角が頭上に、天の川もよく見えた。
8/7(日)
にせ烏帽子岳で日の出を迎えてから、小屋へ戻り朝食(5:30)、広い稜線を野口五郎岳へ。砂礫の中にコマクサが多い。東沢乗越まで小さな起伏が多い。もろい稜線を登って水晶小屋へ。ウッディな内装で、トイレは大変きれい。ただ、二階の梁が低く、何度も頭をぶつけた。水の乏しい稜線だが、夕飯のカレーお代わり自由には感激した。
8/8(月)
小屋前から美しい日の出が見られた。湯俣温泉への長い下り。真砂分岐から先、上部は展望が良く、下部の樹林帯は落ち葉でクッションが良く、歩きやすいが、登り返しもあり長い。それだけに、青嵐荘の温泉、ビール、その後の風通しの良い客室での昼寝は実に快適だった。噴湯丘付近の河原の温泉も、硫黄酸化細菌など初めて目にするもので、なかなか興味深かった。晴嵐荘はお酒の種類が豊富なのもうれしかった。
8/9(月)
高瀬ダムへ、緩やかな下り。ダムでタクシーが待っていた。電車に乗った松本は、連日34℃ほどの猛暑。山中の爽やかな風が懐かしかった。
天気図:気象庁HPより
日本付近に前線が停滞する不安定な天気だったが、山中では雨に遭うことはなく雲や霧の変化が激しく、青空が広がる時間も多く、変化を楽しめた。
距離35km、延べ標高差2,860m
烏帽子小屋、水晶小屋はネットOK(docomo)、水晶小屋はラジオの受信も良好だった。青嵐荘は圏外、川沿いに移動すると繋がる地点があるとのこと。
2022年
6月
07日
火
【期日】 6/4(土)
【山域 山名】 北アルプス 針ノ木岳
【メンバー】 M森(L),A部M男,I松(記)
【行程】 扇沢0620発~0750最終堰堤(H:1,700m)~0940マヤクボ沢出合~1100台地上~1220マヤクボのコル~1310針ノ木岳1350~1430最終堰堤~扇沢1540着
『6月第一週の週末、今シーズンの滑り納めとの位置付けで針ノ木岳を訪れました。
雪渓上も雪崩跡や土砂の堆積も程殆ど見られないなど、雪の状態も良好で、特に山頂からのびやかに拡がるマヤクボカールの滑降は快適の一語でした。
以下、当日の概要につきご報告します。』
昨年の山行の際、大沢小屋経由の夏道はスキーの先端が枝に引っ掛かり難儀したとのことで、右岸作業道から針ノ木雪渓を目指す。
蓮華大沢出合の手前の最終堰堤からは、雪も上部へと繋がっていることが確認できたため兼用靴に履き替え、シール登高に切り替える。雪渓上は、意外にデブリや落石も少なく白く綺麗な状態で、滑走の期待も膨らむ。高度を上げるにつれ、背後の爺ヶ岳も少しずつその均整のとれた容姿を現し、存在感を増してくる。
やがてマヤクボ沢出合に到り、右折して西側に進路をとる。進行方向が変わり、後方には徐々に根張り大きな蓮華岳が競り上がり、こちらもどっしりとした山容がとても印象的。なかなかの急登に、個人的にツボに宗旨替えして漸く辿り着いた台地末端からは、マヤクボカールの全景が見渡せた。カールの底を回り込めば、頂上直下より雪面が途切れることなく継続していることを確認する。
コルまで登り、雪のない稜線上を再び(三度)シートラで山頂へ。針ノ木山頂からは黒部湖を隔てての剱・立山連峰や、高瀬ダムの彼方に聳える槍ヶ岳などが圧巻。
暫し大パノラマを鑑賞の後、少し針ノ木峠側に降った地点に移動。カール末端まで続くスケールの大きな一枚バーンに、思い思いにシュプールを刻む。その後も出合までは、落石等による岩屑等もなく、快適な滑走が続く。やがて針ノ木雪渓に合流し、やや目立つようになった岩塊等を避けながら高度を下げる。
最終堰堤でアプローチシューズに履き替え、往路同様ザックの横に張り出した兼用靴を枝に引っ掛けながらの道行きとなるが、左岸の割と歩きやすい切り開きを利用して扇沢に帰着した。
2022年
5月
14日
土
【期間】2022/5/2(月)~5/5(木)
【山域】北アルプス、飛越新道~北ノ俣岳~薬師岳
【メンバー】M森、H間、Y本、O西、O西ヴォ
【行程】
5/2(月)晴れのち曇り、雪
7:15 飛越林道 1380m地点 (土砂崩れで行き止まりの手前)発
7:45 登山口発(飛越トンネル入り口)
