2022年

11月

02日

丹沢表尾根から主稜縦走

日程:10月26日、27日

メンバー:H野、T本、T田夫妻

概要:10月26日(快晴)ヤビツ峠から入山。冠雪した富士、光る相模湾や色づく紅葉を楽しみながら塔ノ岳を経て丹沢山3時すぎに今日の宿泊場所みやま山荘到着。山頂あたりにうっすら雪も。同宿した外人の叔母さまたちと盛り上がる。10月27日(晴)蛭が岳まで150mほどの登ると山頂から西に200mほど下る。クサリ場と木の根の連続で要注意箇所が続く。檜洞丸に昼過ぎに到着し、約1000mの急な下りで3時過ぎに西丹沢ビジターセンター着。表丹沢はハイキング気分だが西丹沢は立派に山岳の雰囲気が残っていた。中川温泉に1泊して解散。

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2022年

11月

01日

2022/10/31 滝子山

【日程】2022年10月31日(日)

【山域】滝子山

【メンバー】M森、I出

【内容】

8:40 笹子駅発、寂ショウ尾根を登る

11:50 滝子山 1616m

12:20 滝子山発、浜立尾根を下る

15:20 笹子駅着  

 滝子山は交通の便が良く、標高差1000mあり、上部は適度な急登でトレーニング向き。夏から調子が悪かった脚の回復具合を確認に登った。

 寂ショウ尾根の入り口には、「危険、ロープ、ハーネス着用」といった新しい注意標識があった、事故でもあったのだろうか。北アルプスの大キレットや戸隠山などに比べれば難易度は低いように思う。

 寂ショウ尾根(下りの浜立尾根もそうだが)は下生えが少なく、すっきりとした斜面。紅葉が見頃で、大量のどんぐりが落ちている。途中、シメジらしきキノコを見つけたが、確証がもてない。I出さんは鑑定用に持ち帰った。岩場が出てくるのは1300m付近から。岩はしっかりしていて、快適に登れる。

 山頂には十数名ほどの登山者。あいにく富士山は雲の中。

下山はI出さんが下ったことがある浜立尾根とした。かすかな踏み跡がある、部分的に急な下り。ちょっとしたルートファインディングが楽しめる。

 笹子に来たら、いつもの団子、日持ちなど考えていないような、シンプルな包装がむしろ良い。行動時間は以前と同程度で、脚の調子としてはまあまあだった。

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2022年

9月

20日

2022/9/11 米子沢

【日程】911()

【山域】中越 巻機山

【メンバー】AM(L),H(SL),

  Y,T,I()

【行程】桜坂駐車場発06000730

  右岸ナメ沢出合~0930上部ゴル

  ジュ帯※~1300二股~1400巻機

  山避難小屋~1630桜坂駐車場着

     ※中流部ゴルジュ入口のF8m

      部左岸の踏跡に、先に見える滝

      の巻道と勘違いして迷い込み、

急傾斜に密生する藪のトラバースに90分程度タイムロス。

 

『天気予報も目まぐるしく変化する中、好天予想が報じられた日曜日、より晴天が見込まれそうな日本海側の新潟県巻機山西面の米子沢を訪れました。

巻機山に源を発する米子沢は、中流部にかけていくつか比較的大きな滝を懸け、上流部は沢の代名詞ともなっている天空に続く美しい大ナメや、詰めも伸びやかな草原に導かれる、越後の美渓と称えられるとおりの明るく開放的で魅力溢れる沢でした。

当日の概要についいて、以下にご報告します。』

入下山地点となる桜坂駐車場は、略満車に近い盛況で、人気の山域であることが伺われる。米子沢の遡行者も多く、駐車後準備を整える僅かの間に五組程のパーティーが先行する。暫く上部へ林道を進み、最終堰堤上部より入渓する。

装備を付けていると、胸に“巻機山山岳救助隊”の名札の付いたカッターシャツを着た10名程のグループが登って来られ、お話を伺うと訓練山行とのことで、「滑り易い箇所もあるので気を付けて」とアドバイスをいただく。訓練の労いと「何かあったら宜しくお願いします」と挨拶を交わすが、後刻、実際にお世話になるとは想定外・・・。

