2022年
6月
07日
火
【期日】 6/4(土)
【山域 山名】 北アルプス 針ノ木岳
【メンバー】 M森(L),A部M男,I松(記)
【行程】 扇沢0620発~0750最終堰堤(H:1,700m)~0940マヤクボ沢出合~1100台地上~1220マヤクボのコル~1310針ノ木岳1350~1430最終堰堤~扇沢1540着
『6月第一週の週末、今シーズンの滑り納めとの位置付けで針ノ木岳を訪れました。
雪渓上も雪崩跡や土砂の堆積も程殆ど見られないなど、雪の状態も良好で、特に山頂からのびやかに拡がるマヤクボカールの滑降は快適の一語でした。
以下、当日の概要につきご報告します。』
昨年の山行の際、大沢小屋経由の夏道はスキーの先端が枝に引っ掛かり難儀したとのことで、右岸作業道から針ノ木雪渓を目指す。
蓮華大沢出合の手前の最終堰堤からは、雪も上部へと繋がっていることが確認できたため兼用靴に履き替え、シール登高に切り替える。雪渓上は、意外にデブリや落石も少なく白く綺麗な状態で、滑走の期待も膨らむ。高度を上げるにつれ、背後の爺ヶ岳も少しずつその均整のとれた容姿を現し、存在感を増してくる。
やがてマヤクボ沢出合に到り、右折して西側に進路をとる。進行方向が変わり、後方には徐々に根張り大きな蓮華岳が競り上がり、こちらもどっしりとした山容がとても印象的。なかなかの急登に、個人的にツボに宗旨替えして漸く辿り着いた台地末端からは、マヤクボカールの全景が見渡せた。カールの底を回り込めば、頂上直下より雪面が途切れることなく継続していることを確認する。
コルまで登り、雪のない稜線上を再び(三度)シートラで山頂へ。針ノ木山頂からは黒部湖を隔てての剱・立山連峰や、高瀬ダムの彼方に聳える槍ヶ岳などが圧巻。
暫し大パノラマを鑑賞の後、少し針ノ木峠側に降った地点に移動。カール末端まで続くスケールの大きな一枚バーンに、思い思いにシュプールを刻む。その後も出合までは、落石等による岩屑等もなく、快適な滑走が続く。やがて針ノ木雪渓に合流し、やや目立つようになった岩塊等を避けながら高度を下げる。
最終堰堤でアプローチシューズに履き替え、往路同様ザックの横に張り出した兼用靴を枝に引っ掛けながらの道行きとなるが、左岸の割と歩きやすい切り開きを利用して扇沢に帰着した。
2022年
2月
23日
水
【期日】2022年2月5日(土)
【山域】上州武尊
【メンバー】Y本、M浦、I出、T本、E戸、A部、Y氏、H瀬、M森
【行程】
9:00 オグナ武尊スキー場 1810m
9:50 前武尊 2040m、剣ヶ峰コルでピットチェック
10:40 荒砥沢 1750m まで滑降、登り返し
12:00 再度、1750mまで滑降、登り返し
14:20 十二沢滑降
15:00 ゲレンデ
小雪が降り続けた寒い一日でした。
7時半頃、スキー場センターハウスにマスクをして集合。登りの南向き斜面は、小雪舞う曇天と新雪のおかげでいつもはスキークトーがほしくなる中間部も楽に登れました。
いつもは賑やかな前武尊頂上に人がいなくて記念写真のカメラを頼めませんでした。
剣ヶ峰コル付近で3班に分かれてピットチェック。
荒砥沢を5人づつの2パーティーに分け間を開けて1,750mまで滑走。コルまで登り返してもう1本。滑走中、他に人なし、パウダー良好で荒砥沢、最高、こんな良いのは10年間で2回等の声が聞かれた。
2本目の登り返しで、やっとスノーボードとスキーの混合パーティーの人達と遭遇。
ラストの斜面が広い十二沢にも人がいない。2パーティーに分かれてパウダー斜面を独占。とにもかくにも楽しい1日でした。(M浦)
気象庁HP
2022/2/5 9時
日本付近は冬型、上州武尊では風は弱く、太陽がぼんやり見える時間帯も。荒砥沢の気温は-8℃ほどど低かった。
高知大学HPより
2022/2/5 9時、可視画像
日本海側は雪雲に覆われ、関東平野は晴れ、冬型の雲。
2022年
2月
16日
水
【期日】 2/11(金),12(土)
【山域 山名】 吾妻連峰 谷地平
【メンバー】 M森,I松(記)