13:40 北ノ俣岳避難小屋(テント設営)2050m 流水あり
5/3(火)晴れ
6:40 発
9:00 北ノ俣岳2662m 東面を3本滑降、登り返し
15:20 稜線戻り
16:20 避難小屋着
5/4(水)晴れ
5:10 発
7:10 稜線
8:20 太郎平小屋
9:00 薬師峠
11:30 避難小屋 2890m
12:30 発
13:00 薬師峠
15:45 北ノ俣岳直下稜線
17:00 避難小屋
5/5(木)晴れ
5:30 避難小屋発
9:40 車
5/2(月)
飛越林道、どこまで車で入れるか?不安を抱きながら進む。標高1400m付近で土砂崩れで行き止まり。手前に20台弱ほど駐車していた。トンネル手前の登山口にも雪はほとんど無く、1時間ほど、板を背負って登る。尾根の傾斜は緩く、起伏もあり、帰路は快適に滑ってこれそうにない感じ。
上層を気圧の谷が通過する予報で、避難小屋に着いた頃は曇天で、夜の初め頃に雪がぱらついた。当初は2日目、稜線にテントを上げる予定だったが、小屋前には流水があり、テントの移動や、水を作る労力を考え、テントは3日間、小屋脇のままとすることにした。
夜中は快晴、LEDでイグルーが美しく光っていた。
5/3(火)
6時半で-10℃と冷え込んだ。北ノ俣岳まで登り、東面、黒部源流を3本滑る。最後に滑った、山頂から南東の斜面は、傾斜は緩いが広く、雪質が良く、爽快な滑りを楽しめた。
避難小屋への戻りは、稜線下は雪が少なく、ハイマツの中をしばらく板を背負って下る。探すと稜線直下から雪が続いている箇所があったようだ。部分的に北ノ俣川に面して急斜面の狭いトラバースがあり、やや緊張する箇所もあった。
気温が上がり、夜間、星の写真を撮っている時には、昨晩より数℃暖かかった。
5/4(水)
薬師岳までの長い一日。天気は良いが、稜線は風が強そう、山頂上部にはちょっと不気味な雲がかかっている。北ノ俣岳から休業中の太郎平小屋まではゆるい登り返しがある、シール付けなくても大丈夫。山頂手前の避難小屋(屋根はなく、壁も3方のみ、2~3人で風よけになる程度)まで登ると、突然風が強くなる。まさに烈風。山頂まで行って、カール滑降ルートを探そうなどという余裕は無くなってしまい、往路を戻る。下ると風は収まり、峠まで快適な滑り。峠から北ノ俣岳までが長い。3時間40分ほどだったが、傾斜の緩い、起伏のある尾根で、山スキー向きでない。往復12時間の疲れで、この晩は星の写真をとることなく寝てしまった。
5/5(木)
待望?の下山日。テレマークのH間さんはシールを付けて下る。これがなかなかスムースだった。山スキーでは前倒するのが怖くて、シール付けての下りは避けたく、最初少し滑っただけで、残りは板を背負って下った。
車について、靴を脱ぐとまさに至福の瞬間。打保谷川の美しいエメラルドグリーンの流れを眺めながら帰路についた。
今年のGWは天候が良く、昨年まで天候不良やコロナで見送っていた北ノ俣、薬師岳を滑ることが出た。久しぶりの重荷、テント生活で充実した山行だった。
↓総距離42km、標高差(登り、下りそれぞれ)4,000m
2022年
4月
12日
火
【期間】2022年4月9日(土)~10日(日)
【山域】会津駒ケ岳
【メンバー】M森、H間、Y本、O西S、O西W、I松、I出
【行程】4/9(土)
8:30会津駒ケ岳登山口
12:00標高1580m
14:40 会津駒ケ岳山頂
4/10(日)
7:30 御神楽沢へ。1800mまで滑って登り返し。
9:20幕営地着。
10:00 下山
12:00 登山口着
1日目
登山口から頂上までは尾根の夏道沿い。
林道からしばらく行くと階段が現れ、スキーをザックに付けしばらく急な登りを進む。さらにシール登高で標高1280mまでは急登。気温は上がり雪はシャーベット状。シールがきかずにせっかく登った分もずるずると下がってしまうこともあった。
ゆっくり着実に高度を上げ、午後をまわって会津駒ケ岳山頂。北斜面を少し下がった木の間に幕営。
2日目