砂防堰堤により堆積した土砂で伏流化していた流れも、遡行するに従い沢らしくなり、左手から直線上のナメ滝を落とす沢を併せると、やがて大滝の巻道に到る。その後も暫く滝が連続し、前半の核心部となっている模様で、優雅なナメや豪快な直瀑など多彩な渓谷美に浸りながら快適な?(切り立った懸崖やヌメヌメの滑滝ではお助け紐や残置スリングを有難く使わせていただく他,滑るナメではかなり腰が引けた状態での)遡行が続く。

行程も半ばに差し掛かり、沢が左に屈曲する辺りからは後半の連瀑帯に入る。ゴルジュ手前で、右壁にロープを伸ばしていた先行パーティーと登路が交錯したため、後側2名が待機したことで前後の間隔がやや開き、当方が右側から滝の上に抜けた地点から程近い左岸踏跡を先に見える滝の巻道と勘違いして迷い込む。暫く進むもトラバースする踏み跡は見つからず、かなりの大高巻きとなる懸念と、次第に藪も濃くなってきたため、一旦下りながらトラバースできそうな箇所を探すこととする。かなり下ったものの適所は見当たらず、そのうちに下から登ってきた他パーティーと合流して、トラバースするポイントを探すものの判然とせずウロウロしていたところ、ゴルジュ先の滝上で休憩していた件の救助隊の方々から、傾斜の緩そうな地点を指示いただいた他、うち何名かは急斜面の藪を漕ぎ、途中まで出向いて誘導いただくなど、大変ご厄介となった。(※正規ルートは水線どおしで、この踏み跡は以前の巻道?で、現在は歩かれていないとのこと。)

救助隊の方々にお礼を述べて、先行組の後を追う。結果的にゴ後半部分後半部分は拝めなかったものの、その後も多様な滝群や、豪雪に磨かれ発達したスラブ帯、中でも圧巻の大ナメなど、素晴らしい景観が次々と展開される中、二俣下部で長時間待たせてしまった3名とも合流し、先を急ぐ。

最上部は、緑の絨毯を敷き詰めたような開放的な草原状で、時季的には花と紅葉の端境期ながら、青空にもよく映え、ゴロリと昼寝をしたくなるような癒しの空間。避難小屋直下の水場で冷たく美味しい水を汲み、装備を解除して避難小屋へと向かう。

丁度小屋前で休憩中だった救助隊の皆さんに改めてお礼を述べて、途中のタイムロスもあり巻機山頂は割愛して井戸尾根経由で下山。当日の最高地点となるニセ巻機山からは、遮るもののない大展望を大いに楽しむ。上部の尾根筋は、そよぐ風も何処となく秋の気配も感じられ快適だったが、高度を下げるにつれ井戸壁辺りからは残暑の現実に引き戻された感で、汗だくの下山となった。

 

『参加者の足拵えは、フェルト3名に対してラバー2名でしたが、スラブ帯での安定感では、ラバーソールに軍配が上がったようでした。(番外編)

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2022年

9月

03日

2022/7/22 羅臼岳

【期間】2022/7/22(金)

【山域】知床 羅臼岳

【メンバー】M森、他1名

【行程】

7/22(金)曇り、稜線は霧

 4:50 木下小屋発 230m

 6:30 弥三吉水  780m

 7:30 銀冷水   1040m

 8:10 雪渓

 9:00 羅臼平   1350m

10:20 羅臼岳   1661m

14:50 木下小屋

【内容】

 八戸からフェリーで苫小牧へ渡り、北海道で8日間の行程で登山などを計画した。しかし期間を通して天候が不安定で、当初一泊で予定した羅臼岳へ登れたのは、北海道を離れる前日(日帰り)だった。

 天候待ちで、計3泊した木下小屋の管理人さんに見送られて出発。予報に反して曇天。美しい樹林帯で、登りやすい道。小屋の窓からヒグマを見かけたが、登山道ではヒグマの糞などの痕跡や、気配を感じることは無かった。