【行程】 2/11(金):高湯温泉0730発~1000賽の河原~1130硯石~1300五色沼コル~1340大倉深沢(H:1,780m)~1450同左岸尾根(H:1,760m)~1530谷地平(H:1,580m)~1730谷地平避難小屋(泊)
212(土):小屋0640発~0940五色沼コル~1040五色温泉ルート落口~1120硯石~1210旧スキー場分岐~1240旧高湯温泉スキーゲレンデトップ~高湯温泉1330着
『二月上旬の三連休、吾妻連峰東麓の高湯温泉を基点に、五色沼の西側に拡がる谷地平を訪れました。有雪期初見の大倉深沢左岸尾根は密な針葉樹林帯で難儀しましたが、この時期としては希有な穏やかな日和にも恵まれて、深雪と静寂の空間に浸ることができました。
大切に使われている谷地平避難小屋で快適な一夜を過ごさせていただき、翌日の五色沼北側鞍部から家形山避難小屋方面への滑走は、雪も良くツアーのハイライトとなりました。
以下、両日の概要を報告します。』
駐車場裏手より吾妻スカイライン除雪終了地点へとショートカットを試みるが、道路との段差等に阻まれ迷走気味。冬季閉鎖ゲート先の夏道に沿って、随所に付けられている慶応吾妻山荘のテープと家形山への古の指導標に導かれ高度を上げる。
スカイラインを横断し賽の河原?らしき所を通過すると、気付かぬままに旧スキー場からのルートと合流。表示のある井戸溝を通過すると、やや勾配を増す。
家形山避難小屋との分岐付近より傾斜の増した斜面を登ると、五色沼を見下ろすピークに到達。沼は一面雪原で、魔女の瞳は未だ深い眠りの中。翌日の家形避難小屋への分岐を過ぎ、微妙な傾斜のトラバースの後に西側コルに到る。
谷地平側に密生する大シラビソの原生林を前に、大倉深沢源頭の沢状地形の始まる地点まで暫し快適滑走を楽しむが、予想以上に幅が狭く、深さもありそうなため、再度シールを装着し左岸を巻き気味に登高。更に一本沢を横断して目当ての尾根に乗った地点から再度の滑走。密な植生に四苦八苦しつつも、徐々に狭い樹間にも慣れ深雪と戯れ(に埋ま)る。
やがて、傾斜も緩み三度のシール装着。湿原に入ると小沢の横断等に時間を要する。最後は大倉川支流の姥沢をブリッジで左岸に横断し、漸く谷地平避難小屋に到着。中二階の冬季出入り口より小屋に入る。若干雪が吹き込んでいるものの大切に利用されている様子で、管理の行き届いた小屋を有り難く使わせていただく。
翌日は往路をトレースし、1,796ピークまで登り上げ、高度を維持しつつ東進して五色沼西側鞍部に到る。一段降って五色温泉へのルートの落ち口に登り返す。
家形山避難小屋までは、快適パウダーを堪能しつつ高度を下げる。樹林の中の地味な避難小屋を見逃すが、夏道に復帰し所々僅かな登りも交えて硯石で往路に合流。
慶応山荘分岐付近よりは良くスキーも滑り、井戸溝を.横断。賽の河原手前より左手に進路を採るが、やや北に寄り過ぎたため東に軌道修正しつつ進むと、トレースや赤布も現れ旧スキー場トップへと導かれる。
クローズ後15年程度?経過したゲレンデは多少藪化が進んだものの程良い斜面が下部まで続き、やや重パウダーに自在にシュプールを刻む。最後はスカイラインのゲート最初のヘアピンカーブに乗り上げ、堰堤工事により除雪され薄く雪の残った路上をゲートに滑り込む。ゲートからは、往路迷走系だったこともあり、スキーを担いで道路を歩くが、結構長い道のりに・・・。
2022年
1月
25日
火
【山域】東谷山 1554m
【期間】2022/1/23(日)
【メンバー】I出、M浦、Y本、S﨑、O田、M森(記)
【内容】
9:00 二居集落発 800m
12:30 東谷山
二班に分かれてピットチェック
13:40 東谷山発 1554m
15:15 貝掛温泉入り口着 750m
今シーズン入会したY本さんは、先週の平標山に続く参加。出発前に、下山口の貝掛温泉入り口に車を置きに行く。最近はこちらから入る人の方が多いのか、駐車スペースは8割がた埋まっていた。
二居集落から先はしっかりしたトレースがついていて、ラッセルなし。痩せ尾根部は北側斜面を迂回したりして、ここで時間を要したようだ。太陽には日傘がかかってきたが、山頂からの展望は良く、巻機山や越後三山の真っ白な斜面が目を引く。山頂の北側で二班に分かれてピットチェック。積雪は3m以上。いずれも70cmほど下に凍結層があるが、そこから雪崩れる恐れは小さいだろうとの判断だった。