幕営用具をデポして、御神楽沢を1800m地点まで滑る。雪の柔らかさもちょうど良く、大斜面を楽しんだ。その後登り返して、パッキング後下山開始。源六郎沢を滑りながら、トラバースして夏道の尾根に合流した。南側の斜面で雪はだいぶ緩み、ストップ雪。
尾根の右側、左側と、なるべくツボ足の跡のないきれいな斜面を探して滑り降りる。標高1350mの階段の出てくるところから、ツボ足で歩くことを考えていたが、右側の沢を滑り、林道に合流するルートを取る。急斜面で木が多い斜面だったがそれほど長くはなく、林道を滑って登山口に滑り降りた。桧枝岐村は気温22℃くらいあったのでは。晴天に恵まれた二日間であった。
2022年
2月
23日
水
【期日】2022年2月5日(土)
【山域】上州武尊
【メンバー】Y本、M浦、I出、T本、E戸、A部、Y氏、H瀬、M森
【行程】
9:00 オグナ武尊スキー場 1810m
9:50 前武尊 2040m、剣ヶ峰コルでピットチェック
10:40 荒砥沢 1750m まで滑降、登り返し
12:00 再度、1750mまで滑降、登り返し
14:20 十二沢滑降
15:00 ゲレンデ
小雪が降り続けた寒い一日でした。
7時半頃、スキー場センターハウスにマスクをして集合。登りの南向き斜面は、小雪舞う曇天と新雪のおかげでいつもはスキークトーがほしくなる中間部も楽に登れました。
いつもは賑やかな前武尊頂上に人がいなくて記念写真のカメラを頼めませんでした。
剣ヶ峰コル付近で3班に分かれてピットチェック。
荒砥沢を5人づつの2パーティーに分け間を開けて1,750mまで滑走。コルまで登り返してもう1本。滑走中、他に人なし、パウダー良好で荒砥沢、最高、こんな良いのは10年間で2回等の声が聞かれた。
2本目の登り返しで、やっとスノーボードとスキーの混合パーティーの人達と遭遇。
ラストの斜面が広い十二沢にも人がいない。2パーティーに分かれてパウダー斜面を独占。とにもかくにも楽しい1日でした。(M浦)
気象庁HP
2022/2/5 9時
日本付近は冬型、上州武尊では風は弱く、太陽がぼんやり見える時間帯も。荒砥沢の気温は-8℃ほどど低かった。
高知大学HPより
2022/2/5 9時、可視画像
日本海側は雪雲に覆われ、関東平野は晴れ、冬型の雲。
2022年
2月
16日
水
【期日】 2/11(金),12(土)
【山域 山名】 吾妻連峰 谷地平
【メンバー】 M森,I松(記)
【行程】 2/11(金):高湯温泉0730発~1000賽の河原~1130硯石~1300五色沼コル~1340大倉深沢(H:1,780m)~1450同左岸尾根(H:1,760m)~1530谷地平(H:1,580m)~1730谷地平避難小屋(泊)
212(土):小屋0640発~0940五色沼コル~1040五色温泉ルート落口~1120硯石~1210旧スキー場分岐~1240旧高湯温泉スキーゲレンデトップ~高湯温泉1330着
『二月上旬の三連休、吾妻連峰東麓の高湯温泉を基点に、五色沼の西側に拡がる谷地平を訪れました。有雪期初見の大倉深沢左岸尾根は密な針葉樹林帯で難儀しましたが、この時期としては希有な穏やかな日和にも恵まれて、深雪と静寂の空間に浸ることができました。
大切に使われている谷地平避難小屋で快適な一夜を過ごさせていただき、翌日の五色沼北側鞍部から家形山避難小屋方面への滑走は、雪も良くツアーのハイライトとなりました。
以下、両日の概要を報告します。』
駐車場裏手より吾妻スカイライン除雪終了地点へとショートカットを試みるが、道路との段差等に阻まれ迷走気味。冬季閉鎖ゲート先の夏道に沿って、随所に付けられている慶応吾妻山荘のテープと家形山への古の指導標に導かれ高度を上げる。
スカイラインを横断し賽の河原?らしき所を通過すると、気付かぬままに旧スキー場からのルートと合流。表示のある井戸溝を通過すると、やや勾配を増す。
家形山避難小屋との分岐付近より傾斜の増した斜面を登ると、五色沼を見下ろすピークに到達。沼は一面雪原で、魔女の瞳は未だ深い眠りの中。翌日の家形避難小屋への分岐を過ぎ、微妙な傾斜のトラバースの後に西側コルに到る。