 羅臼平に出ると、テント場、フードロッカーがある。炊事場所とそれぞれ100m離すことが推奨されている。山の中の100mというのは以外に遠い感じがした。

 山頂直下まではさほど風を感じなかったのだが、山頂はとんでもない烈風、岩場で足下が安定せず、体があおられる感じ。太陽が雲越しに見える時もあったが、結局、稜線は霧に覆われ展望は得られなかった。

 今回購入した熊よけスプレーの使用期限内に、再訪したいところ。

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2022年

8月

14日

2022/8/6~9 烏帽子岳→水晶岳

【期間】2022 8/6(土)~8/9(火)

【山域】北アルプス、高瀬ダム→烏帽子小屋→水晶小屋→晴嵐荘→高瀬ダム

【メンバー】M森、他1名

【行程】

8/6(土)晴れ時々曇り

 8:20 高瀬ダム発

12:17 烏帽子小屋着、休憩

16:00 烏帽子岳

8/7(日) 晴れ時々曇り

 6:15 烏帽子小屋発

 9:19 野口五郎岳

10:05 真砂分岐

11:18 東沢乗越

12:06 水晶小屋、休憩

14:50 水晶岳

8/8(月)晴れ時々曇り

 5:50 水晶小屋発

 7:34 真砂分岐

 8:54 南真砂岳

10:34 湯俣岳

12:40 晴嵐荘

8/9(火)晴れ時々曇り

 6:37  晴嵐荘発

 9:20 高瀬ダム着

 

 学生時代の仲間と、ここ数年続けている「渋い山行」、昨年は光岳。今年は私が北アの百名山の中で五竜岳と共にまだ登っていない水晶岳へ。

 8/6(土)

 七倉の駐車場はほぼ一杯。タクシーで高瀬ダムへ。北ア三大急登とされるブナ立尾根を登る。木陰で、ジグザクの道自体はさほど急でなく登りやすい。烏帽子小屋の前はイワキキョウなどのお花畑。昔ながらの小屋だが、トイレはきれいで、手洗いの流しは広い。食堂はテーブル席。深夜、月が沈むと夏の大三角が頭上に、天の川もよく見えた。

 8/7(日)

 にせ烏帽子岳で日の出を迎えてから、小屋へ戻り朝食(5:30)、広い稜線を野口五郎岳へ。砂礫の中にコマクサが多い。東沢乗越まで小さな起伏が多い。もろい稜線を登って水晶小屋へ。ウッディな内装で、トイレは大変きれい。ただ、二階の梁が低く、何度も頭をぶつけた。水の乏しい稜線だが、夕飯のカレーお代わり自由には感激した。

 8/8(月)

 小屋前から美しい日の出が見られた。湯俣温泉への長い下り。真砂分岐から先、上部は展望が良く、下部の樹林帯は落ち葉でクッションが良く、歩きやすいが、登り返しもあり長い。それだけに、青嵐荘の温泉、ビール、その後の風通しの良い客室での昼寝は実に快適だった。噴湯丘付近の河原の温泉も、硫黄酸化細菌など初めて目にするもので、なかなか興味深かった。晴嵐荘はお酒の種類が豊富なのもうれしかった。

 8/9(月)

 高瀬ダムへ、緩やかな下り。ダムでタクシーが待っていた。電車に乗った松本は、連日34℃ほどの猛暑。山中の爽やかな風が懐かしかった。

 

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2022年

6月

07日

2022/6/4 針ノ木岳 マヤクボカール

【期日】 6/4(

【山域 山名】 北アルプス 針ノ木岳

【メンバー】 M(L)AM男,I()

【行程】 扇沢0620発~0750最終堰堤(H:1,700m)0940マヤクボ沢出合~1100台地上~1220マヤクボのコル~1310針ノ木岳13501430最終堰堤~扇沢1540

 