前泊した二居Pでは朝方は-10℃だったが、日本海の低気圧の影響か、登っているときは南寄りの風で気温は高めに感じた。そのためか、雪はやや重め。ある程度スピードに乗らないとターンしにくい感じだった。樹林も、もう少し疎らならいいのに~と思うが、そうした条件下で滑るのもそれなりに楽しい。
貝掛温泉入り口についた時には、車はほとんど無くなっていた。
気象庁HPより
2022/1/23 9時
本州中部は高気圧に覆われているが、東シナ海に前線伴う低気圧があり、東進。日本海に低気圧がある。
湯沢 -2.2℃、南南東の風2.6m/s
積雪181cm
稜線では南寄りの風で暖かく感じた
日本気象協会HPより
2022/1/23 9時
前線に伴う雲が西日本に広がってきている。東谷山は晴れていたが、下山する頃には薄曇りになっていた。
2021年
12月
09日
木
【山域】日光白根山 2578m、東陵
【期間】2021/12/5(日)
【メンバー】M森、H間、A部
【内容】
6:30 菅沼登山口、駐車場発 1770m
10:50 樹林帯を抜ける 2350m
12:20 ロープ出す2510m
13:50 終了点、山頂登山道
14:10 下山開始
16:00 駐車場
駐車場の積雪は10cm程、弥陀ケ池周辺は凍結していてアイゼンを付ける。五色沼の先から、登山道を離れ、左手の樹林帯を登る。山頂直下の”大岩”を右に巻くルートもある様だが、今回は左手の谷沿いを登る。
登山道直下で、斜度が急な個所があり、ブッシュを支点にロープを出す。積雪は40cm程、雪の下はブッシュで足元が不安定。登山道までは50mロープで届く位置だった。風は弱く、快晴、男体山は黒々としていて、雪は無いようだった。登山道には適度に雪が残り、駐車場までアイゼンを付けたまま、サクサクと快適に下ることが出来た。
日本気象協会HPより
2021/12/5 9時
日本海の高気圧に覆われ、全国的に晴天だった。
日本気象協会HPより
2021年
11月
25日
木
【山域】室堂~剣沢
【期間】2021/11/20(土)~22(日)
【メンバー】M森、H間、A部、I崎、M浦、Y氏、A井(2名テレマーク)
【概要】
11/20 晴れ
11時半 室堂ターミナル発
14時 室堂山
15時前 室堂ターミナル
16時頃 雷鳥荘(宿泊)
11/21 晴れのち曇り
7時40分 雷鳥荘発
11時 別山乗越着
13時50分 別山乗越発
16時10分 雷鳥荘(宿泊)
11/22 雲り
8時 雷鳥荘発
8時50分 室堂ターミナル
【内容】
11/20(土)
室堂ターミナル付近の積雪は数十㎝程度。ターミナル付近でビーコン練習を行う.正常に動作しないビーコンが見つかるなど、シーズン初めの確認の重要性を感じた。その後、室堂山を往復。富山平野は雲海に覆われ、槍ヶ岳まで見える好天。雪は少なめながら、北面のためか、雪質はよく、滑りを楽しめた。雷鳥荘は昨年11月より宿泊者が多く、スキー置き場が一杯になっていた。
11/21(日)
朝から雲が多いものの、稜線の視界は良好。雷鳥沢は昨年11月より雪が少ない様に見 えたが、予定通り別山乗越へ登る。反対側の剣沢は新雪状態で、十分な積雪量。上部100m弱程度の高差を3本ほど滑った。風が強まり、稜線沿いは風にあおられて歩くのが困難なほどだった。帰路の雷鳥沢は、下部は雪が少なく、途中から板を背負った。天候は下り坂だが、夜中は意外と晴れ間が広がり、外気温は3℃ほど。月明かりの下、星座写真を撮影することが出来た。
11/22(月)
3泊の計画だったが、朝から悪天の予想だったので、宿泊をキャンセルし、室堂へ下山、黒部ダムまで下りてくると、雨が降ってきた。
気象庁HPより
2021/11/20 9時
沿海州の高気圧が本州に張り出し全国的に天気が良かった。
2021/11/21 9時
日本海西部を低気圧が東進。西日本は雨が降り出した。立山では、深夜まで晴れ間が出て、星座写真を撮影できた。
2021/11/22 9時
寒冷前線が西日本を東進、全国的に雨だった。