谷地平側に密生する大シラビソの原生林を前に、大倉深沢源頭の沢状地形の始まる地点まで暫し快適滑走を楽しむが、予想以上に幅が狭く、深さもありそうなため、再度シールを装着し左岸を巻き気味に登高。更に一本沢を横断して目当ての尾根に乗った地点から再度の滑走。密な植生に四苦八苦しつつも、徐々に狭い樹間にも慣れ深雪と戯れ(に埋ま)る。
やがて、傾斜も緩み三度のシール装着。湿原に入ると小沢の横断等に時間を要する。最後は大倉川支流の姥沢をブリッジで左岸に横断し、漸く谷地平避難小屋に到着。中二階の冬季出入り口より小屋に入る。若干雪が吹き込んでいるものの大切に利用されている様子で、管理の行き届いた小屋を有り難く使わせていただく。
翌日は往路をトレースし、1,796ピークまで登り上げ、高度を維持しつつ東進して五色沼西側鞍部に到る。一段降って五色温泉へのルートの落ち口に登り返す。
家形山避難小屋までは、快適パウダーを堪能しつつ高度を下げる。樹林の中の地味な避難小屋を見逃すが、夏道に復帰し所々僅かな登りも交えて硯石で往路に合流。
慶応山荘分岐付近よりは良くスキーも滑り、井戸溝を.横断。賽の河原手前より左手に進路を採るが、やや北に寄り過ぎたため東に軌道修正しつつ進むと、トレースや赤布も現れ旧スキー場トップへと導かれる。
クローズ後15年程度?経過したゲレンデは多少藪化が進んだものの程良い斜面が下部まで続き、やや重パウダーに自在にシュプールを刻む。最後はスカイラインのゲート最初のヘアピンカーブに乗り上げ、堰堤工事により除雪され薄く雪の残った路上をゲートに滑り込む。ゲートからは、往路迷走系だったこともあり、スキーを担いで道路を歩くが、結構長い道のりに・・・。
2022年
1月
25日
火
【山域】東谷山 1554m
【期間】2022/1/23(日)
【メンバー】I出、M浦、Y本、S﨑、O田、M森(記)
【内容】
9:00 二居集落発 800m
12:30 東谷山
二班に分かれてピットチェック
13:40 東谷山発 1554m
15:15 貝掛温泉入り口着 750m
今シーズン入会したY本さんは、先週の平標山に続く参加。出発前に、下山口の貝掛温泉入り口に車を置きに行く。最近はこちらから入る人の方が多いのか、駐車スペースは8割がた埋まっていた。
二居集落から先はしっかりしたトレースがついていて、ラッセルなし。痩せ尾根部は北側斜面を迂回したりして、ここで時間を要したようだ。太陽には日傘がかかってきたが、山頂からの展望は良く、巻機山や越後三山の真っ白な斜面が目を引く。山頂の北側で二班に分かれてピットチェック。積雪は3m以上。いずれも70cmほど下に凍結層があるが、そこから雪崩れる恐れは小さいだろうとの判断だった。
前泊した二居Pでは朝方は-10℃だったが、日本海の低気圧の影響か、登っているときは南寄りの風で気温は高めに感じた。そのためか、雪はやや重め。ある程度スピードに乗らないとターンしにくい感じだった。樹林も、もう少し疎らならいいのに~と思うが、そうした条件下で滑るのもそれなりに楽しい。
貝掛温泉入り口についた時には、車はほとんど無くなっていた。
気象庁HPより
2022/1/23 9時
本州中部は高気圧に覆われているが、東シナ海に前線伴う低気圧があり、東進。日本海に低気圧がある。
湯沢 -2.2℃、南南東の風2.6m/s
積雪181cm
稜線では南寄りの風で暖かく感じた
日本気象協会HPより
2022/1/23 9時
前線に伴う雲が西日本に広がってきている。東谷山は晴れていたが、下山する頃には薄曇りになっていた。
2021年
12月
09日
木
【山域】日光白根山 2578m、東陵
【期間】2021/12/5(日)
【メンバー】M森、H間、A部
【内容】
6:30 菅沼登山口、駐車場発 1770m
10:50 樹林帯を抜ける 2350m
12:20 ロープ出す2510m
13:50 終了点、山頂登山道
14:10 下山開始
16:00 駐車場
駐車場の積雪は10cm程、弥陀ケ池周辺は凍結していてアイゼンを付ける。五色沼の先から、登山道を離れ、左手の樹林帯を登る。山頂直下の”大岩”を右に巻くルートもある様だが、今回は左手の谷沿いを登る。