6月第一週の週末、今シーズンの滑り納めとの位置付けで針ノ木岳を訪れました。

雪渓上も雪崩跡や土砂の堆積も程殆ど見られないなど、雪の状態も良好で、特に山頂からのびやかに拡がるマヤクボカールの滑降は快適の一語でした。

以下、当日の概要につきご報告します。』

昨年の山行の際、大沢小屋経由の夏道はスキーの先端が枝に引っ掛かり難儀したとのことで、右岸作業道から針ノ木雪渓を目指す。

蓮華大沢出合の手前の最終堰堤からは、雪も上部へと繋がっていることが確認できたため兼用靴に履き替え、シール登高に切り替える。雪渓上は、意外にデブリや落石も少なく白く綺麗な状態で、滑走の期待も膨らむ。高度を上げるにつれ、背後の爺ヶ岳も少しずつその均整のとれた容姿を現し、存在感を増してくる。

やがてマヤクボ沢出合に到り、右折して西側に進路をとる。進行方向が変わり、後方には徐々に根張り大きな蓮華岳が競り上がり、こちらもどっしりとした山容がとても印象的。なかなかの急登に、個人的にツボに宗旨替えして漸く辿り着いた台地末端からは、マヤクボカールの全景が見渡せた。カールの底を回り込めば、頂上直下より雪面が途切れることなく継続していることを確認する。

コルまで登り、雪のない稜線上を再び(三度)シートラで山頂へ。針ノ木山頂からは黒部湖を隔てての剱・立山連峰や、高瀬ダムの彼方に聳える槍ヶ岳などが圧巻。

暫し大パノラマを鑑賞の後、少し針ノ木峠側に降った地点に移動。カール末端まで続くスケールの大きな一枚バーンに、思い思いにシュプールを刻む。その後も出合までは、落石等による岩屑等もなく、快適な滑走が続く。やがて針ノ木雪渓に合流し、やや目立つようになった岩塊等を避けながら高度を下げる。

 最終堰堤でアプローチシューズに履き替え、往路同様ザックの横に張り出した兼用靴を枝に引っ掛けながらの道行きとなるが、左岸の割と歩きやすい切り開きを利用して扇沢に帰着した。

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2022年

5月

14日

2022/5/2~5 北ノ俣岳、薬師岳

【期間】2022/5/2(月)~5/5(木)

【山域】北アルプス、飛越新道~北ノ俣岳~薬師岳

【メンバー】M森、H間、Y本、O西、O西ヴォ

【行程】

5/2(月)晴れのち曇り、雪

  7:15 飛越林道 1380m地点 (土砂崩れで行き止まりの手前)発

  7:45 登山口発(飛越トンネル入り口)

 13:40 北ノ俣岳避難小屋(テント設営)2050m 流水あり

5/3(火)晴れ

 6:40 発

  9:00 北ノ俣岳2662m  東面を3本滑降、登り返し

 15:20 稜線戻り

 16:20 避難小屋着

5/4(水)晴れ

 5:10 発

 7:10 稜線

 8:20 太郎平小屋

 9:00 薬師峠

 11:30 避難小屋 2890m

 12:30 発

 13:00 薬師峠

 15:45 北ノ俣岳直下稜線

 17:00 避難小屋

5/5(木)晴れ

 5:30 避難小屋発

 9:40 車

5/2(月)

 飛越林道、どこまで車で入れるか?不安を抱きながら進む。標高1400m付近で土砂崩れで行き止まり。手前に20台弱ほど駐車していた。トンネル手前の登山口にも雪はほとんど無く、1時間ほど、板を背負って登る。尾根の傾斜は緩く、起伏もあり、帰路は快適に滑ってこれそうにない感じ。

 上層を気圧の谷が通過する予報で、避難小屋に着いた頃は曇天で、夜の初め頃に雪がぱらついた。当初は2日目、稜線にテントを上げる予定だったが、小屋前には流水があり、テントの移動や、水を作る労力を考え、テントは3日間、小屋脇のままとすることにした。

 夜中は快晴、LEDでイグルーが美しく光っていた。

5/3(火)

 6時半で-10℃と冷え込んだ北ノ俣岳まで登り、東面、黒部源流を3本滑る。最後に滑った、山頂から南東の斜面は、傾斜は緩いが広く、雪質が良く、爽快な滑りを楽しめた。

 避難小屋への戻りは、稜線下は雪が少なく、ハイマツの中をしばらく板を背負って下る。探すと稜線直下から雪が続いている箇所があったようだ。部分的に北ノ俣川に面して急斜面の狭いトラバースがあり、やや緊張する箇所もあった。

 気温が上がり、夜間、星の写真を撮っている時には、昨晩より数℃暖かかった。

5/4(水)

 薬師岳までの長い一日。天気は良いが、稜線は風が強そう、山頂上部にはちょっと不気味な雲がかかっている。北ノ俣岳から休業中の太郎平小屋まではゆるい登り返しがある、シール付けなくても大丈夫。山頂手前の避難小屋(屋根はなく、壁も3方のみ、2~3人で風よけになる程度)まで登ると、突然風が強くなる。まさに烈風。山頂まで行って、カール滑降ルートを探そうなどという余裕は無くなってしまい、往路を戻る。下ると風は収まり、峠まで快適な滑り。峠から北ノ俣岳までが長い。3時間40分ほどだったが、傾斜の緩い、起伏のある尾根で、山スキー向きでない。往復12時間の疲れで、この晩は星の写真をとることなく寝てしまった。

5/5(木)

 待望?の下山日。テレマークのH間さんはシールを付けて下る。これがなかなかスムースだった。山スキーでは前倒するのが怖くて、シール付けての下りは避けたく、最初少し滑っただけで、残りは板を背負って下った。

 車について、靴を脱ぐとまさに至福の瞬間。打保谷川の美しいエメラルドグリーンの流れを眺めながら帰路についた。

 今年のGWは天候が良く、昨年まで天候不良やコロナで見送っていた北ノ俣、薬師岳を滑ることが出た。久しぶりの重荷、テント生活で充実した山行だった。

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2022年

4月

12日

2022/04/09~04/10会津駒ケ岳

【期間】2022年4月9日(土)~10日(日)

【山域】会津駒ケ岳

【メンバー】M森、H間、Y本、O西S、O西W、I松、I出

【行程】4/9(土)

8:30会津駒ケ岳登山口

12:00標高1580m

14:40 会津駒ケ岳山頂

4/10(日)

7:30 御神楽沢へ。1800mまで滑って登り返し。

9:20幕営地着。

10:00 下山

12:00 登山口着

 

1日目 
登山口から頂上までは尾根の夏道沿い。
林道からしばらく行くと階段が現れ、スキーをザックに付けしばらく急な登りを進む。さらにシール登高で標高1280mまでは急登。気温は上がり雪はシャーベット状。シールがきかずにせっかく登った分もずるずると下がってしまうこともあった。
ゆっくり着実に高度を上げ、午後をまわって会津駒ケ岳山頂。北斜面を少し下がった木の間に幕営。

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2022年

2月

23日

2022/2/5 上州武尊

【期日】2022年2月5日(土)

【山域】上州武尊

【メンバー】Y本、M浦、I出、T本、E戸、A部、Y氏、H瀬、M森

【行程】

  9:00  オグナ武尊スキー場 1810m

  9:50 前武尊 2040m、剣ヶ峰コルでピットチェック

 10:40  荒砥沢 1750m まで滑降、登り返し

 12:00 再度、1750mまで滑降、登り返し

 14:20 十二沢滑降

 15:00 ゲレンデ

 小雪が降り続けた寒い一日でした。

 

7時半頃、スキー場センターハウスにマスクをして集合。登りの南向き斜面は、小雪舞う曇天と新雪のおかげでいつもはスキークトーがほしくなる中間部も楽に登れました。

 いつもは賑やかな前武尊頂上に人がいなくて記念写真のカメラを頼めませんでした。

剣ヶ峰コル付近で3班に分かれてピットチェック。

 荒砥沢を5人づつの2パーティーに分け間を開けて1,750mまで滑走。コルまで登り返してもう1本。滑走中、他に人なし、パウダー良好で荒砥沢、最高、こんな良いのは10年間で2回等の声が聞かれた。