登山道直下で、斜度が急な個所があり、ブッシュを支点にロープを出す。積雪は40cm程、雪の下はブッシュで足元が不安定。登山道までは50mロープで届く位置だった。風は弱く、快晴、男体山は黒々としていて、雪は無いようだった。登山道には適度に雪が残り、駐車場までアイゼンを付けたまま、サクサクと快適に下ることが出来た。
日本気象協会HPより
2021/12/5 9時
日本海の高気圧に覆われ、全国的に晴天だった。
日本気象協会HPより
2021年
11月
25日
木
【山域】室堂~剣沢
【期間】2021/11/20(土)~22(日)
【メンバー】M森、H間、A部、I崎、M浦、Y氏、A井(2名テレマーク)
【概要】
11/20 晴れ
11時半 室堂ターミナル発
14時 室堂山
15時前 室堂ターミナル
16時頃 雷鳥荘(宿泊)
11/21 晴れのち曇り
7時40分 雷鳥荘発
11時 別山乗越着
13時50分 別山乗越発
16時10分 雷鳥荘(宿泊)
11/22 雲り
8時 雷鳥荘発
8時50分 室堂ターミナル
【内容】
11/20(土)
室堂ターミナル付近の積雪は数十㎝程度。ターミナル付近でビーコン練習を行う.正常に動作しないビーコンが見つかるなど、シーズン初めの確認の重要性を感じた。その後、室堂山を往復。富山平野は雲海に覆われ、槍ヶ岳まで見える好天。雪は少なめながら、北面のためか、雪質はよく、滑りを楽しめた。雷鳥荘は昨年11月より宿泊者が多く、スキー置き場が一杯になっていた。
11/21(日)
朝から雲が多いものの、稜線の視界は良好。雷鳥沢は昨年11月より雪が少ない様に見 えたが、予定通り別山乗越へ登る。反対側の剣沢は新雪状態で、十分な積雪量。上部100m弱程度の高差を3本ほど滑った。風が強まり、稜線沿いは風にあおられて歩くのが困難なほどだった。帰路の雷鳥沢は、下部は雪が少なく、途中から板を背負った。天候は下り坂だが、夜中は意外と晴れ間が広がり、外気温は3℃ほど。月明かりの下、星座写真を撮影することが出来た。
11/22(月)
3泊の計画だったが、朝から悪天の予想だったので、宿泊をキャンセルし、室堂へ下山、黒部ダムまで下りてくると、雨が降ってきた。
気象庁HPより
2021/11/20 9時
沿海州の高気圧が本州に張り出し全国的に天気が良かった。
2021/11/21 9時
日本海西部を低気圧が東進。西日本は雨が降り出した。立山では、深夜まで晴れ間が出て、星座写真を撮影できた。
2021/11/22 9時
寒冷前線が西日本を東進、全国的に雨だった。
2021年
10月
05日
火
【山域】剣岳、源次郎尾根
【期間】2021年9月23日(木)~、25日(土)
【メンバー】M森、H間、I松、I崎
【概要】
9/23(木)晴れのち曇り、夜晴れ
11:40 室堂発
14:30 剣沢
9/24(金)晴れ
5:10 剣沢発
6:30 源次郎尾根取りつき
11:30 2峰、懸垂下降
13:05 剣岳山頂
17:10 剣沢
9/25(土)晴れ
5:20 剣沢発
8:30 室堂
【内容】
9/23(木)
室堂から剣沢へ。上層に寒気(3000mで6℃)が入るとの予想で、やや雲が多く、気温は低め。別残乗越では「生ビール冷えてます」と小屋に看板があったが、とてもそんな雰囲気でない。剣沢では各自テント、ツエルト(2名)泊り。夜遅くまで風が強く、ツエルトがあおられる音で、安眠出来なかった。
9/24(金)
源次郎尾根の経験者は一人だけだったので、明るくなってから尾根取りつきへ着くよう出発。1峰(2709m)までの登りが核心部といった感じ。2ヶ所、取りつきにくく、足元も不安定な岩場があり、シュリンゲを掴んで強引に上がったり、ロープを出したりした。1パーティに追い越されたが、その後は後続は無かった。上部は岩がすっきりしてくるが、一部踏み跡は錯綜し、ベストなルートを見抜く注意力が必要。
2峰の懸垂下降は、支点も岩もしっかりしており、不安なく下れた。山頂はガスに覆われたが、剣沢への下山途中、天候は徐々に回復し、1峰、2峰を望むことが出来た。
9/25(土)
紅葉が見ごろの室堂へ下山。