 2本目の登り返しで、やっとスノーボードとスキーの混合パーティーの人達と遭遇。

ラストの斜面が広い十二沢にも人がいない。2パーティーに分かれてパウダー斜面を独占。とにもかくにも楽しい1日でした。(M浦)

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2022年

2月

16日

2022/02/11,12 吾妻 谷地平

【期日】 2/11(),12(

【山域 山名】 吾妻連峰 谷地平

【メンバー】 M森,I()

【行程】 2/11():高湯温泉0730発~1000賽の河原~1130硯石~1300五色沼コル~1340大倉深沢(H:1,780m)1450同左岸尾根(H:1,760m)1530谷地平(H:1,580m)1730谷地平避難小屋()

212():小屋0640発~0940五色沼コル~1040五色温泉ルート落口~1120硯石~1210旧スキー場分岐~1240旧高湯温泉スキーゲレンデトップ~高湯温泉1330

 

『二月上旬の三連休、吾妻連峰東麓の高湯温泉を基点に、五色沼の西側に拡がる谷地平を訪れました。有雪期初見の大倉深沢左岸尾根は密な針葉樹林帯で難儀しましたが、この時期としては希有な穏やかな日和にも恵まれて、深雪と静寂の空間に浸ることができました。

大切に使われている谷地平避難小屋で快適な一夜を過ごさせていただき、翌日の五色沼北側鞍部から家形山避難小屋方面への滑走は、雪も良くツアーのハイライトとなりました。

以下、両日の概要を報告します。』

駐車場裏手より吾妻スカイライン除雪終了地点へとショートカットを試みるが、道路との段差等に阻まれ迷走気味。冬季閉鎖ゲート先の夏道に沿って、随所に付けられている慶応吾妻山荘のテープと家形山への古の指導標に導かれ高度を上げる。

スカイラインを横断し賽の河原?らしき所を通過すると、気付かぬままに旧スキー場からのルートと合流。表示のある井戸溝を通過すると、やや勾配を増す。

家形山避難小屋との分岐付近より傾斜の増した斜面を登ると、五色沼を見下ろすピークに到達。沼は一面雪原で、魔女の瞳は未だ深い眠りの中。翌日の家形避難小屋への分岐を過ぎ、微妙な傾斜のトラバースの後に西側コルに到る。

谷地平側に密生する大シラビソの原生林を前に、大倉深沢源頭の沢状地形の始まる地点まで暫し快適滑走を楽しむが、予想以上に幅が狭く、深さもありそうなため、再度シールを装着し左岸を巻き気味に登高。更に一本沢を横断して目当ての尾根に乗った地点から再度の滑走。密な植生に四苦八苦しつつも、徐々に狭い樹間にも慣れ深雪と戯れ(に埋ま)る。 

やがて、傾斜も緩み三度のシール装着。湿原に入ると小沢の横断等に時間を要する。最後は大倉川支流の姥沢をブリッジで左岸に横断し、漸く谷地平避難小屋に到着。中二階の冬季出入り口より小屋に入る。若干雪が吹き込んでいるものの大切に利用されている様子で、管理の行き届いた小屋を有り難く使わせていただく。

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2022年

1月

25日

2022/1/23 東谷山

【山域】東谷山 1554m

【期間】2022/1/23(日)

【メンバー】I出、M浦、Y本、S﨑、O田、M森(記)

【内容】

9:00 二居集落発 800m

12:30 東谷山

 二班に分かれてピットチェック

13:40 東谷山発 1554m

15:15 貝掛温泉入り口着 750m

 今シーズン入会したY本さんは、先週の平標山に続く参加。出発前に、下山口の貝掛温泉入り口に車を置きに行く。最近はこちらから入る人の方が多いのか、駐車スペースは8割がた埋まっていた。

 二居集落から先はしっかりしたトレースがついていて、ラッセルなし。痩せ尾根部は北側斜面を迂回したりして、ここで時間を要したようだ。太陽には日傘がかかってきたが、山頂からの展望は良く、巻機山や越後三山の真っ白な斜面が目を引く。山頂の北側で二班に分かれてピットチェック。積雪は3m以上。いずれも70cmほど下に凍結層があるが、そこから雪崩れる恐れは小さいだろうとの判断だった。

 前泊した二居Pでは朝方は-10℃だったが、日本海の低気圧の影響か、登っているときは南寄りの風で気温は高めに感じた。そのためか、雪はやや重め。ある程度スピードに乗らないとターンしにくい感じだった。樹林も、もう少し疎らならいいのに~と思うが、そうした条件下で滑るのもそれなりに楽しい。

 貝掛温泉入り口についた時には、車はほとんど無くなっていた。

 

 

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2021年

12月

09日

2021/12/5日光白根山、東陵

【山域】日光白根山 2578m、東陵

【期間】2021/12/5(日)

【メンバー】M森、H間、A部

【内容】

 6:30 菅沼登山口、駐車場発 1770m

 10:50 樹林帯を抜ける 2350m

 12:20 ロープ出す2510m

 13:50 終了点、山頂登山道

 14:10 下山開始

 16:00 駐車場

  駐車場の積雪は10cm程、弥陀ケ池周辺は凍結していてアイゼンを付ける。五色沼の先から、登山道を離れ、左手の樹林帯を登る。山頂直下の”大岩”を右に巻くルートもある様だが、今回は左手の谷沿いを登る。

 登山道直下で、斜度が急な個所があり、ブッシュを支点にロープを出す。積雪は40cm程、雪の下はブッシュで足元が不安定。登山道までは50mロープで届く位置だった。風は弱く、快晴、男体山は黒々としていて、雪は無いようだった。登山道には適度に雪が残り、駐車場までアイゼンを付けたまま、サクサクと快適に下ることが出来た。

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2021年

11月

25日

2021/11/20~22 立山(室堂)

【山域】室堂~剣沢

【期間】2021/11/20(土)~22(日)

【メンバー】M森、H間、A部、I崎、M浦、Y氏、A井(2名テレマーク)

【概要】

 11/20 晴れ

  11時半 室堂ターミナル発

 14時  室堂山

 15時前 室堂ターミナル

 16時頃 雷鳥荘(宿泊)

11/21  晴れのち曇り

         740分 雷鳥荘発

       11時   別山乗越着

       1350分 別山乗越発

 

       1610分 雷鳥荘(宿泊)

 11/22  雲り

   8時   雷鳥荘発

         850分 室堂ターミナル

【内容

 11/20(土)

室堂ターミナル付近の積雪は数十㎝程度。ターミナル付近でビーコン練習を行う.正常に動作しないビーコンが見つかるなど、シーズン初めの確認の重要性を感じた。その後、室堂山を往復。富山平野は雲海に覆われ、槍ヶ岳まで見える好天。雪は少なめながら、北面のためか、雪質はよく、滑りを楽しめた。雷鳥荘は昨年11月より宿泊者が多く、スキー置き場が一杯になっていた。

11/21(日

  朝から雲が多いものの、稜線の視界は良好。雷鳥沢は昨年11月より雪が少ない様に見    えたが、予定通り別山乗越へ登る。反対側の剣沢は新雪状態で、十分な積雪量。上部100m弱程度の高差を3本ほど滑った。風が強まり、稜線沿いは風にあおられて歩くのが困難なほどだった。帰路の雷鳥沢は、下部は雪が少なく、途中から板を背負った。天候は下り坂だが、夜中は意外と晴れ間が広がり、外気温は3℃ほど。月明かりの下、星座写真を撮影することが出来た。

 11/22(月

 3泊の計画だったが、朝から悪天の予想だったので、宿泊をキャンセルし、室堂へ下山、黒部ダムまで下りてくると、雨が降ってきた。

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